No.237 大晦日、招き猫に福頼み - ガラクタ共存記

237-1.JPG

今日31日で、今年も終わり‥‥でも、なにかすっぽりと抜けたように、例年とは違う年の瀬です。夏に義父が亡くなったので、我が家は喪中のため、年賀状もお正月飾りもない、ふだんよりちょっとだけ慌ただしさの少ない大晦日‥‥。

不謹慎ではありますが、正直、少し楽ちんです。喪中って、失った人を想う期間であると同時に、悲しみを抑えて頑張ってきた家族への、休息でもあるように思えました。

さて、今回は「来年は福を招いてね!」という願いをこめて、棚に飾ってあった招き猫を取り出して、虫干しもかねてパチリ。

237-2.JPG

前列の3匹は、いずれも素焼きに胡粉を塗った、素朴な泥人形です。左と真ん中は、「大入」と書かれた千両箱でしょうか、その上には小判らしきものが積まれ、それを踏み台にして福を招いているという景気の良さ。今は右のような、大判を抱えて招いている方が一般的でしょうか。高さは、右の猫さんで10センチほどです。

しかし、真ん中手前の猫さん、目が細いせいか、ちょっと怖い顔で、福が来てくれるかどうか不安になる‥‥。もしかしたら、昔はこんな顔の方が、一般的だったのかもしれませんね。

この子たちと、棚の上でずっと一緒に並んでいる、ビートたけしさんの招き猫、「たけし猫招き」にも出てきてもらって、久しぶりの記念写真。 テレビ番組「天才・たけしの元気が出るテレビ!」で登場したものですが、もはや懐かしいグッズになってしまいましたね!

237-3.JPG

そうそう、愛用しているカメラを修理に出したら、セピア色での撮影ができる機能が追加されて、戻ってきました。楽しくなって、遊びまわる娘やきれいな風景、それに大好きなガラクタたちを、片っぱしからセピアモードで撮りまくっている年の瀬です。


【 お ま け 】 

昨日は久しぶりに家族3人で、川に出かけてきました。年末の川辺から見た東京は、とても静かで、青い空が美しかったです。

237-4.JPG

来年が、みなさまにとっても、わが家にとっても、よい年となりますように。

そして心身ともに元気に過ごせますよう、お祈りしています。 

236-1.JPG

師走ということもあるのか、ここしばらく本当に忙しい毎日が続いています。

そんな合間を縫って、古いモノに癒されたくなり、ふとひきだしを開けてみると、見つかったのが写真のサンタさんとキューピーさん、それに昔のせっけん箱を思わせる、何ともカラフルなベッド。キューピーさんの長さは75ミリ、両腕はタコ糸で結ばれた、素朴な可動式です。

セルロイド独特の、押したらペコリとつぶれてしまいそうな頼りなげなところが、今の丈夫そうなプラ製品との大きな違い。褪せたような色合いと、手に乗せたときの軽さに、何とも言えぬあたたかい、優しげなものを感じて、ほっこりと癒されたものでした。


‥‥いや、もう、本当に毎日忙しい。

なぜ?

自分の手際の悪さなのか、何なのか、毎日走り続けている感じです。

ほとんどは娘の幼稚園関係で、お遊戯会(歌って踊る練習アリ!)ともちつき大会(父兄総出で準備アリ!)を終えて、今週は終業式と、息をつかせない過密スケジュール。そして、来週には新年‥‥あっという間ですね。

幼稚園では、それに加えて病気の季節。水疱瘡、リンゴ病、インフルエンザなど、など。お休みのお子さんも多く、お母さん方もご苦労が絶えないことでしょうね。冬になる前は、確か天気予報で暖冬といっていたのに、この寒さですし、親御さんたちの体調も心配になってきます。

ともあれ、今年も残りわずかです。ラストスパート、頑張りましょう! 

あと、少し早いですが、メリークリスマス! 

娘はクリスマスプレゼントに、プリキュアの、え~と‥‥何だかが欲しいといってましたが、まだ準備していません。急がなければ‥‥。

No.235 硯箱の菓子型になぐさめられる - ガラクタ共存記

235-1.JPG 

11月も終わろうとしているこの時期、子供が病気になりました。それも一つではなく、お腹の風邪に続いて、セキが止まらなくなり、その上今朝は「歯が痛い~」と泣くので、お医者様に連れて行ったら、なんと中耳炎。

少し前から、幼稚園では水疱瘡が流行していたことも手伝って、あわてて朝から小児科だ、耳鼻咽喉科だと駆けまわったので、もうこちらが倒れそうになってしまいました。さらに、来月のお遊戯会で父兄が歌う曲の暗記までせねばならず、次々とたたみかけられて、目がまわりそうでした。

235-2.JPG

そんな忙しいさなか、ふとガラスケースの中にいた、このお菓子の木型が目に入りました。そのくすんだ木の肌の色合いに、「ちょっと一息入れて、落ち着いてみたら?」とでも、私にいっているかのように感じられたのです...。

手に取ってみると、さらさらと目のつんだ木の感触と、ちょっと懐かしくなるような香り。そして、凛と背筋をのばしたかのように並んだ、硯や筆などの道具たちが彫られた雌型に、心洗われる思いがしたものです。 


とにかく、気持ちを切り替えて頑張りましょう。今年も残りわずかです。いろんなことがあった1年でしたが、最後の日には、自分に「頑張ったね」といえるように。 

前に戻る 5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15
...トップページへ







Powered by Movable Type 5.03