2013年8月アーカイブ

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今回ご紹介するのは、金属製のマッチケース。‥‥というか、マッチカバーというのかな。喫茶店などでもらってきたマッチ箱を、パチンと挟むようにして使うケースです。紙のマッチ箱がすり切れるのを防ぐと同時に、お洒落な小物に変身させるというすぐれモノ。懐に忍ばせるのも楽しくなったことでしょう。

このケースは、なんと資生堂の商品です。資生堂のロゴマークはもちろんのこと、「資生堂石鹸」の文字が、右横書きで書かれているのです。ステキなデザインをご覧ください。私のもとには、赤、緑、青の3色ありますが、ほかの色もあったのでしょうか。状態もよく、このケースにマッチを入れて持ち歩くなんて、すごいアイディアだわ!なんて思ったりして。 

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そんなことを思いながら、しげしげと眺めていたら、マッチにケースをつけるという発想が、昔からあったことに感心しました。使い捨てるだけであれば、別にケースなんてなくてもいいわけですから。そこに付加価値をつけるというのは、昔も今も変わらないのですね。

というのも、私、携帯電話をスマートフォンに変えて、4ヶ月ほどになりますが、スマートフォンのカバーというか、ケースの多さにビックリしたからです。品揃えが日本一という、秋葉原のヨドバシカメラに買いに行ったのですが、ものすごい量な上に、デザインの豊富なことといったら。アングリと口を開けてしまいました。

マッチが生活の中で重要だった時代には、マッチケースが産まれ、携帯電話が重要な時代には、携帯電話のケースが産まれ‥‥。いつの時代も変わらない、自分らしさを演出したくなる心を、たくみについた商品と言えるのではないでしょうか。 

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それにしても、こうして立てて並べると、書籍のようです。 上品で高級感あふれるデザインは、まさに資生堂さんならではですね。

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余談になりますが、私、スマートフォンにぜんぜん慣れません。前のシンプルな携帯電話のほうが、使いやすかったなぁと内心思っています。アプリもまだ使っておらず、メールはうちにくいから、ラインなど文字の少ない伝達方法が流行るわけだと、妙に納得したりして。まぁ、1年くらい使えば、慣れてくるかなと思っているのでした。

 

おまけ

山陰の大雨ニュースから、心配になって故郷に帰ってきました。幸い、私の実家のほうは、被害はありませんでしたが、帰った当日も島根県での大雨のニュースが、トップニュースで報道されていました。実家のほうも、夜中にはものすごい雷と雨が降り、朝にはやんだからよかったものの、これが長時間続いたらどうなったかと、恐くなったものです。

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今年は日本各地で、大雨でたいへんな思いをされている方が、たくさんいらっしゃいます。

1日も早く、被害にあわれた方々が心身ともに元気になりますように。 

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自然は怖いこともあるけれど、日本海からのぼる美しい朝日は、元気をくれます。 

 

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今回ご紹介するのは、「PATENT」の文字が印象的な、木製の貯金箱です。金庫のダイヤルのような取っ手は、セルロイドでつくられており、なんとも渋いデザインですね。ダイヤルをまわすとロックが外れ、フタが手前にスライドして開きます。この構造こそが、「PATENT」なのでしょうね。 

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シンプルな形ですが、角に大仏様の髪型のような、玉状の飾りがずらりと彫り出されていたり、お金の入れ口は金属プレスのパーツで、雲状の模様が施されていたり‥‥よ~く見ると、凝った部分も。全体的に、丁寧に造られた感じがします。 

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裏面には、「登録」、「新案特許」、「第二三一二八二號」、「出世貯金箱」と右横書きで書いてあります。調べてみると、昭和11年に静岡在住の方が、「貯金箱」として、実用新案登録しておられました。登録内容は、構造のことなので、どのあたりが「出世」なのかはわかりませんが、縁起のいい商品名には違いありませんね。 

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うまくダイヤルが合うと、このとおり開きます。

 

 

おまけ

先日銀座の伊東屋へ行き、手帳を買い替えました。今まで使っていたモノは、とても気に入っていたのですが、いきなり傷ができて、そこから破れてしまったのです。「いつ買ったんだっけ?」と振り返ってみると、2008年の8月に 5年間は使う決心をして、ファイロファックス社製の6穴システム手帳を購入していました。‥‥そうです。不思議ですね。今月をもって、ちょうど5年の月日が流れていました。

手帳を買うために、ひさしぶりに銀座の伊東屋を訪れたのですが、なんと、建物が壊されていて(正確には建て替え中で、仮店舗で営業しておられました)、ビックリしました。その上、同じ会社のモノなのに、手帳のデザインが今の時代を反映しているといいますか、まったく変わっていたので、ふたたびビックリ! いやはや、5年という月日の流れをしみじみと感じました。

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求めたのは、この手帳。前回のモノとは、全然違います。紫色や濃いブラウンの手帳もありましたが、今後5年使用するなら、この色がいいかなと思い決めました。もちろん、名前も入れてもらいましたよ。 

 

おまけのおまけ

大好きな上野松坂屋デパート。夕暮れの屋上です。

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近頃、上野松坂屋や巣鴨に癒されています。年齢を重ねてきた証拠でしょうね。へへへ。

 

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8月11日日曜日、東京の気温が38.6度となりました。その上、夜中も気温が30度を下回ることがなく、本当に暑かったです! 夏って、毎年こんなに暑かったかしら? 娘を産んだ3年前も確かに暑かったけど、日中は家からあまりでなかったため、外の気温に関しては、記憶があいまいだったりします。だいたい娘を常に抱っこしていたから、気温以上に暑かったのでした。

テレビでは、連日熱中症になった人の数を放送していますが、こんな猛暑の中でも、高校野球の選手をはじめ、応援している方が熱中症になったとは聞きません。会社の野球好きの人たちとも、「こんな猛暑の中で、野球をして大丈夫なのか?」と話していますが、やはり日頃の鍛え方が違うのでしょう。

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‥‥そんなことを思っていたら、棚の中にいた徳利と目が合いました。野球の選手(バッター)が描かれている徳利です。この徳利は、何種類かあり、一時期骨董市でもよく見かけたので、ご存知の方も多いと思います。

私ははじめてこの徳利を見た時は、斬新といいますか、オシャレなデザインに驚きながら、ちょっとした違和感を感じました。スポーツってどこか爽やかなもので、お酒がイメージとして、なんだか結びつきにくい気がしたのですね。

でも、私の父の世代の方や、会社の男性の話によれば、野球の観戦にはビールと枝豆が欠かせないとのこと、う~ん、なるほど。テレビでの野球観戦の友がビールなら、この徳利に入れたお酒はさしずめ、ラジオしかない時代かしら? なかなかイキな情景だったかも。

ちなみに、徳利の裏面には、キャッチャーがしている防具が描かれており、 高さは135ミリです。

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全体にフェンスの網をデザインしたような格子模様に、桜の花もステキで、お酒の飲めない方は、一輪挿しとして使うのもいいかもしれませんね。

 

【気になる街角】

暑いさなか、親子で軍港の街・横須賀に行きました。 

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軍艦や潜水艦が眺められる喫茶店を見つけました。涼しいのと眺めがよいのとで、3人ともニッコリ。真っ黒でどこか可愛い、「鉄のクジラ」を窓越しに眺めてのティータイム。店内には、子供向けのおもちゃや絵本も用意されていて、娘もご満悦でした。

 

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今回は、スミレの花が描かれた、小さな灰皿をご紹介したいと思います。

横幅80ミリ、縦65ミリの手のひらにのる小さなモノで、底には「JAPAN」の文字があります。 白地にスミレの花と、金色に縁取りされた色合いが繊細な感じで、手のひらサイズによく似合った絵柄です。骨董市で出会ったとき、あまりの可愛らしさに、つい2つ求めてしまいました。小さいモノって、複数並べてみたくなりますよね。186-8.JPG

灰皿でなく小皿として、イヤリングや小さなアクセサリーを入れてみても、ステキですよね。春生まれの私にとって、スミレは大好きな花のひとつ。それが古いモノに描かれているとくれば、より惹かれてしまうのです。

スミレといえば、No.19でご紹介した、スミレの絵葉書もステキですよ。よかったらご覧ください。 

 

気になる街角 

先日、栃木県下都賀郡野木町で開催されている"野木町ひまわりフェスティバル"会場へ、娘と行ってきました。

‥‥といっても、訪ねたのは開催前日。会場内のお店も、まだ準備している最中にお邪魔したところ、当然のことながら、お客様の姿はほとんどなく、大量のひまわりをのんびりと眺めることができたのでした。

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ひまわりの花畑って、はじめて見たのですが、息を飲むほどに圧巻といいますか、すごい迫力でした。そういえば、以前コスモス畑も見ましたが、また別のすごさがありますね。 

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ひまわりは、種の部分が大きくて、花びらが小さめで、まさに太陽のようでした。

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背も高いので、娘はただただ見上げており、見晴らし台から全貌を見ると、ちょっとビビッているようでした。 だって、写真や絵本で見るひまわりは、1本か数本まで。視界一面に広がるひまわりは、数が多すぎて、どの花に話しかけていいのかもわからなかった様子でした。

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たまに向きの違うひまわりもいますが、後ろ姿も圧巻! 

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ひまわり会場から駅まで歩いたのですが、美しい並木道をぬけると、田園が広がっていました。進むたびに、カエルがピョンピョン跳ねるので、娘はひまわりよりも、カエルのほうがおもしろかったようです。 

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私もコルゲンコーワのケロちゃんをはじめ、カエルさん大好き。さすがわが娘、嗜好が似てきたようですね。 

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まるで井戸端会議をしているようなカエル君たち。浮草の上に乗っても、ご覧のとおり沈まないほどの小ささ。可愛かったです。 

 

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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