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これは、なんでしょう?

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上からのぞいてみると、ガラスの中に描かれているのは、千葉県の観光名所である、犬吠岬の灯台です。子供が描いたような可愛らしい灯台の横に、「犬吠岬」と右横書きで書いていなければ、犬吠岬の灯台だなんて、私はわかりませんでした。調べてみると、この灯台の歴史は大変古く、明治7(1874)年に完成し、「世界灯台100選」、「日本灯台50選」に選ばれているとか‥‥。 

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ひっくり返すと、カガミがついており、「新案登録」の文字も刻印されています。つまり、これは机上に置くペーパーウエイトであり、カガミでもある、犬吠岬のお土産だと思われます。実は、後日ご紹介しますが、ほかにも2種類、似たようなペーパーウエイトを持っていて、それぞれ違う観光地が描いてありました。ほうぼうでお土産物として売られていたようですね。 

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灯台の背景に描かれた赤色は、夕焼けでしょうか? 太平洋をバックに建つ犬吠岬の灯台は、いつか訪れたい場所でもあります。太平洋って、日本海の近くで育った私からすると、同じ海でも明るいといいますか、感じが違って見えます。でも、海はいいですね~。どこから眺めても、気持ちが大きくなるといいますか、癒されます。

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さかさまから見ると、こうなります。ガラスの中の灯台が、キラキラ輝いています。大きさは、横幅78ミリ、高さ25ミリです。

 

おまけ

少し前に、茨城県の大洗へ行きました。知人のお墓参りと、大洗磯前神社へのお参りが目的です。境内の八重桜は満開で、きれいでしたよ。

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神社の参道を下ると、太平洋が広がっていて、岩の上に鳥居がありました。 

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砂浜ではなく、石ころが広がった海岸は、娘ともども新鮮で、石ころでままごと遊びをしたのでした。 

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4月19日のこと。お友達の個展に行ってきました。ひさしぶりだと思ったら、約1年ぶりになります。高円寺のハチマクラさんで、たいみちさんの「古文房具の魅力展」を見て以来だからです(2年前の3月にはたごもりさんの個展に行っているから、年1ペースか‥‥)。

案内のハガキによると、鞄作家の方と一緒に展示されるそうです。鞄は好きなので、ワクワクしながら向かいました。そこで出会ったのが、このポーチ。なんと、古い着物のデザインを生かして、鞄製作しておられる作家さんなのでした。私はメデタイ鶴の絵柄に惹かれ求めました。ちなみに作家さんは、"キモノ鞄や 美豆兎"(ミズウサギ)さんといいます。ポーチ以外にも、革と帯をカッコよくデザインしたトートバックなどありました。

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もともとは、帯だったものが、長い年月と美豆兎さんの手を経てポーチとなり、私の鞄の中で活躍することに‥。不思議なご縁ですね。インパクトのあるこのポーチは、鞄の中でも迷子になることなく、最近化粧なしには見れなくなった私の、良き相棒となること間違いなしなのでした。 

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お友達とは、No.15No.37でご紹介しました"家鴨窯"さんです。初の個展ということで、これは行かなくてはと思い、旦那サンと行ってきました。 今回の作品は、アヒルというよりは、さまざまな生き物。不思議な感じにデザインされた動物たちが、たくさん並んでいました。例えば、顔に足の生えたクマさん。

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ウサギの顔のペンダントトップなどなど‥‥。

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もちろん、お馴染みのガーガー箸置きも充実、いえ、種類が増えてパワーアップしていました。わが家では、ウミウシと戦車を頭にのせたガー箸置きを新たにつれて帰りました。

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なにはともあれ、はじめての個展というのは、緊張もし、想い出に残るものです。友人としても、本当に嬉しい。行けて良かったです。 

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そうそう、以前娘用に求めた器たちは、丈夫な上に、デザインも可愛らしく、食べた後に顔を出すガーガーが、娘はお気に入りです。 

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お花は、神保町の花屋 Viridianで。 

 

暫く更新が滞ってしまったが、その間、町歩きミニコミ同人誌の新刊を作っていた。
秩父本ち表紙WEBこのところ妙にマイブームな秩父。ただの観光地かと思いきや、戦前のモダン建築が市街地に溢れていたり、妓楼街の名残から引込線跡まで、そう広くないエリアにギュッと魅力が詰まっていた。

その他、大正期より営業している食堂や、温泉めぐりも楽しめて、とても1冊でまとめきれない程。期をみて当連載でも廃鉱山散策など今後進めて行きたい。
委託先では今のところタコシェ【公式サイト】&模索舎【通販ページ】で取扱中なので(すぐ2軒ほど増える予定なので改めて告知します)、お手にとって頂ければ幸い。

というわけで、秩父市街地にある近代商店建築の中から、本に載せきれなかった物件を紹介してみたい。

秩父へのアクセスは西武鉄道の特急が出ているのでこれが便利だが、目指すエリアはその終点西武秩父駅から徒歩5分弱の秩父鉄道御花畑駅になる。
58_map.jpg 駅から一本路地入ると、線路と並走するように商店街が伸びている。
58_01.jpg 嘗て商店だったと思しきシャッターが降りた物件が多いのが寂しいが、この道は町のシンボル秩父神社へと続く参道のようになっており、昭和初期らしい幾何学的なシルエットがキレイな看板建築【参照サイト】が数多く残ることからも、往時の賑わいを感じさせる。
58_02.jpg 通り沿いの1軒。通りに面した看板部分のファッザードから突き出た庇が可愛らしい。この庇の部分が建物本来の屋根部分だろう。
58_03.jpg 横に回りこんでみるとやはり! 通りから見える部分だけ高く見せている看板建築の特徴がよく出ている。
58_04.jpg これは通り沿いに残るスナック。2F窓部分に本来テント看板が貼られていたようで、骨組みだけが残っている。
58_05.jpg どうやら営業している様子。
58_06.jpg 階段の奥からはカラオケの歌声が漏れ聴こえていた。
これまた通り沿いの趣味の店は1Fと2Fの間をタイル貼り看板にしているのがオシャレ。
58_07.jpg 隣のKO堂はサイディングで覆われ、往時の様子が窺えないが、看板部分から上に顔を出す躯体がなんだか蔵っぽい。
路地裏へ行ってみてもそうなのだが、この辺の商家は街道筋の宿場町のように土蔵を持っているところが多いようだ。

この先には国の有形文化財が並ぶ十字路がある。
58_08.jpg その一つ、小池煙草店【秩父市HP】
58_09.jpg 奥から見ると通りに面した部分の付き出した擬似3F部分が薄っぺらいのがよく分かる。
58_10.jpg 通用門だろうか、植木が置かれ使われていない様子。半円の扉が可愛らしくもシャレている。

この煙草店の対面がこれまた文化財に指定されたパリー食堂。
58_11.jpg 窓の上部の紋章のような意匠とか兎に角細部が凝っている。
サンプルショーケースも健在で、良い味出している。
58_12.jpg 窓には何やら扇の骨組みのようなものが。
58_13.jpg 古いスプライトのステッカーもグッと来る。
58_14.jpg 料亭といった木札があるが、いつ頃のものだろうか。
58_15.jpg 文化財のプレートはクリックで拡大↑
こちらは絶賛営業中で、勿論頂いてきた。詳しいレポートは本に。

58_16.jpg パリーの裏手が路地になっており、その分岐点に小さな鳥居が。
58_17.jpg この路地を行くと先の趣味の店とKO堂の真裏に出る。
58_18.jpg 手前が趣味の店で、奥の蔵っぽいシルエットがKO堂。蔵ではないようだが、どちらも窓枠が凝っていたりと和洋それぞれにモダンな要素が散りばめられた秩父市街地の町並みの美しさを象徴しているようだ。

この先、さらに路地へ路地へと進むと、嘗ての妓楼街の痕跡など随所に眩しいほどの魅力的な景色と出会うことが出来た。本にも詳しいが、それ以外に本に載せきれない程、まだまだ散策の余地が山とある。再訪、再々訪して、当ブログにUPしていきたい。いつになるか分からないが、気長にお待ちくだされ。
【一旦了】

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