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田端宏章

江の島りんごコケシ
第22回 正しい観光地ミヤゲ
 (その3 神奈川・江の島 前篇)


 今も買える「日本の正しいミヤゲ」を探して紹介するこのシリーズ。第3弾は、神奈川県藤沢市にある観光地「江の島」です。
 江の島の歴史、さらには観光案内などをまとめたすばらしいホームページを発見しました。その名も「江の島マニアック」! 詳しいことは全部ここに書いてありますので、ご興味を持ったみなさま、是非一度ご覧下さい。江の島に関してここまで入れ込んでいる人がいたなんて…。本当に脱帽です。
◆江の島マニアック◆
http://mirabeau.cool.ne.jp/enoshima/

 そんな江の島には、数多くのミヤゲ屋が密集しています。竜宮城のような小田急線「片瀬江ノ島駅」駅前に、もうミヤゲ屋は並んでいます。そして、そのすぐ側に射的場も2軒ほどあり、そこでゲットしたミヤゲも多くあります。そこで、はじめは射的場でゲットした江の島ミヤゲをご紹介したいと思います。

江の島りんごコケシ

1.江の島りんごコケシ
江の島はリンゴの産地、という話は聞いた事がありません。おそらく、全国共通のミヤゲで、名前のところに「江の島」と入れただけです(射的でこのコケシを得るにはかなりのお金を必要としました…)。昭和40年代までは、この手のミヤゲが全国で売られていました。他にもみかん、くり、柿、すいかを擬人化(?)したコケシを確認しています。このりんごもそうした中の一つでありましょう。それにしても可愛らしい。

さて、あとは江の島らしいミヤゲたちをご紹介します。江の島といえば海、というわけで、海に関係したミヤゲです。

江の島ペナント

2.江の島ペナント(ハイセンス版)
今まで紹介してきたペナントとは趣を異にしているペナントです。フェルト製で、「Enoshima」と筆記体で書かれています。問題は描かれているヨットの絵。なんとも良いセンスの絵柄じゃあございませんか。とても下世話さがウリの江の島ミヤゲとは思えません。ローマ字表記というところも泣かせますが、ちゃんと海の向こうに江の島を描いてくれているところが素晴らしい。色も白が基調で、さわやかな印象を与えてくれます。

図鑑ハンカチ

3.図鑑ハンカチNo.5  貝のいろいろ
江の島といえば貝、貝と言えば「貝の博物館(無料)」。というわけで、江の島エスカののぼったところにあるミヤゲ屋、通称「貝の博物館」にてゲットした貝ハンカチ。濡れた手も拭け、貝の知識も得られるという、まさに一石二鳥の実用系ミヤゲです。実用の度合い的に言えば、四十八手ハンカチと同レベルだとは思いますが。これも随分前から売れ残っていた物と思われます。


貝製スプーンとフォーク

4.貝製スプーン&フォーク
もう5年ほど前に片瀬江ノ島駅近くのミヤゲ屋で購入した貝製スプーン&フォークです。一見実用的に見えて、その実、あまり使い道がなさそうです。我が家では、スプーンを砂糖入れのサジとして使っています。それにしても魚の形のフォークは素敵です。
こんなフォークで果物(やはりリンゴ?!)をいただきたいものです。


  いい観光地にはいいミヤゲ屋があります。いいミヤゲがあります。そんな「日本の正しいミヤゲ」を求めて、私の旅は続きます。さて、江の島ミヤゲはまだまだあります。
 そこで、次回も江の島ミヤゲの続編をお届けします。お楽しみに!

(たばた ひろあき 日本の正しいミヤゲ物を復活させる会 準備室々長)


2003年11月19日更新
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