2012年11月アーカイブ

拙ミニコミ誌の初売りとなる冬のコミックマーケット、今回も無事当選しました。
12/31(月)3日目 東 フ-32a ガキ帝国
新刊は趣向を変え、初のフルカラーガイドブックという様相で作って行く予定です。その他、いつもの調子の限定本も持ち込みます【詳しくは手前のB食ブログの詳細記事を参照】
で、前回告知した夏新刊の再販ですが、委託先書店への納品も順次行なっています【詳しくはコチラ】
というわけで、その夏新刊で取り上げた川口のローカル風土&フード、中でも未掲載の城趾巡りを前回に引き続き綴って行きたい。

 

前回の続き:vol.48 赤山城址・前編~ミニコミ新刊延長線は水路の先にあり!?

高速を潜ると、やはり植木の町らしく花卉園の手入れされた木々の風景が続くわけだが、花卉園の中を緩くスロープ状に勾配がついている部分がある。
全体に先の調節池(野球グラウンド)から北へは土地が盛り上がっているのだが、先の案内板と紹介すると、外堀の外壁から城の敷地内へと土地が上がっているところのようだ。
49_01.jpg 頭上を鉄塔のシルエットが覆いかぶさるナカナカのビューポイントだが、写真右端の坂になっているスロープみたいなところが城の南端、鳩ヶ谷口の箇所らしい。

私有地なので突っ切っていくわけにも行かず、脇の公道を北上。
暫く行くと、脇道に何やらボンボリが下がっているのが見て取れる。
49_02.jpg 地元のお祭でもあるのかと近づいてみると、日枝神社と記された社が小じんまりと佇んでいた。
49_03.jpg トタンのような外壁で、山間に管理するものもなく打ち捨てられたような風情さえ漂っているが、案内板があったので読んでみると、城の南東部に3つの神社を祀っていた、天神社・天武社・山王社からなる山王三社であるらしい。
49_04.jpg で、ここはその山王社に当たるようだが、さっきは日枝神社って書いてあった。そういえば、赤坂の日枝神社も溜池山王にあって、山王祭が行われる。明治元年から日枝神社の称号を用いるようになったそうだが、そもそもは日吉山王社や山王社と呼ばれ親しまれていたらしい【日枝神社公式サイト】。どちらも徳川家に由来するからどっちでもいいのか(笑)。

神社の前は駐車場になっていて、察するに歴史散歩スポットとして観光用に整備したものだろう。
49_05.jpg お盆真っ只中というに1台も駐車しておらず、道行くは自分一人と、観光客誘致には敗色が濃そうだ。

駐車場からちょっと歩くと、いよいよ城の内側に至る。一面緑の回廊がお出迎え。
49_06.jpg これが想像以上に綺麗な空間でもう圧倒された。内堀の周りを綺麗に刈り込まれた植木が取り囲む。これは隣接する花卉業者の支援によって手入れされたもので、流石はプロといった端正な仕事っぷり。
49_06-2.jpg ぱっと見は茶畑のように見えなくもないが、実際は草迷宮とでも形容したくなるような整然とした空間になっている。
49_07.jpg ここを行き交うのは花卉業者や隣地の畑の持ち主、犬の散歩をする近所の方々のみ。時折すれ違う程度で、あとは自分一人、静寂の中を歩く。
49_08.jpg 堀の中は水が張っておらず、入れるようになっている。

敷地の丁度中央辺りに城趾を示す石碑が立っている。
49_09.jpg こうしたポイントポイントに案内板が設置されており、城址のどの辺にいるのかも随時わかるようになっている。
49_10.jpg MAPの他、伊那市の治水事業についてもキチンと記されていた。
49_11.jpg

49_12.jpg

城は思いのほか狭く、暫く行くとスグ遊歩道は途切れ、雑木林に行く手を阻まれる。
49_13.jpg 城というと石垣の高い立派なものを想像しがちだが、地方の陣屋とはこの程度かもしれない。しかしこの雑木林の部分も本来は城の敷地であり、江戸末期にはこの陣屋も相当荒廃していたと案内板にあったから、そもそもの状態を残している部分はこの程度でもあって御の字だったのかもしれない。まぁ辛うじて残っていた堀の形状を花卉業者が上手いことやってくれた賜物ともとれるが。

とりあえず遊歩道として整備された部分を行けるところまで行こう。
(続く...)

   
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    自営の珈琲店でスペシャルティ珈琲のドリップやケーキの仕込みに追われる傍ら、路地裏や廃スポットを徘徊してはB級グルメを貪る日々。B食+路上観察を纏めたミニコミ(同人)誌を年2回定期刊行。

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