先日、HDレコーダに溜まっていたテレビ番組録画をチェックしていたら、タモリ倶楽部の東京ゲートブリッジの回を発見した。
番組では、新木場側(南側埋立地:若洲)とお台場側(埋立地南端:中央防波堤)の橋が結節した後にロケが行われたようだが、自分はこの結節する中央径間箱桁架設工事を狙って訪問する予定だったのだが、工事3日間の最終日(2011.2.27)、一本につながった日には都合が合わず、その瞬間をおさめることができなかった。
初日にいくも、迫力ある映像は撮影できなかったが、とりあえず、ゲートブリッジの恐竜然としたシルエットの迫力は感じられると思うので、ひとまず、レポートさせていただきたい。
そもそもゲートブリッジは・・・詳しいことは国土交通省のHPを見ていただくのが一番。
国土交通省関東地方整備局 東京港湾事務所:東京港恐竜出現!?
まぁ沖へ沖へと増殖する埋立地を結ぶ新たな橋というわけだが、三角形(トラス)の骨組みで構成された造形が、近年稀に見る機能美溢れる橋桁で、構造物オタクの心を鷲掴みにしている(と自分は勝手に解釈している)。
初めてゲートブリッジのイメージを見たとき、久々に一瞬でグッときた。
しかも徒歩で渡ることができると聞き、それ以来、完成を待ちわびているのだ。
新木場からもお台場からもバスで近くまでアプローチできるのだが、新木場側は若洲海浜公園というゴルフ場やキャンプ場を備えたレジャー施設があるため、比較的アクセスしやすい。午後に訪れたので西日を考慮して、本来西側に当たる中央防波堤から撮影するのがいいに決まってるのだが、今回は勘弁頂き、後日、改めるとしよう。
というのも、新木場駅舎下に、ややディープな定食屋があると聞いて、どーしてもそこでお昼を済ませたかったのだ。そんな理由かよ!?
とはいえ、かなりステキな店なので、私のB級グルメブログをぜひ、参照いただきたい。
デウスエクスマキな食卓:丸惣@新木場~その暗い路地を抜けろ!
さば味噌に満足したところで、駅前ロータリーから都バス、木11:若洲キャンプ場前行きに乗り込む。
倉庫群の間を縫うように走り、橋を渡ると若洲エリア。ここから工事中の風景が目立つようになる。ゲートブリッジの完成にあわせ、整備が進んでいるようだ。臨時のガードレールのウサちゃんが無限増殖する、なんとも壮絶な光景だ。
風車が近づいてくると、いよいよ若洲海浜公園エリアに入る。
終点若洲キャンプ場も臨時のバス停で、砂利道を跨ぐように管理事務所を抜けて、ゲートブリッジの橋脚のたもとへ。ここから堤防が橋梁の結節点のほぼ真下まで伸びている。ここで一気に視界が開け、東京港が見渡せる。風が冷たいが、なんとも清々しい気分になる。
遠くに工場が伺えるのが、なんとも臨港風景らしい。
この堤防は釣り人用に解放されているようで、平日の昼までも釣り客が結構糸を垂らしている。
その先に、件の恐竜が2頭、頭をもたげ向かい合っている様がはっきりと見て取れた。