2014年3月アーカイブ

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時間がない‥‥。

娘の入園式までに、やることが山積み状態で、毎日走り続けている感じのする今日この頃‥‥。

なんとか、通園バックと上履き入れは作ったものの、名前を書いたり(スタンプで押すだけなんだけど)、アイロンで圧着させるなどの作業が残っていたり、予防接種の残りをうちに病院へ行ったり‥‥。

娘のことだけでも多いのに、ほかのことでも、まあ色々ガタガタと。重なる時は、重なるものです。世のお母さん方は、こういう時期を過ごされてきたのですね。 

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大好きなコレクターの方が、骨董市に出店をはじめたというご案内もいただいており、顔を出したいと思いつつも、そんな調子でなかなか時間がとれず、仕方ありません。

まあ、とにかく時間に追われているというあたりに引っかけて、今回は置き時計をご紹介したいと思います。 

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鎌倉のお店で出会った瞬間、白と黒の放射状のデザインのオシャレさに、思わず手に取りました。古びて角が丸くなったところや、補修の跡もあるものの、大理石製。石だから当たり前ですが、ずっしり重く、持って帰るのにだいぶ苦労した覚えがあります。

家に帰って、棚の上に置いてみると、実に絵になるというか、存在感を発散する(?)置時計であることに気づかされました。ちなみに 幅19.5センチ、高さ10センチで、文字盤の下には「MADE BY TOYO CLOCKFACTORY,  JAPAN」の銘が。調べてみると、「東洋時計」というメーカーなのだそうです。

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動力はいうまでもなくゼンマイで、二本のネジで留められた、くすんだ真鍮の裏ぶたも味わい深く、大理石の色合いとともに、過ごしてきた時の長さを感じさせます。昔は、どんなお部屋で時を刻んでいたのでしょうね。

そうそう、東洋時計の歴史については、TIMEKEEPER 古時計どっとコムさんが、詳しく解説しておられます。ご興味のある方は、ぜひご覧になってくださいね。 

 

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今回ご紹介するのは、昔の煙草"敷島"のパッケージを模した、陶器の灰皿です。

縦110ミリ、横85ミリ、高さ40ミリの大きさで、3面に描かれた松林の緑が、クリーム色の生地に映えてとってもきれい。こういう本物をそっくり真似たグッズって、ちょっとそそられませんか? 敷島という煙草の普及ぶりもうかがえ、当時の世相も垣間見れる気がして、楽しくなりますね。

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フタを開けると、四隅に煙草を置く溝を切った灰皿が。向こう側はマッチ箱立ても作りつけられて、ミニ煙草盆といった感じです。 

ちなみに、敷島は、明治37(1904)年から昭和18(1943)年まで発売された煙草で、両切りの多かった当時としては珍しく、吸い口を片方につけた「口付煙草」だったそうです。

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煙草の包みでいうと、底にあたる面には、「カフェー美松 電70」の文字が。このお店が発注主で、きっと、お客様へのお配り物としたのでしょう。 愛煙家の多かった当時は、喜ばれたことでしょうね。

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フタにも溝にしっくりはまるよう、四隅に凸部がつけられているのが、細やかな気遣いを感じさせます。

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最近でも、キャラメルなどのお菓子や食品などが、大きなパッケージで売られていたり、Tシャツや鞄など、同じデザインのグッズとして販売されていて、人気を呼んでいるのを見たことがあります。煙草のパッケージをまねた灰皿を見ていると、今も昔も、このあたりの感覚は変わらないのだなぁ、と思ったのでした。 

 

おまけ

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先日、千葉県鴨川市へ家族で一泊してきました。あいにくのお天気で、残念だったのですが、菜の花畑でお花を摘んだり、帰り道の途中にあった木工家具と焼き物のお店に立ち寄って、信楽焼の小さな丸いふくろう3羽を求めたりしました。

ふくろうの種類が豊富で、どれもかわいらしく、すごーく悩んでいたのですが、娘の「これがいい!」のひと言で決定。むむむ。まぁ、いっかぁと思いながら、連れて帰ったのでした。娘によると、3羽のふくろうは「お父さん、お母さん、あたし」だそうです。 

 

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今回ご紹介するのは、「CHERRY PINS」という商品名の入った、ブリキの画鋲入れです。直径45ミリ、高さ15ミリの平たいブリキ缶で、ピンク色の桜の花を中心に、周りにはグリーンの地に金のローマ字で商品名と社名が書かれた、何ともステキなデザイン。

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最初は缶だけと思っていたところ、手に取るとカラカラと音が。フタを開けてみたら、画鋲が少しだけ入っていました。 裏返った状態では、普通の画鋲とそんなに変わりないように見えたのですが‥‥。

表面を見ると、画鋲ひとつひとつに、何か模様が型押しされているのに気づかされたのです! 缶の絵からして、最初は桜かと思ったのですが、よ~く眺めてみると、桜ではなく四つ葉のような‥‥。たかが小さな画鋲といえど、この凝りよう。大げさですが、作り手の思い入れといいますか、心意気を感じてしまうのでした。

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今では、携帯やパソコンが便利になったおかげで、書置きやメモを紙で残しておくことが、本当に少なくなりました。そのせいか、画鋲が活躍する場面も、ずいぶん減ったように思えます。

こんな可愛い画鋲があったら、実用以外でも趣味で、写真やカードなんかを貼っておきたくなりますよね。ちなみに、娘の幼稚園入園が迫った我が家では、紙での資料が加速度的に増えはじめ、今後は画鋲や磁石が大いに活躍しそうな雲行きです。

‥‥画鋲で思い出したのが、私が子供の頃、個人的な新聞をつくって、部屋に貼っていたこと。新聞といっても、B5サイズの1枚で、近所に咲く花の話や、探検した話など、ささやかなことを書いて、1人で楽しんでいたのです。

壁に貼る時は、当然のことながら画鋲でとめていました。当時使っていた画鋲は、このような型押しの模様などない、真鍮製の実にシンプルなものでしたが‥‥。そうそう、時々踏んづけて、「痛ぁ~い!」と飛び上がったこともありましたっけ。

 

【おまけ】 

この写真は、2月16日の都内某所。こんなに雪の残っている都内は、はじめて見ました。

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青い空がとてもきれいでしたが、日影の歩道には、まだ雪が多く溶け残っており、自転車での移動はしばらくお休みでした。 

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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