2012年9月アーカイブ

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今回ご紹介するモノ2点は、骨董ジャンボリーから帰る直前に、戦時史料研究家のHさんに「オススメのお店があるんだよ」と、つれていってもらった骨董屋さんで求めたモノです。例によって、子供を迎えに行く時間が迫っていたので、大慌てで物色しました。

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この猫は、一見置き物かと思ったのですが、手にとってみると、ずっしりと重たい金属製のペン立てでした。それも、アールデコのデザインをした黒猫で、ところどころ色がはげているのは残念ですが、ビリケンのような目つきと、狛犬のような貫禄といいましょうか、なんともいえないデザインに惹かれました。 高さは115ミリ、最大横幅は65ミリです。

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そして、黒猫が置いてある棚の近くに並んでいたのが、この細長いお菓子の空き缶です。複数並んでいました。手にとってみると、戦前につくられた缶なのに、金色の文字もピカピカという状態の良さで、何十年経った今でも、こんなにまとまって出てくるのだと、感心しながら眺めちゃいました。 

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三立製菓株式会社でつくられた、『三立のチョコレートビスケット』です。色合いといい、デザインといい、ステキな缶だと思いませんか? 裏面に描かれた、嬉しそうにチョコレートビスケット缶を持つ女の子の絵柄も可愛らしく、その下の大きなビスケットも、とても美味しそうですね。缶の大きさは高さが235ミリ、直径は63ミリです。 

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ちなみに、「三立製菓株式会社」で検索すると、娘に何度か買っている"かにぱん"や、旦那サンが好きな"缶入りカンパン"などを、製造販売しているお菓子会社が出てきたのでビックリ! 調べてみると、創立は大正10年と古く、年表の中には"チョコレートビスケット"の商品名はありませんでしたが、大正13年には、浜松市にビスケット工場が完成したと書いてあります。もしかすると、こちらでつくられたお菓子なのでしょうか?

残念ながら、ビスケットの缶に住所が明記されていない上に、三を菱形で囲んだ社紋も見つけることができず、推測の域をでませんが、ここのお菓子の缶だとすると、なじみがあるだけに、とても嬉しい出会いです。

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おしまいに、戦時史料研究家のHさんがご紹介してくれた業者さんは、岡山県の方です。岡山というと、何度か訪れた倉敷懐かしマーケットをはじめ、何人か知っている業者さんがいる上に、私も山陰の生まれなので、親近感を覚えちゃいます。私の中では岡山の方って、とてもパワフルで、明るいイメージなんですよね。Hさんとも、とても親しくおつきあいされているようで、夜は食事をするっていってました。私も誘っていただいたのですが、お迎えがあるので残念。またの機会を楽しみにしています。

 

 

おまけ

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暑い、暑いと思っていたら、いきなり秋がやって来ました。部屋の窓から、とても美しい夕焼けが見えたので、娘と一緒に眺めました。空を眺めていたら、以前娘と飛行船を見上げたことを思い出しました。夜のお散歩で、娘はおんぶしていたっけ。‥‥そういえば、エルゴの抱っこ紐は、もう数カ月使っていません。本当にお世話になりました。 

 

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骨董ジャンボリーから、やってきたモノのひとつ。ライオン歯磨のケースです。ライオンの歯磨というと、いろんなパッケージで発売されていますから、わが家にも何種類か存在します。でも、このカガミが付いたケースは持っていなかったので、つれて帰ることにしました。 

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直径70ミリ、高さ25ミリの大きさで、色あせていますが、紫色に、オレンジで模様が描かれたデザインは、一見地味なのですが、斬新な色の組み合わせといいましょうか。私的には、思いつく色の組み合わせではありません。さすがですね。店頭ではインパクトがあったのではないでしょうか(カガミも付いているし)。

裏面には「常に適度の潤いと清新の香味とを保つ歯磨」と、「東京市本所區厠橋一丁目二番地ノ二 株式会社 小林商店」の金色の文字が、右横書きで描いてあります。本所區とは現在の墨田区のことで、昭和22年に向島区と合併して墨田区となりました。

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フタを開けると、こんな感じ。多少錆びていますが、きれいな状態です。 

歯磨きといえば、先日2歳3ヵ月の娘の歯科検診でした。もう、親のほうが緊張する検診です。とりあえず、虫歯がなくてホッとしましたが、私に似ず、食が細いので苦戦しています。でもまぁ、よく話してくれるので、日常会話は、なんとなく通じるようになりました。

 

おまけ

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神奈川県三浦市の海です(8月下旬撮影)。9月も中旬だというのに、連日30度を越える暑さが続いています。蝉の鳴き声は、さすがに少なくなりましたが、本当に長い夏でしたね。今年の秋は、いつもより、うんと短い気がします。  

 

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骨董ジャンボリーの話の途中ですが、昔つれて帰ったビンをご紹介します。"ツバメ"と右横書きで描かれた、高さが43ミリ、横幅25ミリの小さなビンです。それも、形がステキといいますか、あまり見ないデザインのビンだと思うのです。

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後ろから見ると、斜めだけど、一生懸命立っている(?)姿が可愛らしい‥‥。 

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底には直径12ミリのマルがあり、少し凹んでいます。 

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口元のギザギザも、いい感じで、気泡がたくさん入っています。 

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No.136でご紹介しました、クジラビンと並べてみました。 9月も10日を過ぎたというのに、連日33度と暑い日々が続くと、ガラスのモノって、涼しげでいいなぁと、しみじみ思ってしまいます。

さて、ビンといえば、びん博士。骨董ジャンボリーでは、もちろんお会いしました。残念ながら、新刊はまだ完成していませんでしたが、『ワスレコモノ』(著者:アダチヨシオ、発行:丸善書店株式会社 出版サービスセンター、定価2,000(税別)円)という本をご紹介いただき、つれて帰りました。文庫より少し大きいサイズで、96ページの書籍の中に、化粧瓶をはじめ、マッチや団扇、ガラスのコモノなど、小さいモノなんだけど、存在感のある珍しいコモノたちが、ギュッをつまった1冊です。とくにビンは多いので、ビン好きな方は、必見だと思います。そうそう、以前ご紹介しましたKBKのビンが、3色紹介してありました。

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おしまいに

骨董ジャンボリーの古道具・月天さんより。どれも魅力的ですが、特に福助の置時計がステキです。顔が文字盤という発想は、とてもインパクトがありますね。

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ひさしぶりの更新になります。実は、体調を崩してしまいまして‥‥。トシはとりたくないものですね。子供の回復力を見ていると、しみじみ思ってしまいます。

今回は、体調不良の間、お世話になったテレビにちなんで、テレビの形をしたモノをご紹介したいと思います。横幅90ミリ。高さ65ミリ。奥行き75ミリの、陶製の小物入れです。全体は白地というよりは、少しクリームがかった色で、画面には、「大國屋酒店 電話2308番」と茶色い文字で描いてあります。

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フタと左右の面には、木目のような模様が描かれており、昔のテレビを忠実に表現しているように思います。当時のテレビって、今のように薄くなく、家具のような存在感がありました。チャンネルも懐かしいですね。 

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裏面には、つがいのニワトリが描いてあることから、酉年に配られた景品だと思うのです。 

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この小物入れは、マッチや輪ゴム、ヘアピンなど、細かい物を、ちょっこっと入れておくには、とても便利だと思います。 

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さて、お世話になったテレビですが、なにを見ていたかというと、TUTAYAで、アニメ「スラムダンク」のDVDをまとめて借りてきまして、ひさしぶりに見ちゃいました(子供が寝た後にイヤホンをつけて、こっそり?とですよ)。どうしてスラムダンクなのかというと、元気がでるアニメだと思ったからです(桜木花道好きだし)。案の定、元気をもらいました。

 

おしまいに

故郷の海です。お盆の終わり頃に行きました。 

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今年の鳥取は、連日36度という暑さでビックリ。海はお湯のようでした。でも、とても美しい海と大山に感激です。

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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