2013年6月アーカイブ

No.181 青い軍艦型文鎮

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ご紹介するのは、陶器でできた軍艦の文鎮です。比較的、よく見かける品なので、古物好きなら、ご存知の方も多いのではないでしょうか。焼き物ですから形はおおまかですが、3本並んだ煙突や前後の大砲が、昔の軍艦らしい力強さをかもしだしていますね。

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文鎮の大きさは全長17センチ、高さは4センチです。実は私、子供の頃から船が好きで、帆船のポスターを部屋に貼っていました。そのせいか、骨董市でも船の形をした文鎮には、ついつい手が伸びてしまうのです。この軍艦型文鎮も、丸みのある可愛らしい形と、素朴な感じのする色合いが気に入り、同じモノが数個手元にいるのでした。

 

おまけ

八景島シーパラダイスへ行ってきました。 はじめて行ったのですが、広いんですね。ビックリ。ちょうど、あじさい祭りも開催されていて、きれいでしたよ。

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こちらのお魚たちは、なんだか大きくて、のびのびしている子が多かったような‥‥。とても楽しかったです。 

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娘はマンボウが好きなので、近くでジッと見てました。 

 

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上野界隈が、固唾をのんで見守っている。そんな感じがする今日この頃‥‥。上野松坂屋デパートへ行っても、不忍池周辺で遊んでいても、その話題がチラホラ耳に入ってきます。そうです、上野動物園のパンダ、シンシンの赤ちゃんが、産まれるのかどうなのか? 昨年残念な結果だっただけに、皆さん今年は慎重に、静かに見守っているように思えるのです。 ぜひとも、元気な赤ちゃんが産まれて、健やかに育ってほしいものですね。

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今回は、そんなパンダにちなんで、パンダのお人形をご紹介します。 全長125ミリと小さめで、顔はセルロイド、体は布でできています。今年は異素材を組み合わせた洋服が流行しているようですが、このお人形も、セルロイドと布という、ちょっと変わったつくりに惹かれて購入しました。180-3.JPG

後ろ姿を見ると、パラパラ漫画で有名なお笑い芸人、鉄拳さんを連想しちゃいます。 

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くりっとした目、口をキリリと結んで、おすましな表情。耳も表情に合わせたのか、ピンと立った意志の強そうな形で、シンシンの耳にも似ているような‥‥。 蝶結びにしたオレンジ色のリボンもオシャレで、白黒ツートンの装いによく映えて、魅力的ですよね。

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おまけ 

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つい先日行った、上野動物園内から撮ったものです。あじさいの向こうに見えるのは、おなじみ不忍池。緑も濃くなってきて、蓮の葉もだいぶのびていましたが、今年の梅雨は雨が少ないせいか、いまひとつ元気がないように思えました。

 

 

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今回ご紹介するのは、絆創膏が入った細長い缶です。 

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商品名は"シロバン"こと、"白い絆創膏"といい、表面に書かれていたメーカー名は"旭十商會"、所番地は当時の表記で、東京市淀橋區下落合とありました。 

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高さ85ミリの細長い容器の色合いは、満州国の国旗とよく似ていますね。 仁丹などでも、満州国カラーのケースを販売していますから、このシロバンもその当時に売り出されたのでしょうか。

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フタにも"シロバン"の文字が書かれています。 よく見ると、王冠をイメージしたようなデザインで、凝っていますね。

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缶の状態も良く、未使用だったので、中味もはいっていました。 取り出してみると、幅80ミリの茶色くて薄いパラフィン紙(?)に、ガーゼが巻いてありました。開くとボロボロと崩れそうなので開きませんが、私たちが今目にしている絆創膏とは、ずいぶんスタイルが違います。

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"絆創膏"といえば、今娘のお気に入りで、ちょっと虫にさされでもすると、「絆創膏はって!」といいます。可愛いからと、アンパンマンの絆創膏を貼ってあげたら、どんどん要求するようになってしまい、絆創膏代がばかにならないので、普通の絆創膏に変えました。 

 

気になる(なっていた)街角

以前から行ってみたかった江戸川のボート乗り場へ、梅雨の合間に家族3人で行ってきました。 

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3歳になった娘は、よく話すようになりましたよ。 

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この日は真夏のような晴天で、暑かったのですが、とても気持ちがよかったです。 

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そして、どこかのんびりしていて、懐かしい風景に、つげ義春さんの漫画を思い出したりして‥‥。 

 

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これは、なんだと思いますか?

ベークライトの黒いフタに、白い陶器の器‥‥。 No.86No.88でご紹介した、化粧品のビンに似ていますよね。

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でも、ラベルに書かれた文字をよ~く見ると、「田口商会 墨汁壷 ペン洗器」と書いてあるではありませんか! つまり、このビンは化粧品ではなく、文房具なのです。  

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真上から見てみると、このとおり。ペンの挿し込み口らしき穴が開いています。それも、中央に向けて、ブラシがついていることから、このブラシで、ペン先についたインクなり、墨汁を落としたと思われます。

フタに明記されたパテントナンバーから調べてみると、昭和11年に東京市の田口明という人が、"「ペン」拭器"として実用新案登録されていました。登録箇所は、フタの内側に刷毛を取り付けた構造で、推測どおり「刷毛ハ放射状ニ筒ノ内部ニ突出シ、「ペン」ヲ挿入スルトキ該刷子ニヨリテ、「ペン」先ニ付着セル「インク」ハ拭き取ラルルモノナリ」と書いてありました。

また、検索してみると、同じモノを紹介しておられる方がいましたので、リンクを貼らせていただきます。フタも2色ある上に、よく見ると、ラベルが違っていて、栗下南望さん所有のペン洗器には、値段も書いてありました。そして、私のほうは、まるいコルクの板が入っていましたが、栗下さんのほうは、透明のセルロイドの板が入っていました。参考になりました。ありがとうございました。

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フタを開けてみると、こんな感じ。ビンの中に入っているのが、まるいコルク板です。未使用品でした。

ちなみに、この"ペン洗器"は、千葉の成田山新勝寺へお参りに行った際に出会いました。実は、京成成田駅から成田山まで行く途中に、骨董屋さんが3店あるのです。 5年ぶりに訪れたので、お店やっているかなぁと思ったのですが(スミマセン)、3店とも営業しておられました!

下の写真の軍用茶碗は、違うお店で求めました。数百円という安さについ‥‥。

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裏面には、統制番号があり、「時のかけら~統制陶器~」でも紹介してありました。 勉強になります。意外と状態もよかったので、家での食事に使おうかな。

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成田山新勝寺までの参道。私はなぜかこの街並みが大好きで、ひさしぶりに歩いたら、涙がでそうになってしまいました。

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肝心のお参りは、御朱印もいただき、護摩木に願いも書きまして、御護摩祈祷にも参加しました。「御火加持(おひかじ)」という、自分の鞄や財布などを御護摩の火にあて、お不動様の御利益をいただくこともでき、とても、すがすがしい気持ちになりましたよ。 

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お参りの帰りには、ウナギを食べ、おみやげに奈良漬を買うなど、ちょっと贅沢。赤いポストも懐かしくて、本当に好きな街並みです。 

 

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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