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「あった、あったテレビ」タイトル

ノスタル爺
http://www.asahi-net.or.jp/~uy7k-ymst/index.html

アラーの使者


チックとタックの“あるあるテレビ”
団塊世代のオヤジ二人が飲み屋で懐かしのテレビを語っています。
立ち聞きしてみませんか。

チック 「千葉真一が主演していたヒーローものがあったろう?」
タック 「『七色仮面』だろう」
チック 「『七色仮面』じゃなくて……」
タック 「『アラーの使者』かい?」
チック 「そうそう、『アラーの使者』。七色仮面と違って鞍馬天狗型の覆面なんで、千葉真一とすぐわかる」(笑)
タック 「“目は口ほどにモノを言い”ってね。だけど偽のアラーの使者が現われても、誰もわからなかった」(笑)
チック 「昔はさァ、主役本人が吹替えなしにアクションしているんだよな。千葉真一のアクションってカッコよかったよな」
タック 「学生時代、体操の選手だったので、バック転したりしてね。波島進や大瀬康一じゃできない」(笑)

アラーの使者

タック 「ところで『アラーの使者』だけど、アラーってイスラム教の神だろう。なんでアラーなんだ、と思わなかった?」
タック 「別に気にしなかったなあ。『アラーの使者』の物語って、中東にあるカバヤン王国に伝わる財宝の隠し場所を巡って、正義のヒーローが正統な継承者であるココナツ殿下を助けて悪人と戦う話だろう。イスラム圏を舞台にしているから“アラーの使者”なんだと、素直に考えていたよ」
チック 「『月光仮面』にも似たような話があったよね」
タック 「“サタンの爪”が出てくるやつね。確かパラダイ王国だったね。それより『アラー……』のカバヤン王国だけど、提供がカバヤ製菓だったことを知ってる?」
チック 「知ってる、知ってる。“♪カバ、カバ、カバヤ。カバカバヤ〜”というCMソングがあったね。ピンク色のカバの格好をした宣伝カーが走っていたよ」
タック 「CMソングは知ってるけど、宣伝カーは知らないなあ」
チック 「ココナツ・キャラメルというのがあって、点数カードが入っていた……」
タック 「その点数を溜めて景品をもらうんだよね」
チック 「たいてい1点券だけど、5点券が入っていたらヤッタアてね。オレ、ココナツ・キャラメルの点数でエポック社の野球盤をもらったんだよ」
どこまでも続くオジさんたちの話です。


アラーの使者
キー局:NET
制作会社:東映テレビプロダクション、NET
放送期間:1960/7/7〜1960/12/27
原作:川内康範
キャスト:千葉真一、大前鈞、水島京子 他
放映時間:木曜日18:15〜18:45
提供:カバヤ製菓


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