ノスタル爺
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デン助劇場
チック 「最近、演芸番組ってないよね。それも、お芝居番組」
タック 「お芝居番組?」
チック 「藤山寛美の『松竹新喜劇』とか、間寛平や岡八郎が出ていた『吉本新喜劇』とかさ」
タック 「『吉本新喜劇』は、関西のローカル時間帯で今でも放送されているんじゃなかなあ」
チック 「昔はたくさんあったよね。『番頭はんと丁稚どん』、『スチャラカ社員』、『お笑い三人組』…、テレビを見ていて客席と一緒になって笑っていた」
タック 「『番頭はんと丁稚どん』は、面白かったよね。番頭が芦屋雁之助で、丁稚が大村崑、芦屋小雁、茶川一郎の三人」
チック 「10円ハゲの崑松が可笑しかったね。崑松が言う“10円もろた、10円もろた”は、オレたちも使っていた」
タック 「ところで、『デン助劇場』って憶えている?」
チック 「下町の酒好きの人の好いオヤジが主人公の人情喜劇だったね。デン助って、禿頭でギョロ目だったよね。それに、鼻の下が黒くて、ぐるっと口を囲むようなヒゲのメーキャップだった、あの役者、何デン助って云うんだっけ?」
タック 「違うよ、役名がデン助で、演じているのは大宮敏光。だけど、デン助しか演じないので、劇団名はデン助劇団」
チック 「『お笑い三人組』にゲスト出演してもデン助だったね」
タック 「スタイルもいつも同じ。メリヤスのシャツに腹巻きして、直接背広を着て、草履履き。頭をユラユラ揺らしながら歩いて来る」
チック 「今から考えると、あのスタイルは“寅さん”なんだよね。『男はつらいよ』は、デン助に影響を受けているのかな」
タック 「ドリフの加藤茶のハゲ親父の扮装もどこかデン助に似ているよ」
チック 「頭をユラユラで思い出したけど、番組の最後に“デン助人形”がプレゼントされていたね。オレ、あれが欲しくて毎週応募していた」
タック 「オレも……。役者=キャラクターとなると、いつも婆さん役のバッテン荒川もそうかな」
チック 「婆さん役だったら、博多淡海だよ。正座したまま、ピョーンと飛び上がって、ストンと降りてくる芸を得意としていた」
タック 「吉本新喜劇にいた木村進……?」
チック 「でなくて、親父の方。確か二代目じゃなかったかな」
と、どこまでも続くオジサンたちの話です。
『デン助劇場』
キー局:NET(現テレビ朝日)
放送期間:1959年4月11日〜
放送日時:土曜日20:00〜20:30
2003年5月13日更新
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