看板収集していた写真フォルダーが見つからない男

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こんな看板標識がある。まあ、懐かしの都市伝説ですな。これはちょいとデザインがレアですが。チャリの主張が強い!

まあ、ほんとに蛇足ながらも説明すると、まだヤングには縁のない昭和の頃、政府はある公募をしました。『交通標識のデザインを一般公募するので、送ってくるべし』と。
そこで一念発起炎に火をつけた1人の冴えないカメラマンがいた。
一日中一眼レフ片手に街をさまようが、いい被写体に出会えない。そして黄昏も近くなった頃、彼は気がついたらシャッターを切っていた。
ソフト帽の男性に手を引かれ坂道を下る少女。
数分後には宵闇に支配されるこのタイミングで、最高の写真が撮れた。

急いで彼は公募事務局に写真を送った。写真は審査員連中に頗る評判が、デザイン画として加工され、すぐに看板標識として採用になり、通学路にペイントされたり、学校近くに配置された。

安い謝礼とはいえカメラマンは得意満面でテレビでも眺めつつタバコを吹かす。『俺も一人前だな』、そう嘯くと少女殺人事件という事件の文字がブラウン管に。犯人はもう捕まっているらしく、昭和らしくプライバシーもない。アップになった犯人と被害者の女の子の写真が映る。

──黄昏時の二人は君たちだったのか。一眼レフを叩きつけ枕に顔を押し付け大声で泣いた。

てな都市伝説というか与太話です。アレンジというか、いろんなバージョンがあるのでそれをただ、まあ勢いでキメラ化させた駄文で失礼。写真整理してたら上の写真が出てきたので、定期的に更新はしていこうという気概なので薄いテキストになりました。すいやせん。

ホーロー看板とかやりてぇーなー。

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このブログ記事について

このページは、戌嶋イヌヲが2015年5月10日 21:18に書いたブログ記事です。

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