No.99 昭和13年生まれの、資生堂石鹸入れ "LUCKY STAND"

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平成22(2010)年から、わが家にいた黄色いベビーバスを処分しました。狭いシンクで使えるようにと、一番小さい物を買って、ギリギリ入ったベビーバス。小さくて首のすわらない赤ちゃんを、ドキドキしながら沐浴をさせたっけ‥‥。シンクで使わなくなったベビーバスは、つい最近まで、お風呂の前に置いて娘が使っていましたが、普通のお風呂に入れるようになり、少し寂しいけれど、場所をとる物なので、お別れすることにしたのです。

今回ご紹介するのは、そんなベビーバスと同じ色の石鹸入れです。陶器でできた、可愛らしい黄色い石鹸入れ。それも、「資生堂石鹸」と文字が描かれています。

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この石鹸入れは、平成14(2002)年に下北沢にある"古道具・月天"にて求めました。ピンクと黄色の2色があり、「珍しいと思うよ。こんな石鹸入れを資生堂がつくっていたんだね」と、店主のTさんと話ながら、つれて帰ったのです。その後、静岡県掛川市にある"資生堂企業資料館"に問い合わせると、この石鹸入れこと、「LUCKY STAND」は、昭和13(1938)年につくられたモノで、当時の化粧品デーの期間中に、1円以上お買い上げいただいたお客さまに、抽選で1等から4等の景品を差し上げたそうですが、この石鹸入れ(別名「BASTAND」ともいうそうです)は、2等の景品で、4色くらいあったそうです。ちなみに当時お聞きした時は、ピンク、黄色、オレンジ、ブルーの4色が確認できているとのことでした。そのブルーの石鹸入れを、お世話になっている"川原の一本松"さんが、ご紹介されました。 なんて、きれいなブルーなのでしょう。まさに、スカイブルー。

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ひっくり返してみると、「意匠登録56419」と「SHISEIDO」、「LUCKY STAND」の文字が、緑色で描いてあります。

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そして、懐かしいお店で、グリーンの資生堂石鹸入れをご紹介しておられました(グリーンもあったのですね! 全部で5色ってことでしょうか)。"アンティークカフェ ギャラリー レイジーボーン" です。香川県にある骨董屋さんですが、以前は(だいぶ前だけど)、京都にお店がありました。京都にも何度かうかがい、香川にも行ったことがあります。本当にステキなお店で、また行きたい。なんだか嬉しかったので、リンクを貼ってしまいました。またいつか、お店にうかがいたいと思います。

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3月11日。東日本大震災から1年が過ぎたこの日は、家族3人で神奈川県三浦市にいました。2時46分前になると、防災無線から放送が流れ、家族で手を会わせました。

お亡くなりになられた方々のご冥福と、被災された方々の気持ちが、少しでも元気になりますように。被災した土地が1日も早く元気になりますように、心よりお祈りいたします。

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今回は、鞄の中にコルゲンコーワのケロちゃんをしのばせていました。ひさしぶりに外に出たケロちゃんは、ご機嫌の様子。ケロちゃんを見つけた娘は、「あっ、ケロ」と抱っこしたり、つれて歩いたり。ビクビクしながら、持たせていました。

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あ~。イイ気分。 ケロケロ。

 


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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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このページは、さえきあすかが2012年3月13日 09:00に書いたブログ記事です。

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