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園長 プリペラ葉古

http://www.maboroshi-ch.com/hoso/item-98.html
音楽的・あやかし動物園
まぼろし放送にてペリプラ葉古(鳥飼否宇)氏を迎えて放送中!

その32−モグラ


モグラ

次のうちでモグラモチはどれでしょう?
A.ど近眼でふっくらとした体型をした暗い性格の学者
B.トンネル工事の現場や炭鉱が似合う寡黙な労働者
C.モグラ
正解はCである。
モグラモチと聞けば、キツネツキと同じように、
モグラに憑かれた気の毒な人を思い浮かべてしまうが、
要するにモグラの別称なのだ。
ここで疑問がひとつ。
モグラで事足りるのに、なにゆえモチという語尾をつけるのか。
タヌキのことをタヌキモチとは言わないし、
イタチのことをイタチモチとも言わない。
ネズミモチということばはあるが、それは植物の名前である。
チカラモチということばはあるが、それは力士の特徴である。
キナコモチということばはあるが、それは古風な菓子である。

モグラは学名でMogeraという属に入っている。
英語読みしてもドイツ語読みしてもフランス語読みしても
ローマ字読みしてもMogeraはモゲラである。
学名はラテン語やギリシヤ語の表記が多いが、
それにしたってきっとモゲラに違いあるまい。
つまりモグラの学名はモゲラなのだ。
トリビアのネタのようである。
トリビアで思い出したが、
案外ハナモゲラ語ではMogeraをモグラと読むのかもしれない。
ハナモゲラ語はタモリが広めた感が強いが、
山下洋輔や赤塚富士夫も使っていた由緒ある言語である。
大橋巨泉のハッパフミフミもハナモゲラ語だし、
藤村有弘のドルチャメンテコチャメンテもハナモゲラ語である。
ミズラモグラやヒメヒミズも語感はまるでハナモゲラ語だが、
これは実在するモグラの仲間である。

日本を舞台に静かに地下抗争が進行していることをご存じか?
おおまかにいって西日本にはコウベモグラが
東日本にはアズマモグラが生息している。
この2種はなわばり意識が強く、同じ地域には生息していない。
現況では、体の大きなコウベモグラが徐々に勢力を拡大し、
少しずつモグラ前線を東に押しやっているらしい。
コウベモグラVSアズマモグラの地下抗争は、
神戸が本拠地の山口組と東京が地場の住吉会の争いを見るようだ。
警察の目が厳しく指定暴力団には生きづらいご時勢みたいだが、
同じことはモグラにもいえる。
田んぼがなくなったり、残ってもあぜが舗装されたりで、
モグラも生きづらい時代を迎えている。
もはやコウベだアズマだとなわばり争いをしている場合ではない。
ミズラモグラやヒメヒミズも仲間に加えて、
一致団結して人間に抗議行動を起こすべきだろう。

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モグラ
食虫目の哺乳動物で、日本にはアズマモグラ、コウベモグラの他、
サドモグラ、センカクモグラ、ミズラモグラ、ヒミズ、ヒメヒミズ
の7種が生息している。


2006年9月21日更新
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