こどもの国線が奈良川を跨いだ先に、砂利敷きの駐車場となっている小さな三角地帯があった。
ここから県道139号こどもの国通りと東急こどもの国線がほぼピッタリ並走する区間に入るのだが、こどもの国通りにある奈良橋というその名の通りのバス停に向かって、やや曲がりつつも一直線に伸びる錆びたレールが、砂利敷きの駐車場に残っている。
この線形からするに、ここから東急こどもの国線と分かれ、奈良川とこどもの国通りの中間ぐらいを北上していたと思われる。
道路と川の隙間、20m足らず。
ここに民家が点在しているのだが、枯れた雑草と置き去りにされたような農耕具意外なにもないような土地を眺めるも、廃線跡と思しき痕跡は見受けられなかった。
奈良川のこの区間は比較的整備され、ちょっとした遊歩道になっている。
奈良川に架かる橋も小体で古く可愛らしい。柱に竣工年が書かれていたので見ると、昭和51年とあった。
思ったより古くはなかったが、自分とほぼ同年代か。周囲の家を眺めると、自分が子供時分によくみかけた木造平屋建ての民家が結構残っていた。
もう30年以上経ったとはにわかに信じ難いが、周囲の家々と比べるとその歳月を感じずにはいられない。
川沿いに歩くこと200m程で住吉神社前という交差点にぶつかる。
交差点脇に、喫茶王国愛知発祥のコメダ珈琲の関東進出店がある。ここでひと休みすることに。シロノワールというドデカいスイーツ(?)で有名で、詳細は手前のB級グルメブログに書いたので、そちらを参照されたい。
デウスエクスマキな食卓:コメダ珈琲@こどもの国~白のロワイヤル、その先にあるもの
閑話休題。
この交差点、名前の通り住吉神社があるのだが、山一つが御神体であるかのように、交差点の一角にコンモリとそびえ立っている。参道であろう階段が急で、この山自体、周囲に道路を通すんで削ったんじゃないかと思わる程。
で、この山、不思議に思ってみているうちに、ある疑念が沸き上がってきた。