少女マンガ雑誌のふろくを紹介した旧サイトの人気連載「少女漫画 ふろくの花園」がリニューアル復活しました!

●新連載:少女漫画 ふろくの花園

●旧サイト:ふろくの花園 第1回~第14回

これまでの続きが読めます。時代を映し、さまざまな彩りをみせる「ふろくの世界」をお楽しみ下さい。

No.249 エキスポ復活! 前編 - ガラクタ共存記

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エキスポさんが、忘れもしない昨年2月11日に火事に遭われ(『大好きなエキスポが...』をご覧ください)、それを目にした瞬間の悲しさは、思い出してもつらくなるものがあります。その後、エキスポの"偲ぶ会"だった「EXPO 2.11 Carbonized」にうかがった時も、これからどうされるのか、とても心配だったものでした。

ある日、エキスポのオーナー、Kさんから久しぶりのメールが。開いてみると、「火事から1周年の2月11日に、エキスポ復活」とあってびっくり! すぐにはせ参じたい気持ちはやまやまでしたが、なかなかうかがう機会に恵まれず、ようやく6月13日土曜の夕方、娘を連れて自転車で行って来ました。

メールには、所番地もなにも書いていなかったので、たぶん前の場所だろうと思いつつ、いつもの路地を曲がると‥‥、ありました! 懐かしいEXPOの看板が! 
わずか1年で、よくぞここまで‥‥ご苦労、ご心労を思うと、涙ぐまずにはいられませんでした。

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近寄ってみると、
「ブッ!」
って、思わず吹き出しちゃいました。
だって、お店の中にデーンと、小さな消防自動車がいたんですから! 火事で焼け出されたことに引っ掛けられたのでしょう、なんというか、もう‥‥。このセンスには嬉しくなってしまいますねぇ。

辛気臭い(?)挨拶はヌキで、新しくスタートしたエキスポに、力いっぱい拍手と声援を送りたい、そんな気持ちになりました。もちろん気持ちだけでなく、お買い物もしましたよ!
娘は自転車を降りた瞬間から、消防車に瞳キラキラ。母親を尻目に、大喜びでずんずんと入っていくほどでした。お~い、遊園地ではないんだよ! ちなみにこの消防車、群馬県の消防団が使用していた、1967年製の車だそうです。

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黄色味がかった店内の照明も品物としっくりきて、前の店舗とは変わったものの、とてもよい感じ。エキスポならではのモノのセレクトと配置は健在で、楽しく、魅惑的な空間です。

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お店の奥から顔を出したAさんに、「こんにちは!」と2人でご挨拶。お元気そうな姿に、嬉しくなりました。

とり急ぎ、エキスポ復活のご案内です。
営業時間はこちらをご覧ください。12:00から20:00、定休日は月曜日と、以前と変わりません。
お近くにお寄りの際は、ぜひぜひお立ち寄りを。


【 お ま け 】

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テレビの「おねんどお姉さん」の影響で、最近粘土遊びに熱中している娘と、粘土でランチやお菓子を作ってみました。こねたり、ちぎったり、絵の具で色を塗ったり‥‥。手前が私作で、奥が娘のもの。だいぶ上手に思った形が作れるようになり、娘も楽しそうでした。

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5月も中旬以降の、この暑さは何でしょうか。初夏を通り越して、真夏のような日が続いています。
急激な気候の変化に、いったい何を娘に着せていいのか、自分自身の着るものにも悩んでしまいます。そして相も変わらず幼稚園、仕事とバタバタしていて、気ぜわしさに閉口しながらも、神保町は白山通りを歩いていた時のことです。

通りがかったお店の店頭に、視線が吸い寄せられました。ワゴンの中に並べられた品物のひとつ、何ともほっこり癒される、温かみのある色遣いと絵柄の吸引力は、かなり離れたところからでも、古いモノ好きを呼び寄せるほどの強烈さがありました。
近寄って手に取ると、写真のようなパッケージ。「十二支絵合せ 蔦谷喜一作画」とあります!

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とてもキレイだったので、一見「何かの復刻版かしら?」と思ってしまうほど。でも手に取ってよく見てみると、まごうかたなきホンモノの匂いがしたので、運命的な(?)出会いにニコニコしつつ、連れて帰ろうと店内へ。

応対に出られた店主さんにうかがうと、昭和40年代のモノだとか。こんな形での出会い、最近とんとご無沙汰していましたから、本当に嬉しくなりました。

帰宅してから箱を開けてみたら、ボール紙に刷られた短冊形のカードが、透明なセロファンにくるまれて入っていて、それぞれタイトル通り十二支の動物が描いてありました。
遊び方の説明書を読んでみると、3人以上で対戦して、5枚1組を集めるか、1月から12月までの干支を集めるゲームで、勝ち負けはカードに書かれた点数の合計や、組数の多少で決まるとのことでした。昔からある「家族合わせ」などの、カードゲームの変種とみていいみたいです。

絵柄と同じく、素朴で楽しそう。箱絵の男の子と女の子が晴着を着ていることや、十二支ということから考えると、カルタみたいに、お正月向けの遊びとして、考えられたものなのかもしれませんね。

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