もうすぐ終了してしまうのですが、昨年春に奈良で開催し、話題となった表題の写真展が、宝塚市によって復活しました。
奈良の展示の様子⇛ならまち通信(写真が見れます)
上條道夫氏撮影の展示内容に加え、『空が青いから白をえらんだのです 奈良少年刑務所詩集』(長崎出版)から抜粋した詩と解説のパネルも展示されます。
刑務所建築は凝ったレンガ建築が多く、圧倒的なインパクトがあります。長崎の諫早にあった旧長崎刑務所が07年に一部公開され話題となりました。
【参照サイト:デイリーポータルZ】
長崎刑務所同様、築百年に及ぶ荘厳な煉瓦建築です。関西方面の方、写真とはいえ一見の価値があると思います。
会期:5月30日(月)~6月10日(金) ※6月4日(土)・5日(日)は休館
時間:9:00~17:30
場所:宝塚市役所(兵庫県宝塚市東洋町1番1号)1階市民ホール
(阪急今津線「逆瀬川」駅東口徒歩14分/「逆瀬川」・「宝塚」駅よりバス)
料金:無料
主催:宝塚市(問合せ:人権男女共同参画課)
(開催案内より)
奈良少年刑務所は築百年になるというレンガ造りの壮麗な建物です。その中では、2007年から全国でも奈良少年刑務所のみで行われている先進的更生教育「社会性涵養プログラム」が実施されています。その指導の一環として受刑者である受講生たちは詩を書きました。他者とのコミュニケーションに不慣れな受刑者たちが書いた詩が、これまで語られることのなかった彼らの心象を語り、彼らが生きてきた家庭や社会を露わにしています。
受刑者の本当の意味での更生がはじまるのは、刑を終えて出所し、社会に戻ってきたときであり、出所した人が二度と刑務所へ戻ることがないように、そして犯罪自体をなくしていくためには、社会として取り組んでいく必要があります。犯罪の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深めるため、パネル展を開催します。