これは、なんでしょう?
上からのぞいてみると、ガラスの中に描かれているのは、千葉県の観光名所である、犬吠岬の灯台です。子供が描いたような可愛らしい灯台の横に、「犬吠岬」と右横書きで書いていなければ、犬吠岬の灯台だなんて、私はわかりませんでした。調べてみると、この灯台の歴史は大変古く、明治7(1874)年に完成し、「世界灯台100選」、「日本灯台50選」に選ばれているとか‥‥。
ひっくり返すと、カガミがついており、「新案登録」の文字も刻印されています。つまり、これは机上に置くペーパーウエイトであり、カガミでもある、犬吠岬のお土産だと思われます。実は、後日ご紹介しますが、ほかにも2種類、似たようなペーパーウエイトを持っていて、それぞれ違う観光地が描いてありました。ほうぼうでお土産物として売られていたようですね。
灯台の背景に描かれた赤色は、夕焼けでしょうか? 太平洋をバックに建つ犬吠岬の灯台は、いつか訪れたい場所でもあります。太平洋って、日本海の近くで育った私からすると、同じ海でも明るいといいますか、感じが違って見えます。でも、海はいいですね~。どこから眺めても、気持ちが大きくなるといいますか、癒されます。
さかさまから見ると、こうなります。ガラスの中の灯台が、キラキラ輝いています。大きさは、横幅78ミリ、高さ25ミリです。
おまけ
少し前に、茨城県の大洗へ行きました。知人のお墓参りと、大洗磯前神社へのお参りが目的です。境内の八重桜は満開で、きれいでしたよ。
神社の参道を下ると、太平洋が広がっていて、岩の上に鳥居がありました。
砂浜ではなく、石ころが広がった海岸は、娘ともども新鮮で、石ころでままごと遊びをしたのでした。

このところ妙にマイブームな秩父。ただの観光地かと思いきや、戦前のモダン建築が市街地に溢れていたり、妓楼街の名残から引込線跡まで、そう広くないエリアにギュッと魅力が詰まっていた。

嘗て商店だったと思しきシャッターが降りた物件が多いのが寂しいが、この道は町のシンボル秩父神社へと続く参道のようになっており、昭和初期らしい幾何学的なシルエットがキレイな看板建築
通り沿いの1軒。通りに面した看板部分のファッザードから突き出た庇が可愛らしい。この庇の部分が建物本来の屋根部分だろう。
横に回りこんでみるとやはり! 通りから見える部分だけ高く見せている看板建築の特徴がよく出ている。
これは通り沿いに残るスナック。2F窓部分に本来テント看板が貼られていたようで、骨組みだけが残っている。
どうやら営業している様子。
階段の奥からはカラオケの歌声が漏れ聴こえていた。
隣のKO堂はサイディングで覆われ、往時の様子が窺えないが、看板部分から上に顔を出す躯体がなんだか蔵っぽい。
その一つ、小池煙草店
奥から見ると通りに面した部分の付き出した擬似3F部分が薄っぺらいのがよく分かる。
通用門だろうか、植木が置かれ使われていない様子。半円の扉が可愛らしくもシャレている。
窓の上部の紋章のような意匠とか兎に角細部が凝っている。
窓には何やら扇の骨組みのようなものが。
古いスプライトのステッカーもグッと来る。
料亭といった木札があるが、いつ頃のものだろうか。
パリーの裏手が路地になっており、その分岐点に小さな鳥居が。
この路地を行くと先の趣味の店とKO堂の真裏に出る。
手前が趣味の店で、奥の蔵っぽいシルエットがKO堂。蔵ではないようだが、どちらも窓枠が凝っていたりと和洋それぞれにモダンな要素が散りばめられた秩父市街地の町並みの美しさを象徴しているようだ。
