2013年4月アーカイブ

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これは、なんでしょう?

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上からのぞいてみると、ガラスの中に描かれているのは、千葉県の観光名所である、犬吠岬の灯台です。子供が描いたような可愛らしい灯台の横に、「犬吠岬」と右横書きで書いていなければ、犬吠岬の灯台だなんて、私はわかりませんでした。調べてみると、この灯台の歴史は大変古く、明治7(1874)年に完成し、「世界灯台100選」、「日本灯台50選」に選ばれているとか‥‥。 

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ひっくり返すと、カガミがついており、「新案登録」の文字も刻印されています。つまり、これは机上に置くペーパーウエイトであり、カガミでもある、犬吠岬のお土産だと思われます。実は、後日ご紹介しますが、ほかにも2種類、似たようなペーパーウエイトを持っていて、それぞれ違う観光地が描いてありました。ほうぼうでお土産物として売られていたようですね。 

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灯台の背景に描かれた赤色は、夕焼けでしょうか? 太平洋をバックに建つ犬吠岬の灯台は、いつか訪れたい場所でもあります。太平洋って、日本海の近くで育った私からすると、同じ海でも明るいといいますか、感じが違って見えます。でも、海はいいですね~。どこから眺めても、気持ちが大きくなるといいますか、癒されます。

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さかさまから見ると、こうなります。ガラスの中の灯台が、キラキラ輝いています。大きさは、横幅78ミリ、高さ25ミリです。

 

おまけ

少し前に、茨城県の大洗へ行きました。知人のお墓参りと、大洗磯前神社へのお参りが目的です。境内の八重桜は満開で、きれいでしたよ。

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神社の参道を下ると、太平洋が広がっていて、岩の上に鳥居がありました。 

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砂浜ではなく、石ころが広がった海岸は、娘ともども新鮮で、石ころでままごと遊びをしたのでした。 

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4月19日のこと。お友達の個展に行ってきました。ひさしぶりだと思ったら、約1年ぶりになります。高円寺のハチマクラさんで、たいみちさんの「古文房具の魅力展」を見て以来だからです(2年前の3月にはたごもりさんの個展に行っているから、年1ペースか‥‥)。

案内のハガキによると、鞄作家の方と一緒に展示されるそうです。鞄は好きなので、ワクワクしながら向かいました。そこで出会ったのが、このポーチ。なんと、古い着物のデザインを生かして、鞄製作しておられる作家さんなのでした。私はメデタイ鶴の絵柄に惹かれ求めました。ちなみに作家さんは、"キモノ鞄や 美豆兎"(ミズウサギ)さんといいます。ポーチ以外にも、革と帯をカッコよくデザインしたトートバックなどありました。

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もともとは、帯だったものが、長い年月と美豆兎さんの手を経てポーチとなり、私の鞄の中で活躍することに‥。不思議なご縁ですね。インパクトのあるこのポーチは、鞄の中でも迷子になることなく、最近化粧なしには見れなくなった私の、良き相棒となること間違いなしなのでした。 

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お友達とは、No.15No.37でご紹介しました"家鴨窯"さんです。初の個展ということで、これは行かなくてはと思い、旦那サンと行ってきました。 今回の作品は、アヒルというよりは、さまざまな生き物。不思議な感じにデザインされた動物たちが、たくさん並んでいました。例えば、顔に足の生えたクマさん。

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ウサギの顔のペンダントトップなどなど‥‥。

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もちろん、お馴染みのガーガー箸置きも充実、いえ、種類が増えてパワーアップしていました。わが家では、ウミウシと戦車を頭にのせたガー箸置きを新たにつれて帰りました。

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なにはともあれ、はじめての個展というのは、緊張もし、想い出に残るものです。友人としても、本当に嬉しい。行けて良かったです。 

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そうそう、以前娘用に求めた器たちは、丈夫な上に、デザインも可愛らしく、食べた後に顔を出すガーガーが、娘はお気に入りです。 

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お花は、神保町の花屋 Viridianで。 

 

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たくさんの自転車が並んでいた、わが家の駐輪場が、やけに寂しくなったのは、おとなりさんが引っ越ししてしまったり、いつも挨拶していた人たちが、引っ越してしまったからです。日々ひと言、ふた言会話をかわしていただけなのに、いなくなってしまうと寂しいものです。テレビの番組も変わったり、大好きだった育児ブログも終わってしまったり‥‥(くつろぎのママ、ありがとうございました)。春って、別れの季節なのですね。

余談はさておき、今回ご紹介するのは、ガラスのペーパーウエイトです。それも中には、布でつくられた可愛らしいお花と葉っぱが、デザインされています。大きさは直径が68ミリ、高さ30ミリです。ぷっくりとした厚手のガラスを通してみる花々は、とても可愛らしく、素敵なペーパーウエイトだと思うのです。

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そして、ガラスから布製のお花が取り外せるのも、特徴のひとつ。はめ込み式なので、いろんな絵柄をいれることができるのです。花柄以外にもあったのでしょうか? 

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ひっくり返すとこんな感じです。紫色のベルベットが、上品な感じでいいですね。底面のガラスには、「意匠第一〇四一貮号」の文字が書かれていました。

そうそう、中のデザインが変えられるペーパーウエイトといえば、No.24でご紹介した、東京大正博覧会教育文具の文鎮もそうでした(こちらは、文鎮のほうが私的にしっくりくるので、文鎮としてご紹介しています)。会場の写真が入っていましたが、ステキな文鎮です。

 

おまけ

4月4日、雨上がりの朝。近所の公園に娘と三輪車で向かいました。すると、地面には桜の花びらがいっぱい。それも雨に濡れて重さがあるせいか、風に舞うこともなく、地面に貼りついています。 木々に咲く桜を眺めるのも美しいですが、散った桜の花びらを愛でるのも、いいですね。

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このアンパンマン三輪車。1年以上前に買ったのに、ほとんど乗っていませんでした(本人が乗りたがらない)。このまま処分か? と思っていたのですが、ようやく乗ってくれまして、近所の探検をできるようになりました。やれやれです。 

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「あっ、見て!飛行機!」

このセリフは、1日に何度となく娘の口から出る言葉です。青空を飛ぶ飛行機、雲の間からでてきた飛行機、ビルの間を飛ぶ飛行機、夕焼けに向かう飛行機‥‥。彼女はどんなに遠くの小さな飛行機でも、見つけると嬉しそうに指をさします。彼女の影響で、飛行機を見つけることが上手くなった私は、旦那さんと眺めた、フランスの空を飛ぶ飛行機の多さに、驚いたことを思い出しました。

ご紹介するマッチケースは、昭和初期に「太平洋横断」という大きな目標をかかげて、帝国飛行協会が資金集めをした時に、配った景品のようです。財団法人日本航空協会発行の『協会75年史』によると、日本人による、国産飛行機の太平洋横断は、"空前絶後の大計画"として、当時の人々に夢を与えました。昭和も88年になる今日では、太平洋横断なんて当たり前の話ですが、昭和のはじめの航空事情思うと、ものすごい進歩ですね。

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残念ながら、空前絶後の大計画といわれた、太平洋横断は達成されませんでした。飛行訓練中に事故が起こってしまったこと、横断のために準備していた飛行機では、無着陸飛行は無理だと判断されたことなどが理由だったそうです。

このマッチケースは、縦60ミリ、横幅45ミリの小さなケースで、「援助せよ、同胞!」、「太平洋横断」、「無着陸飛行!!」、「東京丸の内 帝國飛行協會」の文字と、地図の上を飛ぶ飛行機が描かれています。太平洋に描かれた日の丸のデザインも、インパクトがあって、かっこいいですね。

フタを開けると、マッチを擦る部分が付いており、昔のマッチも残っていました。最近では、マッチってあまり使いませんが、ひと昔前は大活躍していたことが、マッチケースと出会うたびに思わされます。

No.91No.103No.105No.138参照

 

おまけ

3月中旬の里帰り。なんだか古い葉書のような感じに、伯耆大山が撮影できました。

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この時期は、こんなにすっきり見えることが少ないので、とても嬉しかったです。 

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弓浜半島の防風林、松林も美しく、青い空と流れるような白い雲がきれいでした。 

そして‥‥

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その横を離着陸する飛行機。娘は大興奮でした。  

 

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たくさんある古いガラクタの中で、お気に入りのモノのひとつが、お配り物のカガミだったりします。広告が入っていて、手のひらサイズ。喫茶店のマッチのように、お客さんに配られたのではないでしょうか。このテの広告入りカガミって、けっこうたくさん出てくるんですよ。衣料品店や酒屋、カフェなどなど‥‥。

上のカガミは、群馬県前橋市北曲輪町の"佐山洋服店"が配られたモノで、縦68ミリ、横40ミリの手にすっぽり収まってしまう大きさです。シルクハットをかぶった紳士と、しなっとした着物の女性が描かれた、かっこいいイラストはもちろんのこと、赤、青、黒の色合いも素晴らしく、喜んでつれて帰りました。 

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次は大阪九条花園橋の"井筒屋呉服店"のカガミです。絵柄はよく似ていますが、こちらは紳士2人づれ。大きさは上と同じで、左側の紳士は、上のカガミの紳士と同じかと思い、よく見てみると、手袋や目が違います。ほとんど同じですけどね‥‥。 

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2つ並べてみると、こんな感じ。かっこいい~。 

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裏面のカガミは、フチが錆びていたり、少々傷んでいますが、充分使用できます。 

カガミといえば、今私のカバンの中に入っているのは、宇都宮で求めた日光彫の手鏡です。最近口紅を塗らないと、顔色が悪く見えるようになりまして、カガミは必需品となりました。

 

頑張っているお友達の話を少し‥‥。

まずは、1月に開催された、びん博士のコンサートのお話です。行きたかったのですが、行くことができず‥‥。本当に残念でした。でも、こういうご案内をいただくと、元気に頑張っておられるのだと、嬉しくなります。年賀状によると、『神薬』の本は、もうしばらくお待ちくださいとのこと。楽しみですね。

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そして、講談社より発売された『昭和のはじめ タイムトリップ 地図帖』 のご案内です。著者は、日本古地図学会前会長・井口悦男さんと、友人の濱田研吾さんです。

昭和初期の写真や絵葉書、美しい鳥瞰図などをたっぷりと載せて、全国の有名観光地の昔の姿や、そのころの旅行事情を紹介しています。とても見やすく、読みやすい文章で、見ているだけで、ワクワクドキドキ。旅に出たくなりました。

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おまけ 

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3月24日に船の科学館近くの公園に行きました。ここも桜が見事でした。

 

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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