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立春を迎え、暦の上では春になりました。東京でも2月に入ってからは、10℃以下だった気温が嘘のように上昇し、15℃や20℃の日もあったりとポカポカ陽気。春は目の前であることが実感でき、寒さに震える日々も終わりが近いとホッとしています。部屋には、娘が産まれてから3回目となる雛人形と、私の祖母のお手製雛人形を飾り、ますます春を感じて、嬉しくなりました。

今回ご紹介するのは、縁起物の招き猫2匹です。旧暦では新年にあたる2月4日を迎え、心身ともに元気な1年になることを願って、ご紹介しようと思いました。 黒い水玉模様のある招き猫は、高さ95ミリ、横幅45ミリの焼き物で、ところどころ色あせた姿も、"アンティーク"って感じがして、愛おしく思えます。左手で招いている猫は、人を招くとか‥‥。ヨイご縁があるといいですね。

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こちらは、表情がなんともいえず、ブサ可愛い招き猫といいましょうか。同じく左手で招いており、高さ85ミリ。横幅35ミリです。 「大入」と書かれた赤い箱と、小判の上に座っているスタイルは、もう1つの招き猫と同じですね。

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2匹並べると、こんな感じです。 

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後ろ姿も可愛らしいですね。よく見ると、 しっぽは逆向きになっていました。

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横から見るとこのとおり。小さい猫のほうが、身体が曲線になっているあたり、猫らしい(?)座り方ですね。

 

おまけ①

2月3日の豆まきは、娘がキッズルームでつくった鬼のお面をかぶりました。 

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「鬼は外~、福はうち~」と、娘もいいながら、豆を投げていました。 

 

おまけ②

2月2日。東京の気温は、20℃を越えました。もう、びっくりです。

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小石川植物園では、カンザクラが数輪咲いていました。 

 

おまけ③

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"上野十三や"で、つげ櫛のケースを注文しました。2006年の10月から使っていた紺色のケースの角が、ほころびてきたからです(6年以上使っていたのですね~)。 今回は、カバンの中でも、すぐに見つけられるように、朱色のケースにしました。

 

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今回ご紹介するのは、小さな猪口です。真正面から描かれた雀が、竹林の中を楽しそうに飛んでいる絵柄が可愛らしいですね。 

筆一本でささっと描いたような、ホノボノとした雀の表情に惹かれ、骨董屋さんで家族分の3個求めました。煮豆などちょっとした料理を入れるにはちょうどよい大きさで、厚みもあり、多少雑に扱っても平気な丈夫さも魅力のひとつです。

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猪口の高さは65ミリ。ひとつの猪口に3羽の雀が描かれています。

手描きのため、雀の表情が微妙に違うのですが、どの雀も楽しそうな顔に思えて、見ているとニンマリしてくるのです。 

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猪口といえば、以前勤めていた会社の上司が、唐草模様のそば猪口を、ペン立てとして机に置いていたのを思い出しました。

今でこそ、パソコンが机を占領しているのが普通になってしまいましたが、20年前の机上はさっぱりしたものでしたから、たくさんの書籍や書類の前に、ちょこんと置かれた青と白のそば猪口が、とても目立ってカッコよく、あこがれていたものです。

 

おまけ

No.56でもご紹介しましたが、お気に入りの雀のお皿です。

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羽毛のフワッした感じがよく出て、本当に可愛く描けていますよね。 自分としては鳥って、横から描いたほうが描きやすいので、絵としてなじみやすいのもあるのでしょう。

‥‥余談ですが、娘と二人で、インフルエンザA型にかかってしました。いやぁ、インフルエンザにかかるのって、すごくひさしぶり。幸い初期に吸入式の薬をもらったので、以前よりは楽なように思います。

 

No.14 唄って踊って楽しいひとときを - いかす温泉天国

地元神奈川県の温泉や銭湯はほぼ網羅したし、東京都心部は車で行くには不便。そうしたら狙いは埼玉県だ。♪知らない街を歩いてみたい~のメロディーに誘われて訪ねたのは、埼玉県のど真ん中に位置する小川町。ここに抜群の昭和テイストをいまもなお留める、素敵な施設を発見してしまった。その名も「小川ラドンセンター」。


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佇まいそのものは田舎のビジネス旅館だが、昼間は日帰り入浴も受け付けている。到着したのはオープンの10時からしばらく経った頃。しかし、どういうわけか「まだお湯が沸いていない」と言う。いくつものマイナー施設を訪ねた経験からして、このような事態は特段珍しいことではない。しかし、そのあとのご主人の一言は、
「おれなんかは温いほうが好きなんだけど」


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ご主人に案内されて浴室へ。お湯は体温よりも冷たく感じたが、思わず「ちょうどいい具合っす」などと口走ってしまった。適当に話を合わせてしまう癖を今年こそは直したい。


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シャワーで身体を温めようとするが、これも冷たく、あきらめて湯船につかる。大きな岩風呂にはお湯の出口が1か所しかなく、そこから熱湯が出てくるものの、湯船全体を温めるにはかなりの時間を要した。うたた寝を決め込もうかと思ったが、それよりもまずお湯に浮いた虫や垢を洗面器ですくっては捨てて......の繰り返し。薄暗い室内ゆえ日差しがまぶしい。


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窓の外は雑然とした空き地で、サウナは物置と化し、浴室内の一部には板が打ち付けられていた。インターネットの情報では露天岩風呂や洞窟風呂もあるようだが、開放しているのは夏期のみ。そして、井戸水を汲み上げているとのことだが、水質は温泉に該当せず、肝心の「ラドン温泉」については何らの説明もなかった。


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風呂から上がると、大広間からカラオケの歌声が聞こえてきた。廊下にずらりと飾られた写真は、ここで行われたカラオケ大会の記念。そのなかには狩人や大木凡人といった懐かしの顔も。テレビ埼玉の素人のど自慢番組の収録もたびたび行われているようだ。


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しかも、ここのご主人(社長)はカラオケ指導員の資格を持っており、大広間はまさにカラオケ教室と化していた。生徒(客)は3名。1曲歌うごとに、社長が節回しや発声方法などを指導する。しばらくして客2名は帰っていったが、風呂にも入らずカラオケだけとは......。そんな光景をひとしきり眺めていたが、傍観者としての居心地の悪さは否めない。あと10年20年と歳を重ねれば、自分もあのステージに立てるようになれるだろうか。


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平成も20年をとっくに過ぎたというのに、ひと昔前の「ラドンセンター」を名乗っているのは立派だが、カラオケを軸とした娯楽路線にも一切のブレがない。時代とのピントにズレを生じていないか、それは二の次として。百穴温泉春奈の吉見町、平成楼の嵐山町、ラドンセンターの小川町はいずれも比企郡に属すが、ダサイタマ(失礼!)を満喫するならぜひとも訪ねていただきたい。


小川ラドンセンター
住所/埼玉県比企郡小川町小川529-2 [地図
電話/0493-72-3350
交通/東武東上線・JR八高線小川町駅より徒歩15分
     国道254号線「小川小学校」向かい
料金/大人800円、小人500円
時間/10:00~18:00、毎週月曜日定休

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