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早いもので、昨年12月よりスタートしました"ガラクタ共存記"は、No.100を迎えることとなりました。単純に計算すると100個のモノたちをご紹介できたってことになります。産後の激変した生活環境の中で、すき間産業ではありませんが、空いた時間に少しずつ書いてきました。時々子供のことも書いているので、私にとっては、モノの記録であると同時に、育児の記録でもあったります。そういえば、以前バリバリに仕事をしておられた編集者の先輩が、出産後に「育児のブログはじめたから、読んでね」といわれた時は、ギャップに驚いたものですが、私も変わらないなぁと、産んでみて理解できたりして‥‥。

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今回は、100回記念ということで、私の持っているモノの中でも、すごくお気に入りの1品をご紹介したいと思います。くまのぬいぐるみです。くまというより、テディベアのほうがしっくりくるかな。それも"雪印バターキャラメル"の箱を抱えた、真っ白いテディベアなのです。 

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見た瞬間にひとめボレ。当時の私にとっては、少々高額ではありましたが、このご縁を逃したら、たぶんもう出会えないと思い、即決でつれて帰りました。その時に素性も調べたのですが、それについて書いたものがでてきません。昭和20年代のモノだと記憶しているのですが‥‥。でてきたら、またご紹介しますね。

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後ろ姿も可愛いです。

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セルロイドのケースは、ちょっと変色しているのですが、それもイイ感じ。ちなみにケースの高さは約30センチ。直径約15センチです。キャラメルに描かれたクマそっくりで、本当に可愛らしいのです。これからも、ひきつづきモノとの共存生活を書いていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。 

 

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平成22(2010)年から、わが家にいた黄色いベビーバスを処分しました。狭いシンクで使えるようにと、一番小さい物を買って、ギリギリ入ったベビーバス。小さくて首のすわらない赤ちゃんを、ドキドキしながら沐浴をさせたっけ‥‥。シンクで使わなくなったベビーバスは、つい最近まで、お風呂の前に置いて娘が使っていましたが、普通のお風呂に入れるようになり、少し寂しいけれど、場所をとる物なので、お別れすることにしたのです。

今回ご紹介するのは、そんなベビーバスと同じ色の石鹸入れです。陶器でできた、可愛らしい黄色い石鹸入れ。それも、「資生堂石鹸」と文字が描かれています。

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この石鹸入れは、平成14(2002)年に下北沢にある"古道具・月天"にて求めました。ピンクと黄色の2色があり、「珍しいと思うよ。こんな石鹸入れを資生堂がつくっていたんだね」と、店主のTさんと話ながら、つれて帰ったのです。その後、静岡県掛川市にある"資生堂企業資料館"に問い合わせると、この石鹸入れこと、「LUCKY STAND」は、昭和13(1938)年につくられたモノで、当時の化粧品デーの期間中に、1円以上お買い上げいただいたお客さまに、抽選で1等から4等の景品を差し上げたそうですが、この石鹸入れ(別名「BASTAND」ともいうそうです)は、2等の景品で、4色くらいあったそうです。ちなみに当時お聞きした時は、ピンク、黄色、オレンジ、ブルーの4色が確認できているとのことでした。そのブルーの石鹸入れを、お世話になっている"川原の一本松"さんが、ご紹介されました。 なんて、きれいなブルーなのでしょう。まさに、スカイブルー。

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ひっくり返してみると、「意匠登録56419」と「SHISEIDO」、「LUCKY STAND」の文字が、緑色で描いてあります。

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そして、懐かしいお店で、グリーンの資生堂石鹸入れをご紹介しておられました(グリーンもあったのですね! 全部で5色ってことでしょうか)。"アンティークカフェ ギャラリー レイジーボーン" です。香川県にある骨董屋さんですが、以前は(だいぶ前だけど)、京都にお店がありました。京都にも何度かうかがい、香川にも行ったことがあります。本当にステキなお店で、また行きたい。なんだか嬉しかったので、リンクを貼ってしまいました。またいつか、お店にうかがいたいと思います。

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3月11日。東日本大震災から1年が過ぎたこの日は、家族3人で神奈川県三浦市にいました。2時46分前になると、防災無線から放送が流れ、家族で手を会わせました。

お亡くなりになられた方々のご冥福と、被災された方々の気持ちが、少しでも元気になりますように。被災した土地が1日も早く元気になりますように、心よりお祈りいたします。

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今回は、鞄の中にコルゲンコーワのケロちゃんをしのばせていました。ひさしぶりに外に出たケロちゃんは、ご機嫌の様子。ケロちゃんを見つけた娘は、「あっ、ケロ」と抱っこしたり、つれて歩いたり。ビクビクしながら、持たせていました。

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あ~。イイ気分。 ケロケロ。

 

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「ペンギン、ペンギン、うれしいな」と書かれた、この可愛らしい子供茶碗は、平成4(1992)年に埼玉県川越市にある蓮馨寺にて開催された、"川越呑龍骨董市"で求めたモノです。ずいぶん昔の話なので、もうこちらでの骨董市は、やっていないかもなぁと思ったら、現在でも開催されていて、うれしくなりました。なんでも毎月8日は、呑龍上人(どんりゅうじょうにん)の縁日で、蓮馨寺境内では、フリーマーケット&骨董市を開催しておられるご様子。川越もずいぶんと行ってないのですが、また行きたいですね。

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当時骨董市会場内で、5個売られていたこのお茶碗は、骨董にはまって間もない頃の私の視界に、ビュンと飛び込んできました。デザインされたペンギンはもちろんのこと、色がところどころはみ出ていたり、お茶碗の形がゆがんでいるところも、すごく可愛くて、ドキドキしながら業者さんに訪ねると(この頃は、業者さんに声をかけることすら、勇気がいったのでした)、最初はバラ売りはできないといわれたのですが、欲しそうに眺めている私を見て、いいよとのこと。喜んで2個つれて帰ることにしました。

ところが、後日平和島骨董市で、同じお茶碗が3個ほど、川越で求めた時の半額で売られていたのです。なんだか悔しくて追加しちゃいました。その時の業者さんが「この茶碗は、昭和21(1946)年から28(1953)年頃につくられたモノだよ。古くはないけど、ペンギンの絵っていうのは、なかなかないから可愛いよね」と話してくださいました(なぜこんなに細かく覚えているかというと、平成5(1993)年2月号の『TOKYO アンティークニュース 123号』に、『極楽レトロ おちゃわんの巻』で紹介したからです)。それで合計5個いるのですが、楽しそうに歌うペンギンたちは、本当にうれしそうで、見ている私までニコニコしてきます。

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このお茶碗を、ゴソゴソと、ひさしぶりに出してきた理由は、京都の骨董仲間Kちゃんが、「ペンギン、ペンギン、うれしいな」と書かれたお茶碗を買ったと、写真を贈ってくれたからです。それもKちゃんのお茶碗は緑色。「同じお茶碗持っているよ~」とメールをしたら、「同じ色ですか~?」と訪ねられたので、白色だとはわかっていたのですが、どうせならブログに登場させるかと思い、取り出してみると、文字は同じなのですが、ペンギンの構図がまったく違ったのでした。Kちゃんのペンギンは、歌っていないのです。むむむ。文字が一緒だから絵柄も一緒って、思い込んでいました。もしや、このお茶碗も何パターン&何色かあるのでしょうか。

ところで、このペンギン、サンスターのキャラクターに似ていると思いませんか? 昭和23(1948)年に会社のキャラクターにペンギンを使用したサンスターは、昭和26(1951)年よりテレビの天気予報で、「ペンギン、ペンギン、かわいいな」というフレーズの「ペンギンさん」(重園よし雄作詞、平岡照章作曲)という歌と、ペンギンを放映したそうです。なので、このお茶碗は、サンスターの影響かな? と思ったのですが、「ペンギンさん」の歌の3番には、「ペンギン、ペンギン、うれしいな」って歌詞があるのです。ちなみに、この歌がつくられたのは、昭和26(1951)年だそうです。このお茶碗は、この頃につくられたと思うのですが、前述の骨董屋さんの話だと違ったりして。また、昭和31(1956)年に、南極大陸観測を成功させた記念につくられたという説もあります。でもまぁ、だいたいそのあたりということで‥‥。

 

おまけ

娘の積み木です。昨年末頃から、縦にするとペンギンだそうで、「ペンペン」といいます。

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横にすると犬だそうで、「ワンワン」といいます。おもしろいなぁと、感心したのでした。 

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ペンギンといえば、3月4日に、江戸川区にある葛西臨海水族園のフンボルトペンギンの子供が逃げ出したとか‥‥。大丈夫でしょうか。元気だといいのですが、とても心配です。

 

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