No.204 ブリキのポスト型貯金箱

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あけまして、お芽でとうございます。

(『お芽でとう』は、私の母が年賀状に書いてくる文句で、何だか可愛らしいので、このブログでも毎年使っています。)

本年もよろしくお願いいたします。

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今回ご紹介するのは、ポストの形をしたブリキ製の貯金箱です。古いので少しはげていますが、いかにもポストらしい、濃い朱色の塗料で塗りあげられています。

金色の文字や模様はスタンプしたのか、つぶれてしまってちょっとわかりづらいですね。目を近づけて読んでみると、「貯金函」、「長野郵便局‥‥」う~ん、その先は読めないなあ。ちなみに左側面には、マルに囲まれた「宮尾製」の文字もありました。 メーカー名でしょうね。

大きさは、高さ110ミリ、幅75ミリ、奥行き50ミリです。裏面には壁に取り付けられるように、小さな穴があいており、底に鍵穴のような細長い穴があります。鍵を差し込むと、下の楕円の穴が開いたのでしょう。案外、凝ったつくりですね。

シンプルなデザインのポスト型貯金箱ですが、戦前という昔につくられ、わが家にいる不思議さを思うと、なんだか楽しくなります。

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ポストといえば、東京・大手町にあった"逓信総合博物館"が昨年8月に閉館しましたね。ポストの変遷など、郵便の歴史を調べるために、何度か通った博物館でした。

急速に変貌をとげている大手町で、ひっそりと取り残されたような逓信総合博物館が、このまま残ることはないだとうと思ってはいましたが、実際なくなると、やはり寂しいものです。

そういえば、渋谷にあった"たばこと塩の博物館"も閉館したような‥‥。これまた寂しいと思っていたら、墨田区に移転するそうで、現在休館中です。逓信総合博物館も縮小はしますが、"郵政博物館"として、やはり墨田区の東京スカイツリータウンへ移転するそうです。

‥‥あら? 私の好きな古いモノの歴史を展示してくれる施設が、墨田区に集中するということですか! これからは何か調べるにしても、便利でいいかもしれませんね!

 

【おまけ】

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新年は、毎年恒例の水郷にある神社へお参りに行きましたよ。利根川の近くに、小さな三峰神社と公園を見つけ、立ち寄りました。とてもいい天気で、娘も大喜び。なんといっても、東京は元旦は13度、2日も12度と気温が高く、おだやかなお正月でした。

心身ともに元気な年でありますように。みなさまにとっても‥‥。

 


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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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このページは、さえきあすかが2014年1月 5日 21:21に書いたブログ記事です。

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