vol.33 東京ゲートブリッジ その1 - 昭和迷宮物件

先日、HDレコーダに溜まっていたテレビ番組録画をチェックしていたら、タモリ倶楽部の東京ゲートブリッジの回を発見した。
番組では、新木場側(南側埋立地:若洲)とお台場側(埋立地南端:中央防波堤)の橋が結節した後にロケが行われたようだが、自分はこの結節する中央径間箱桁架設工事を狙って訪問する予定だったのだが、工事3日間の最終日(2011.2.27)、一本につながった日には都合が合わず、その瞬間をおさめることができなかった。
初日にいくも、迫力ある映像は撮影できなかったが、とりあえず、ゲートブリッジの恐竜然としたシルエットの迫力は感じられると思うので、ひとまず、レポートさせていただきたい。

そもそもゲートブリッジは・・・詳しいことは国土交通省のHPを見ていただくのが一番。
国土交通省関東地方整備局 東京港湾事務所:東京港恐竜出現!?
まぁ沖へ沖へと増殖する埋立地を結ぶ新たな橋というわけだが、三角形(トラス)の骨組みで構成された造形が、近年稀に見る機能美溢れる橋桁で、構造物オタクの心を鷲掴みにしている(と自分は勝手に解釈している)。
初めてゲートブリッジのイメージを見たとき、久々に一瞬でグッときた。
しかも徒歩で渡ることができると聞き、それ以来、完成を待ちわびているのだ。

新木場からもお台場からもバスで近くまでアプローチできるのだが、新木場側は若洲海浜公園というゴルフ場やキャンプ場を備えたレジャー施設があるため、比較的アクセスしやすい。午後に訪れたので西日を考慮して、本来西側に当たる中央防波堤から撮影するのがいいに決まってるのだが、今回は勘弁頂き、後日、改めるとしよう。
というのも、新木場駅舎下に、ややディープな定食屋があると聞いて、どーしてもそこでお昼を済ませたかったのだ。そんな理由かよ!?
とはいえ、かなりステキな店なので、私のB級グルメブログをぜひ、参照いただきたい。
デウスエクスマキな食卓:丸惣@新木場~その暗い路地を抜けろ!

さば味噌に満足したところで、駅前ロータリーから都バス、木11:若洲キャンプ場前行きに乗り込む。

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倉庫群の間を縫うように走り、橋を渡ると若洲エリア。ここから工事中の風景が目立つようになる。ゲートブリッジの完成にあわせ、整備が進んでいるようだ。臨時のガードレールのウサちゃんが無限増殖する、なんとも壮絶な光景だ。

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風車が近づいてくると、いよいよ若洲海浜公園エリアに入る。

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終点若洲キャンプ場も臨時のバス停で、砂利道を跨ぐように管理事務所を抜けて、ゲートブリッジの橋脚のたもとへ。ここから堤防が橋梁の結節点のほぼ真下まで伸びている。ここで一気に視界が開け、東京港が見渡せる。風が冷たいが、なんとも清々しい気分になる。

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遠くに工場が伺えるのが、なんとも臨港風景らしい。

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この堤防は釣り人用に解放されているようで、平日の昼までも釣り客が結構糸を垂らしている。
その先に、件の恐竜が2頭、頭をもたげ向かい合っている様がはっきりと見て取れた。

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(続く)

JFEスチール見学会 - まぼろしチャンネルニュース

千葉県は蘇我の東日本製鉄所で見学会が執り行なわれます。
夏休みの小学生を対象とした見学会のようですが、大人も申し込めます。
期間は割と長く設定されてますので、早めに予約を入れれば、比較的取りやすいのではないでしょうか。
JFEスチール:サイト内見学会のページ
日時 2011年 7月25日(月)~29日(金)
8月 1日(月)~5日(金) 15日(月)~19日(金) 22日(月)~26日(金)
各日とも10:00~12:00、13:15~15:15 ※雨天決行
集合場所
東日本製鉄所(千葉地区)内 見学センター (JR蘇我駅西口徒歩10分)
募集人員 40人/回×AM・PM

蘇我のJFEにつきましては、過去に旧サイトで取り上げてますので、参照ください。
第23回 暗黒蘇我工場のブルース~JFE製鉄所解体現場レポ

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 常々、自分は貧乏性だと思ってきました。例えば"大は小を兼ねる"という言葉どおり、洋服は大きめのほうが安心したし、食器も小さいお皿よりは大皿のほうがお得だと、ずっと思っていたのです。色にしてもそう。汚れが目立たないように、白や汚れの目立つ色は避ける。食材の買い方にしても、ついつい"お得"の文字に、まとめ買い。使い切れないほうが、よっぽど無駄なのに‥‥。そんな意識が変化したのは、結婚後しばらく経ってからなのですが、古いガラスに対しても、無色より色ガラスのほうが、お得(?)というか、特別な感じがしていました。それが最近、無色の美しさを再認識しています。食器棚の奥にあった、ガラスの器たちをゴソゴソと出してきて、テーブルの上に並べてみたら、無色だと思っていたのに、微妙に違う色合いで、ポツポツとはいった気泡もいい感じです。お互い主張しすぎないせいか、複数あることで、バランスがいいようにも思えました。

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ご紹介するガラスの器は3つです。どれもガラスのフタがついています。一番小さいモノは、ずいぶん前に関西で購入しました。微妙に緑がかった、この片口の器を見ると、京都に行った際に何度も訪れた、骨董屋と喫茶店を兼ねた、"ライト商會"を思い出します(当時は1階が喫茶店で、2階が骨董屋でした)。喫茶店といっても、アンティークなモノたちが、ステキにディスプレイされていて、懐かしい感じがする空間なのですが、アイスコーヒーを注文した時に、一緒にでてきたのが、透明で片口のプレスガラスの容器でした。もちろん戦前につくられたモノです。その容器をそっと持ち、中に入った透明のトロッとしたシロップを、アイスコーヒーに注ぐ‥‥。見た目で美味しそうで、実際美味しくて、古いモノと上手におつきあいしているお店だなぁと、行くたびに、あこがれていました。

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次に大きいモノは、少し飴色がかっていて、なんのことはないシンプルなデザインの器ですが、単体で見るよりも、こうして3つ並べると、可愛らしさが増すような気がします。こちらも同時期に関西からやって来ました。食卓で使おうと思いまして。間違いなくライト商會の影響です。

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最後に、直径が155ミリの一番大きな器は、最近やってきました。大正時代のモノだそうです。写真だとわかりづらいのですが、少し黄色がかった透明で、この色は、鉛成分が多いために出る色だとか。プレスガラスとしても、初期につくられたモノだそうです。それにしても、凝ったデザインです。フタを取っても、縁取りが可愛らしく、このまま使ってもいいですね。実は、この器は『和ガラスに抱かれて』(文・写真:坂崎幸之助 平凡社発行)に載っていました。それもウランガラスとして紹介されており、色は緑です。緑色のガラスもとても美しく、ステキだと思うのですが、ほかの色もあるのでしょうか? ちなみに、この3つの器の中で、一番小さい片口のモノが、ウランガラスでした。
さて、関東は5月27日に、早々と梅雨入りし、今年は長梅雨になりそうですが、梅雨が明けると、まちがいなく夏です。電気不足の問題など、心配なこともありますが、見た目に涼しく、ひんやりとしたガラス器たちを、今年の夏は、しっかり使いたいと思うのです。

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おまけ 気になる街角 

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小さな虹を見つけました。

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