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週に2回ほど、数時間娘をキッズルームに預けるようになって、その間に、たまった身辺整理をはじめ、たまに、自分自身のリハビリ(?)と称して、探検をしています。先日は、2年半ぶりに昔よく訪れていた街へ行ってみました。

すると、駅ビルに入っていたお店が、ほとんど変わっていてビックリ! 駅の外には大きな商店街もあるのですが、大規模な再開発の計画があるそうで、一角は全部閉店しているし、その先に長く続く商店街も、シャッターが閉まっているお店が多い上に、かなりの店舗が変わっていました。そんな中、当時お世話になった、なんでも格安に販売しておられる個人商店が頑張っている姿に、目頭が熱くなったりして‥‥。それにしても、たかが2年半とはいえ、ものすごい変化に、今さらながら時間の流れを思い、少し寂しく感じました。

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新しくできた雑貨屋さんに入ってみました。可愛らしいキッチン道具や、掃除グッズ、お弁当箱に大きな水玉模様の保冷バック、お揃いのペットボトルケースやポーチなど、「このデザインで、このお値段?」と思うほど、お安く提供されていて、驚きました。なにより、私の目線の変化も再認識。動物の絵柄のカバンとか、今までは見向きもしなかった物に目がいくのですから‥‥。そんな自分自身の変化を感じるのも、新鮮でオモシロイです。

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前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは、最近流行り(?)の雑貨を見たので、昔流行った(と思われる)、装身具のオモチャをご紹介しましょう。そう、最近はあまり聞かない"装身具"という言葉が、フタの中央に可愛らしい文字で描いてあるのです。文字のまわりには、指輪、腕時計、ガマ口財布に笛、飛行機の描かれたペンダントヘッド、犬張子の根付が描かれていますが、中身のほうは、指輪とペンダントヘッドは、入っていませんでした。でも、野球少年の根付がステキですね。

財布と時計、根付の組み合わせはわかるのですが、なんで笛が? と疑問に思うのは私だけ? 当時笛が流行っていたのかな。現在なら、ガマ口の財布と笛は入らないでしょうが、根付は"ストラップ"と名前を変えて、キラキラした物が入っていそうです。財布に変わって、携帯電話なんか入っていそうですね。それにしても、小箱の内側が黄色というのがステキです(ちなみに箱の大きさは縦94ミリ、横134ミリです)。モノたちが明るくひきたちますし、開けた瞬間、子供たちの歓声があがったのではないでしょうか。そして、少し背伸びをして、大人の真似をしたに違いありません。

 

気になる街角

東京も梅雨入りし、あじさいの美しい季節になりました。文京区の白山神社では、"第28回文京あじさいまつり"が開催されています。

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初日の7日は、梅雨らしい雨でスタートしました。

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この期間は、歯ブラシの供養もしてくださいます。 

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神社の裏にある公園のあじさいも見事で、しばし見とれてしまいます。  

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おしまいに

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父の日に‥‥。顔だけ娘が書きました。 

 

No.08 愛知の西でみそぎの入浴 - いかす温泉天国

愛知県の北西部、その名もズバリ愛西市にはちょっと変わった温泉がある。永和温泉みそぎの湯といい、成田山霊観不動教会の信者専用の施設だ。「沐浴」という言葉があるように、宗教と入浴は密接な関係があり、日本の入浴文化も源流をたどれば寺院の施浴にあると言われている。ここ永和温泉は信者のみそぎが表看板だが、一般客にも開放しており、むしろそちらが殆どのようだ。インターネットで調べてみても温泉のレポートは数あれど、宗教団体としての情報はひとつも見当たらない。謎めいた施設なのである。


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田園風景の中の住宅地に永和温泉はあった。お堂というべきなのか宗教施設自体はこじんまりとしたもので、白装束というより単に白の長袖ポロシャツにスラックス、首から袈裟を下げたマネキンがお出迎え。センサーによって来客、もとい拝観を告げるインターホンが鳴り渡り、しばらくして隣の雑貨屋からおじさんがやってきた。ひと通り聞かされた説明はすっかり忘れてしまったが、みそぎ料として200円を賽銭箱ではなく、その上の紙箱に置いてください、と。そして御本尊の霊観不動明王にお祈りしてください、と。先週は福岡から温泉目当ての客がやって来たとか、おじさんは話し足りなそうだったが、きりのいいところでお風呂へ。宗教に勧誘されることはなかった。


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お堂の裏手に浴室があり、そのつくりは簡素そのもの。角材で柱を立て、屋根と壁は波板、湯船と床はコンクリートの仕上げ。「ここの板(ビニール)をこわした人は入湯禁止」は当たり前だが、「湯をさわった人(H19/10/6に抜いた人)は入湯禁止」は笑えない。ほかに注意事項としては「てい髪、散髪禁止」の一文も。さすがにこれは事前に済ませておくべきみそぎだろう。


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先客としておじさん3人が湯につかっていたが、聞けば毎日通う常連さん。
「会員になると100円で入れるんだでー」
「ここの温泉はたれ流しだでー。ほかんとこみたいにケチケチしとらんがね」
「兄ちゃん、昼間っから風呂に入って、水商売か?」
名古屋出身の知り合いに後日この話をしたら、愛知県民は自動車関連か公務員がステータスだと思っているらしく、平日休みイコール水商売という発想ではないか、とのこと。どこから来たのか?インターネットを見て来たのか?など、いろいろ質問を浴びせてくるが、おじさんたちの話す言葉は訛りがきつく、申し訳ないがよく聞き取れない。
「わしらが喋る言葉こそ標準語だがやー」


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永和温泉は40年ほど前から営業しており、当時から雰囲気は変わらないという。近隣には長島温泉や尾張温泉といった大型レジャー施設もあるが、おじさんたちいわく「えりゃー高い」そうで、「毎日通うならここの温泉がいちばんだ!」とのこと。ちなみにおじさんたちは信者ではないそうだ。


永和温泉みそぎの湯
源泉/永和温泉(ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉)
住所/愛知県愛西市大井町浦田面686
電話/0567-31-0146
交通/JR関西本線永和駅より徒歩20分
    東名阪自動車道弥富ICより約3.6km
料金/200円
時間/7:00~21:30

右メニュー部分にも告知させてもらっているが、拙町歩きミニコミ誌の新刊が今夏も発行を予定いている。
初売となる夏のコミックマーケットも当選(8/12 東2 P-33a ガキ帝国)。
いよいよ制作にかかるわけだが、イベント限定本では前回冬号で取り上げた上沼田団地【vol.38参照】から鳩ヶ谷街道を北上し、足立から川口へと工場街の郊外型ロードサイド文化を見て回ろうと思っている。
というわけで前号で載せきれなかった、鳩ヶ谷街道の起点となる荒川土手の江北JCTと上沼田団地の間のエリアを紹介したい。

王子から西新井大師へ抜ける王40系統という都バスがある。江北JCTから環七に出て大師様へ向かう路線なのだが、途中に荒川土手操車場もあるとあってか、江北バス通りとも呼ばれている。
上沼田団地エリアの南端、つけそば竜馬という一風変わったラーメン店(居酒屋?)【参照弊ブログ記事】のある、土手方面へと斜めに入る道がそれで、進むとスグ、三叉路に草木に覆われた税理士事務所とパチンコ屋が並ぶ壮絶な光景が待ち構えている。
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45_02.jpg パチンコ屋は民家を改装したかと見まごう作りで、フツーの三角屋根に昭和のモーテルのような電飾看板が乗せられている。
45_03.jpg 対面にはモルタル造の商店が並んでおり、こちらも草が絡み付いている。
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45_05.jpg シャッターが降り既に廃業している店舗も目立つが、結構な軒数が連なり、嘗ては結構賑わっていたと想像できる。
45_06.jpg 理美容店に銭湯と水回り系の商売も目立つ。
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45_08.jpg 中でもスナックのような物件も多く、三業地的な匂いもそこはかとなく漂ってくる。
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45_10.jpg 水回りといえばそのままだが、廃棄物が置きざりになったりと、土手的な荒廃感が目立つ。
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45_12.jpg そうこうしているうちに荒川土手操車場に到着。
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ここから鳩ヶ谷街道を北上するのだが、この路地裏はさらに足立区らしい土手沿い文化の迷宮が待ち構えている。それは新刊のお楽しみということで。
【了】

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