子供用のお皿を2枚、ご紹介しましょう。いずれも昭和戦前製で、状態もよく絵柄もほのぼのしていて、お気に入りなのです。
1つめは仕切りのある子供皿。キックボード‥‥当時でいうと「スクーター」かしら。セーラー服の男の子が得意げに飛ばす横を、これまた楽しそうに追いかけるブチ模様のワンちゃんが、とても可愛らしいですね。上の仕切られた2つに描かれたワンちゃんは同じ絵ですが、縁取りと近い色合いが品よく見えて、色も温かみがあるせいか、素敵に思えます。直径は19センチ。
裏面には「愛知硬質磁器」の独特なロゴと、その中央に星のマークが。陶磁器のお好きな方には、有名なブランドですよね。
こういう書体がまた、私的に「戦前らしさ」をグッと感じさせるといいましょうか、どこかワクワクさせるのです。
2つめのお皿は、ぐっと小さく直径10センチ、お小皿といっていいものです。
菱型の、今から見たら古めかしい、戦車の遊具に乗って無心に遊ぶ、ベレー帽をかぶった男の子。形のインパクトに加えて、緑と茶系の迷彩色がなかなかきれい。こういう形の遊具が実際にあったのでしょうか。むしろその方が気になってしまうお皿でもあります。いかにも戦前らしい絵柄ともいえます。
ゴメンナサイ、裏面の銘は一字目が読めませんでした‥‥。
2枚とも、古道具・月天さんからやって来ました。月天さんが選ぶ器は、よそではなかなかお目にかかれない絵柄のモノが多くて、店主Tさんの審美眼が伝わってくる品ばかり。飾って愛でるだけでなく、わが家では実用品として日々活躍しています。
毎度同じことを言って申しわけないのですが、特に疲れた時など、こういった古い器を眺めていると、リラックスできるというか、心身ともに癒される感じがするのですから、不思議なものです。
余談ですが、東京のお盆は7月です。それも、今年は義理の父の新盆でした。いつもの迎え火、送り火とは、少しだけ違う気がしました。来月は一周忌です。早いですね。
【 お ま け 】
娘の中では、「ぐでたま」がマイブーム。娘にせがまれて、そのぐでたまちゃんのショーを見に行って来ました。
基本的にやる気のない、無精者のキャラクター設定で、名前のとおりグデグデ、グズグズ。
何かにつけて「めんどくせー」といわれ、ちょっとムカつく私(笑)。
でも、恥ずかしがる様子はまあまあ可愛らしいかも! まぁ、いっか~。