2013年12月アーカイブ

No.203 ガラスの石蹴り4題

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少し子育てにも余裕ができたせいか、年末の大掃除というと大げさですが、手つかずだった引き出しの整理をはじめました。ほんのちょっとの間のつもりで、放りこんでおいた写真‥‥。結婚式のスナップや、友人に撮ってもらった写真などなど、7~8年前の写真などでてきたりして。

考えてみたら、この時期くらいから、デジカメで写真を撮ってパソコンに保存するようになり、プリントしてアルバムに貼るという行為をしなくなったのでした。なので、行き先を失った写真が、ぞくぞくとでてくるはめに。

このまま、放っておくのもナンなので、まだ使っていなかったぶ厚いアルバムに、順不同で入れること、4冊。古いのになると2002年ですか、11年間の自分の歩みをいっぺんに振りかえることができまして、外見の変化はもちろんのこと、洋服の好みやいろーんな変化を見せつけられて、おもしろいやら、「頑張ったねぇ」と声をかけたくなったり‥‥。楽しいひとときではありました。

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さて、今回ご紹介するのは、忘れられた写真たちと同じ引き出しに入っていた、石蹴りの石です。石といっても、材質はガラス。ずいぶん前に、ガラスが大好きな女性コレクターさんと一緒に求めたもので、いろんなデザインがあって、楽しいですね。こんなにキレイで可愛いと、蹴って遊ぶなんて、もったいなくて私には出来そうにありません。

上は猫さんで、直径60ミリ。 斜めに傷が入っているのが惜しいですが、招き猫のようにお座りした猫さんが彫られています。

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これは桜の花でしょうか、直径58ミリ。蹴らて遊ばれた「使用済み」のようで、擦った跡がついていますが、深みのある青い色が美しく、光に透かすと気泡もたくさんで、いつまでも眺めていたくなります。 

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こちらは、梅の花かな? 直径55ミリ。 ちなみに4つとも、表面はメッキをしたように、金色に輝いています。裏面にはメッキがなく、ガラスの生地のままでしたが、これは元からなのか、蹴られてはがれたのかはわかりません。

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最後は、なんとカブです! 直径60ミリ。葉の模様も細かくて、柔らかみまで伝わってきそう。

どれも似たような大きさですが、完全な円ではない、ちょっといびつな形が、なんとも愛くるしい感じがしますね。

 

【おまけ】 

娘を預かっていただいている、キッズルームの入口に置かれたクリスマスツリーのアップです。来年から幼稚園に行くので、今年で見おさめかと思うと、なんだかとてもさみしい気持ちになりました。

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そうそう、うちの娘、21日からお腹をこわし、1日に何度もトイレに行くことに‥‥。そのたびにお風呂に連れてゆき、お尻を洗い続けていました。だいぶよくなりましたが、小さい子供の病気は大変ですね。

おかげさまで、ロタウイルス、ノロウイルス、インフルエンザと看病してきた経験も手伝ってか、今回は度胸もつき、ドンと構えて面倒を見ているつもりです。 さて、2013年も残り4日となりました。風邪などひかないで(ぶりかえさないで)、新しい年を迎えたいです。

皆様も良い年をお迎えください。

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今回ご紹介するのは、アルマイト製の洗面器。写真の撮り方が上手でないので、ちょっと青みがかって見えますが、新品同様にピカピカです。京都の骨董屋さんで見つけました。

直径24センチ、側面には鳥の形に「SS」と入れたマークを一番上に、「S・S 高級キャラメル」、「京都特約店」、「京栄商事株式会社」、「〒 本 2217」と書かれています。お風呂屋さんでよく見た、「ケロリン」などの広告入り洗面器を思い出しますね。

でも、お菓子の名前が書いてある洗面器なんて、私ははじめて見ました。ひと目で気に入り、「台所で玉ねぎやジャガイモを入れて使ったら、かっこいいだろうなぁ」と思って、ウキウキと連れ帰ったのをおぼえています。

よく見れば、この広告の主である「京栄商事」の所在地もご当地、京都。 そんな出会いから、かれこれ20年は経ちました。本当に時間の経つのは早いですね‥‥。

 

【おまけ】

最近、悲しくなったことがあります。それは、上野松坂屋の南館が、来年1月末をもって閉館、建て替え工事に入ることになったからです。

店員さんのお話では、新しい松坂屋には、屋上の遊園地も、オモチャ売り場も復活する予定はないとのこと。思えば、上野松坂屋は、私が子供を産んでから、本当にお世話になったデパートでした。"デパート=上野松坂屋"と認識している娘に、遊園地とオモチャ売り場がなくなることを、どう説明しようかと、寂しい思いで眺める今日この頃なのです(本館は残るんですけどね)。

聞いたところによると、今後は20階以上の高層ビルとなり、映画館などが入る複合施設になるとか‥‥。上野で一番高いビルになるのでしょうか。そんな大きなビルができたら、上野の街もずいぶんと変わるんでしょうね。不忍池とか見下ろせるようになるのかな。

でもまぁ、オリンピックを7年後に控え、来年からの消費税増税のこともあってか、ほうぼうで解体の案内が貼られたビルを目にしますし、すでに更地になっていて驚かされたり。東京の街は、まるで生き物のように、加速度的に変貌しているように思えます。

そうそう、上野松坂屋の屋上といえば、東京オリンピックの時に使用されたポールとか、今後どうなるのでしょうね。過去にご紹介した上野松坂屋の記事は、以下にリンクしておきますので、興味のある方はご覧ください。

No.55No.102No.116No.122No.163No.188

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お陰さまで、娘も大きくなりました。

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今年も残りわずかとなってきました。少しずつ掃除や物の整理などはじめていますが、ご無沙汰している人との再会も年内に‥‥と、バタバタ実行しています。

先日、以前勤めていた会社の方々と、目黒雅叙園でお食事をしました。約1年半ぶりの再会です。それも偶然、当時の社長の命日と重なり、想い出話も交えて、楽しい時間を過ごしました。社長が亡くなって9年経ちますが、優しかった社長の笑顔や口ぶりが思い出され、まるで社長が同席してくれているような感じがして、とても懐かしい気持ちになりました。 

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余談はさておき、今回ご紹介する、コレ。何かわかりますか? 材質は焼き物(素焼き?)ですが、扇子の形をしていて、日の丸に「必勝」の文字が右横書きで書かれ、なんともインパクトがありますね。 

紫色に日の丸というのも、なんとも独特の色合いです。ちなみに大きさは、横85ミリ、縦55ミリで、手のひらに、ちょうどのるサイズです。

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扇子の上にはご覧のように穴が開いています。実はコレ、マッチを擦るためのモノなのでした。正式な名前は、なんというのかわかりません。「マッチ擦り」とでもいうのかしら。ご存知の方がおられたら、教えてくださいね。

上の穴は、使ったマッチの燃えさしを入れるところです。扇子のまわりのザラザラした面で、マッチを擦ることができます。地味な小物ですが、デザインはさまざまで、何個か集めて机の上に並べると、なかなか味があって楽しくなるのでした。 

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裏面は素焼きの肌のまま、塗装なしです。はみ出た絵の具が素朴さを感じさせますね。

そうそう、扇子といえば、扇子の形をしたインキ壷もご紹介しました。興味のある方は、ご覧ください。

 

【おまけ】 

公園のトイレに入ったら、壁に虹が! きれいだったので、つい撮影しちゃいました。

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あまりにも美しい色合いに、トイレということも忘れてしまいました。 

 

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今回のお題は、ご覧のとおり縦65ミリ、横60ミリの小さな紙箱ふたつ。 商品名は、正面に大きく「教育時計」「学習時計」とありますが、側面にはそろぞれ「キューピーの教育時計」と、「キューピーの学習時計」と書いてあり、こちらが正式名称のようです。

骨董市で出会った時、パッと視界に飛び込んできたのは、やはり時計の文字盤に小さく描かれたキューピーさんでした。いかにも子供用と感じさせるキューピーさん、なんとも可愛らしいですね。

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箱を開けてみると、パッケージに描かれたとおり、12の数字の下に、キューピーさんが描かれた時計が入っていました。思った以上の可愛らしさ、これはぜひ手に入れなくては‥‥と、連れ帰ったのでした。

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時計の裏面はこんな感じ。中央のまるいツマミで、時計の針を動かします。箱の裏には、「1にち24じかん、1じかん60ぷん、1ぷん60びょう」の文字があり、いかにも教材といった感じです。

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もう1つの箱も開けてみると、上記と同じ、緑の枠の時計がでてきました。 箱が違うのですから、中味も違うと嬉しかったんですけど‥‥。ちなみに、それぞれ違う骨董市で出会いました。

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こちらの箱の裏はもう一つと違って、「ねん、くみ、なまえ」の書き込み欄が。そういえば、小学校のとき渡された教材には、どれもこの欄があったっけなあ‥‥。

 

【おまけ】 

故郷に帰ってきました。親が骨折入院しまして‥‥。4日の滞在で、バタバタと大忙しの日々でしたが、散歩途中の空の美しさには感動しました。幸い晴天に恵まれ、気温も高かったので、風邪をひくこともなく、娘も大好きな砂遊びをしたり、お見舞いに行った病院では、看護師さんたちに可愛がられてアイドル的存在になったりと、楽しそうでよかったです。

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島根半島の紅葉が、こんなにはっきりと見えたのは、かなり珍しい気がします。 

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それにしても、11月は入ったとたんから大忙しで、月末まで走り続けた感じです。 気がつくと12月‥‥。平成25年も残り1ヶ月となり、今週には忘年会もスタートしますし、まだまだ、しばらくは忙しそうです。

部屋にはクリスマスツリーも飾り、故郷でひろったまつぼっくりも飾りました。

そうそう、余談ですが、9年ぶりに晶文社の編集者さんに、偶然お会いしました。びっくり。『ガラクタをちゃぶ台にのせて』を発行した時、担当ではありませんでしたが、ずいぶん励ましてくださった方で、なんだか、時間の流れを感じて、じ~んとしちゃいました。

そして、このたび、この「ガラクタ共存記」は、200回を迎えることができました。のんびりと古いモノをご紹介してきましたが、読んでくださっている皆様に感謝です。ありがとうございます。今後も地道に、古くて楽しいモノをご紹介できればと思っています。

 

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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