千葉県船橋市の小学校の校長先生であった、手塚博禮先生が若かりし日に撮影された貴重な写真! 時は正に昭和30年代。「元気な昭和」の申し子たちの笑顔の輝きを見るだけで、そこはかとなく元気が湧いてくるのです。
朝の通学の女の子達。下駄履きの明るい笑顔、明日担う。
千葉のとある小学校。当時のマンモス小学校は、みんなこんな風情でした。
”まぼろし小学校”の”まぼろし朝礼”です。クラスの数も、クラスの生徒の数も多かった。
気をつけ! 休め! じっと見ていると、先生の活声が聞こえて来るようです。
授業が始まりました! 当時の小学校は、大体45度の角度で腰を真直ぐ伸ばし、「ハイッ」と明るく手を上げていました。肘の伸び具合いで、時代が分かります。
給食の時間です。みんなで「いただきま〜す」と言う前の、空腹の子供にとっては苦痛のひととき。先生はなぜか、本を読んでいます。
パン、おかず、そして脱脂粉乳。学校給食の黄金の3点セットでした。
脱脂粉乳をちゃんと飲む子は偉かった!
給食でコッペパンじゃなくて食パンが出るのは、かなりモダンな学校でした。
当時の子供は、食事の時はひたすらもくもくと食べていました。
無理矢理アカンベーをされているわけではありません。懐かし病気、「トラホーム」の検査です。一時は児童の半数以上がかかった程の、伝説の眼病です。「トラコーマ」とも呼ばれていました。