2013年3月アーカイブ

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「ツイテナイ」という言葉は、あまり使いたくないと思っている私ですが、今年は1月の後半から今日まで、何度「ツイテナイ」と思ったことでしょう。原因は病気です。インフルエンザにはじまり、ものもらい、風邪、ノロウイルスと正直まいりました。幸いだったのは、旦那サンに感染しなかったことくらいでしょうか。このテの感染症にかかってしまうと、キッズルームに預けることもできず、ひたすら看病となります。その上、インフルエンザとノロウイルスは、私もうつってしまい、本当に大変でした。

こんな調子なので、今年のお花見は、まったくした気がしません。気がつくと、沈丁花も木蓮も見逃し、桜は葉桜‥‥。まぁ、東京の桜の満開が、こんなに早くくるのも想定外なんですけどね。 

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‥‥病気の話は、さておき、今回ご紹介するのは、そんな"桜"にちなんで、乳白色のガラスでできた、可愛らしい桜のパレットです。大きさは直径97ミリ、厚さ10ミリで、現在のように絵の具の種類が多いと、お皿の数が足りないかもしれませんが、デザインは、とてもステキだと思います。なんといっても、色合いがいいです。光をあてると、ピンク色にも輝き、桜のように思えます。

裏面には、「實用新案登録 出願中 九六〇一五」の文字があり、どの部分を実用新案登録しようとしたのか? 意匠登録ではないのか? と思いつつ、眺めているのでした。 

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思えば、水彩画なんて、もう何年も描いたことがありませんが、こんなステキなパレットを見ていると、このパレットを使って、風景画でも描いてみたいなぁと思ったりします。春の優しい色合いを表現するには、ぴったりの桜パレット。黄緑もピンクも、この乳白色のガラスに映えて、ステキな絵が描けそうだと思うのです。 

さてさて、明日から4月です。心機一転ではありませんが、誕生日月でもありますし、気分新たに、この1年を過ごしたいです。

 

 

おまけ

3月26日(火)の、不忍池の桜です。

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子供をキッズルームに迎えに行った後、一緒に自転車で通り抜けました。夕方な上に、曇り空なので、写真もパッとしません。  

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でも、スズメがたくさんいて、とても可愛かったです。 

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今回ご紹介するのは、小林商店の"潤製ライオン歯磨"のビンです。 高さ65ミリ、横幅70ミリの大きさで未使用品。つまり、中には当時のまま、歯磨き粉が封じ込められているのです。

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「磨歯ンオイラ」とロゴが入った茶色いフタは、よくある金属でなく、ファイバーかボール紙のような材質。物資不足の時代に生まれた品物であることが感じられますね。

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ビン本体のガラスも、大小の気泡がいっぱいで、フタと同じく時代を感じさせる品質です。歯磨き粉を出して洗ったら、気泡がよく見えて、また別の魅力があると思うのですが、せっかく未使用で出会ったので、このまま保存してみたいと思います。 

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ライオン歯磨は、何種類か持っていますが(130142参照)、ビンに入っているのは、わが家ではこれだけ。中味の色はご覧のとおり、黄色というか黄土色です。 

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底には、「LION」の文字が型押しされています。「株式会社小林商店~ライオン歯磨株式会社の年表」によると、この「潤製ライオン歯磨」は、昭和9年(1934)に、粉歯磨の欠点だった、飛び散る、むせるという点を改善して発売したそうです。

 

 

おまけ

先日故郷へ帰ってきました。幸い黄砂にもあわず、この時季としは珍しいほど晴天に恵まれ、大好きな大山を眺めることができました。

しかし、うちの娘は今、イヤイヤ時期突入中。もう~、モダン珈琲さんにも行けず‥‥。 ガッカリです。いつ終わるんでしょう。

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余談ですが、ついにエルゴの抱っこ紐を処分しました。飛行機に乗る時は使うかな?と思い、昨年の8月から押し入れにしまいっぱなしだったのですが、今回使いませんでしたので、感謝してお別れしました。一時は一生使うんじゃないかとまで思ったのですが、やはりそんなことはないのですね。 

 

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ようやく、春らしくなってきました。急激な気温の変化に驚きつつも、ダウンコートを着ない身軽な装いに、嬉しくなります。

今回は、春のイメージで、ピンク色の桜がデザインされた小物入れをご紹介します。 

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直径65ミリ、高さ45ミリほどの、小さな入れ物で、陶器でできています。フタを開けてみると、キラキラと輝く黄色が、これまた春を感じるといいましょうか、明るい色合いに惹かれて求めました。 

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戦前につくられた小物入れって、ガラスや金属など素材にかかわらず、味わいのあるものが多くて惹かれてしまいます。中でも、両手で包めるくらいの大きさのものが可愛らしくて、いいなぁと思うと、ついつい求めてしまうのです。 

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そんな小物入れの中には、娘と城南島海浜公園で拾った、小さな貝殻たちを入れてみました。内側の黄色に、貝の自然な色合いがよく映えてキレイ。器のデザインも、どこか二枚貝を思わせるものがあるので、しっくりきているようです。 

 

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これは、なんだと思いますか?

板の上に乗っている、目のまわりを赤くお化粧し、毛並みの一本一本まで彫り込まれたお猿さん‥‥ということはおわかりかと思いますが、実はこれ、クリップです。

ここまで凝ったかたちのクリツプって、今ではあまりお目にかかれませんよね。

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ピンク色の折り紙をはさんでみると、こんな感じ。うしろの四角い板に、紐を通す穴があいているので、壁のフックにかけることもできます。 

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時間を経て、全体に黒く錆びた色になったこともあり、なんともシブく、味わいがあります。 

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実は私、申年なので、干支にちなんで求めたのですが、どうも猿って、いまいち可愛くない(ゴメンナサイ)といいますか、あえて集めようという気持ちにはなりません。でも、このクリップに関しては、とてもていねいなつくりに惹かれました。

そういえば、お付き合いのある会社の専務をお訪ねしたら、寅年ということで、机上に陶器や水晶など、いろんな素材でつくられた寅が飾ってありました。生まれた年の干支グッズを集めておられる方って、結構おられるのでしょうか。

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味があるのはお猿さんだけでなく、背後の四角い板にも、桃が5個浮き出されています。うち2個は赤く塗られていて、桃はもちろんのこと、木の枝や葉っぱまで表現されている細かさ。嬉しくなっちゃいますね。 

  

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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