No.235 硯箱の菓子型になぐさめられる

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11月も終わろうとしているこの時期、子供が病気になりました。それも一つではなく、お腹の風邪に続いて、セキが止まらなくなり、その上今朝は「歯が痛い~」と泣くので、お医者様に連れて行ったら、なんと中耳炎。

少し前から、幼稚園では水疱瘡が流行していたことも手伝って、あわてて朝から小児科だ、耳鼻咽喉科だと駆けまわったので、もうこちらが倒れそうになってしまいました。さらに、来月のお遊戯会で父兄が歌う曲の暗記までせねばならず、次々とたたみかけられて、目がまわりそうでした。

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そんな忙しいさなか、ふとガラスケースの中にいた、このお菓子の木型が目に入りました。そのくすんだ木の肌の色合いに、「ちょっと一息入れて、落ち着いてみたら?」とでも、私にいっているかのように感じられたのです...。

手に取ってみると、さらさらと目のつんだ木の感触と、ちょっと懐かしくなるような香り。そして、凛と背筋をのばしたかのように並んだ、硯や筆などの道具たちが彫られた雌型に、心洗われる思いがしたものです。 


とにかく、気持ちを切り替えて頑張りましょう。今年も残りわずかです。いろんなことがあった1年でしたが、最後の日には、自分に「頑張ったね」といえるように。 


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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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このページは、さえきあすかが2014年11月28日 19:00に書いたブログ記事です。

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