ザ・ガードマン
チック 「最近、オレの会社、リストラが活発になっていてね。辞めてもいいんだが、こう不景気だとオレぐらいの年齢となると働くところがないんだよなァ」
タック 「昔だったら、警備員とかあったけど……」
チック 「ガードマンね。ガードマンといえば、そういうテレビドラマがあったよな」
タック 「昭和30年代の終りに、アメリカから上陸したばかりの警備保障会社に目をつけ、大映テレビ室が製作した『ザ・ガードマン』ね。スーツをパリッと着こなしてカッコよかった。ガードマンって、流行語になったよね」
チック 「だけど、あれ和製英語なんだよ。英語だとガードだけでいい」
タック 「そういえば、会社の警備だけでなく、個人のボディ・ガードもやっていたね」
チック 「夏になったら、幽霊からもガードする」(笑)
タック 「夏だけでなく、冬の怪談シリーズもあったよ」
チック 「雪女が出てきたり……」(笑)
タック 「当時としては、意外とエロいシーンがあって、親と一緒に観てると少し気恥ずかしかったね」
チック 「若い女が下着姿で殺されたり、着替えシーンがあったり……」
タック 「今だと、どうってことはないんだけどね。それと、今だと普通になっているけど、アクションドラマで大がかりな海外ロケしたのは、この番組が最初じゃないかな」
チック 「だけど、2〜3回分をまとめて撮影するものだから、話は違っていても犯人役は同じ。また、こいつかよォ、てね」(笑)
タック 「何故か、ガードマンのくせに国際警察的な仕事をしている」(笑)
チック 「ところで、あのメンバーで誰が好きだった?」
タック 「う〜ん、川津祐介も捨てがたいけど、やっぱりキャップの宇津井健かなァ。倉石功は青臭かったし、藤巻潤は……」
チック 「藤巻潤って、主題歌を歌っていたよね。アクションも得意でさ。稲葉義男はオッサンすぎたけど、中条静夫は中年男のいい味を出していた」
タック 「彼はこの番組で人気が出たんだよな。それまでは、殆ど名前は知られていなかった。神山繁もそうだよね。悪役として顔だけは知っていたけどさ」
チック 「最初、神山繁はガードマンに協力する警視庁の刑事だったね。途中で東京パトロール社に転職する。刑事よりガードマンの方が給料がよかったのかなァ」
どこまでも続くオッサンたちの想い出話で〜す。
キー局:TBS
放送期間:1965年4月9日〜71年12月24日
放送時間:毎週金曜日21:30〜22:30
キャスト:宇津井健、川津祐介、藤巻潤、倉石功、稲葉義男、中条静夫、神山繁
2003年8月25日更新
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