No.211 昔の画鋲入れ「CHERRY PINS」

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今回ご紹介するのは、「CHERRY PINS」という商品名の入った、ブリキの画鋲入れです。直径45ミリ、高さ15ミリの平たいブリキ缶で、ピンク色の桜の花を中心に、周りにはグリーンの地に金のローマ字で商品名と社名が書かれた、何ともステキなデザイン。

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最初は缶だけと思っていたところ、手に取るとカラカラと音が。フタを開けてみたら、画鋲が少しだけ入っていました。 裏返った状態では、普通の画鋲とそんなに変わりないように見えたのですが‥‥。

表面を見ると、画鋲ひとつひとつに、何か模様が型押しされているのに気づかされたのです! 缶の絵からして、最初は桜かと思ったのですが、よ~く眺めてみると、桜ではなく四つ葉のような‥‥。たかが小さな画鋲といえど、この凝りよう。大げさですが、作り手の思い入れといいますか、心意気を感じてしまうのでした。

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今では、携帯やパソコンが便利になったおかげで、書置きやメモを紙で残しておくことが、本当に少なくなりました。そのせいか、画鋲が活躍する場面も、ずいぶん減ったように思えます。

こんな可愛い画鋲があったら、実用以外でも趣味で、写真やカードなんかを貼っておきたくなりますよね。ちなみに、娘の幼稚園入園が迫った我が家では、紙での資料が加速度的に増えはじめ、今後は画鋲や磁石が大いに活躍しそうな雲行きです。

‥‥画鋲で思い出したのが、私が子供の頃、個人的な新聞をつくって、部屋に貼っていたこと。新聞といっても、B5サイズの1枚で、近所に咲く花の話や、探検した話など、ささやかなことを書いて、1人で楽しんでいたのです。

壁に貼る時は、当然のことながら画鋲でとめていました。当時使っていた画鋲は、このような型押しの模様などない、真鍮製の実にシンプルなものでしたが‥‥。そうそう、時々踏んづけて、「痛ぁ~い!」と飛び上がったこともありましたっけ。

 

【おまけ】 

この写真は、2月16日の都内某所。こんなに雪の残っている都内は、はじめて見ました。

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青い空がとてもきれいでしたが、日影の歩道には、まだ雪が多く溶け残っており、自転車での移動はしばらくお休みでした。 

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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このページは、さえきあすかが2014年3月 7日 07:30に書いたブログ記事です。

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