2012年9月アーカイブ

47_00.jpg 首都圏の物流基地として近年倉庫が異様に増えた戸田。荒川沿いには巨大な明治乳業の工場が昔からあったが(戸田橋や埼京線の車窓からからブルガリアヨーグルトの看板がよく見える)、川っぷちの殺伐とした光景の中、川口や戸田公園、そして高島平と成増からも国際興業の無料送迎バスが吸い寄せられるように山田うどん近くを通って集結してくる。
47_01.jpg オッサンを大量に乗せたバスは巨大バスターミナルと化した駐車場へ到着。早速、降車場脇に据え付けられた大きなテレビの下で出走表をチェックしている。
ここから戸田ボートの入口までは戸田公園大橋を渡る。
47_02.jpg センターの巨大な塔ででワイヤーを吊った斜張橋(しゃちょうきょう)で、かつしかハープ橋を思わせるシルエットが実に美しい。特にこの日は晴天に恵まれ、正しく白い巨塔が晴天を一直線に貫いていた。
この競艇場の上に橋が架かっており、ここから見下ろす光景もなかなかにいい。
47_03.jpg 競艇場は荒川の脇に溜池を作ったような形状になっており、感覚としては荒川でボートレースしているように映る。近くには同じような形状で戸田ボートコースがあり、大学のレガッタ(原動機のない船による複数人のボート競技。隅田川で行われる早慶レガッタが有名)が行われている。この辺りでは大学生が練習する姿が日常的に見受けられる。こうした背景には、1940年に未開催となった幻の東京オリンピックがあり、これら戸田漕艇場一帯はそのために整備された。64年に開催された東京オリンピックではボート競技の会場となり、北側の幹線道路がオリンピック通りという名でその痕跡を残している。
47_04.jpg さて建物に入り鉄道の自動改札機のような所に100円ワンコインを投入し入場。するとアチコチで競艇新聞を売るオバちゃんの姿が。その奥にアイスの移動式屋台も見受けられる。ソフトクリームの形状をしたアイスもあるが、モナカが美味しそうだ。そういえば、そこいらのオッサンが歩きながらアイスをペロペロしているのだが、オッサンってなにげにアイス好きだよね。可愛らしいがよく似あってもいる。
47_05.jpg 投票所に至るまでの通路がやけに暗いなと思ったが、真夏の猛暑日、外が異様に明るいのだ。スタンドからみる水面と青空に映える岸辺の景色がまたいい。
47_06.jpg スタンドは4F建てになっており、入口からメインスタンドが3Fで、投票所や飲食店、付帯施設は1~3Fに散らばっており、上の5Fは特別観覧席となっている(4Fは存在しない)。
さて、なにから食べようかと、ひとまず全ての売店を一通り見てからと思うのだが、なにせ横に長い施設で点在する売店を全て回るのに相当骨が折れる。しかも2Fは途中壁に阻まれ2棟分離しているので階段を上がったり下ったりと大変だった。
所々で無料の水を飲みがてら、プラプラしたのだが、途中ドデカいイベントホールでは演歌歌手のオンステージが開催されていた。
47_07.jpg その他、キッズルームは言うに及ばず、戸田市のPRブースがあったりと、見所がたくさんあり飽きなかった。

と、これから食べたもののレポートは、手前の食べ歩きブログにまとめることに。
↓参照されたい。
デウスエクスマキな食卓:戸田競艇@戸田~リニューアルしてもしきれないもの

この様な立派な施設にリニューアルして10年くらいは経つようだ。近代的になってギャンブル場の雑多な雰囲気がなくなり詰まらなくなったという意見もあるようだが、来ているオッサンらはそんなのお構いなしと気に留めてる風もなく舟券を買っているし、反面家族連れも多く、競艇そっちのけでお父さんは家族サービスに勤しんでいる。ここまで懐が深く、のほほんとした鉄火場は初めてで、最初は呆気にとられたが、段々と慣れてきて、これはこれでアリだと思えるようになってきた。
47_08.jpg フードコートの大きな窓ガラスから、対岸の工場街や荒川土手でランニングする人などを眺めていると、ビール片手に彼女と照り焼きチキンを頬張りつつ、のんびり休日を過ごす、なんてデートコースもアリ?なんて思えてくる。入場料は僅かにかかるけど、タダでバスで来れるし、郊外の遊技場としての可能性を感じずにはいられなかった。

   
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    自営の珈琲店でスペシャルティ珈琲のドリップやケーキの仕込みに追われる傍ら、路地裏や廃スポットを徘徊してはB級グルメを貪る日々。B食+路上観察を纏めたミニコミ(同人)誌を年2回定期刊行。

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