今回ご紹介するのは、「CHERRY PINS」という商品名の入った、ブリキの画鋲入れです。直径45ミリ、高さ15ミリの平たいブリキ缶で、ピンク色の桜の花を中心に、周りにはグリーンの地に金のローマ字で商品名と社名が書かれた、何ともステキなデザイン。
最初は缶だけと思っていたところ、手に取るとカラカラと音が。フタを開けてみたら、画鋲が少しだけ入っていました。 裏返った状態では、普通の画鋲とそんなに変わりないように見えたのですが‥‥。
表面を見ると、画鋲ひとつひとつに、何か模様が型押しされているのに気づかされたのです! 缶の絵からして、最初は桜かと思ったのですが、よ~く眺めてみると、桜ではなく四つ葉のような‥‥。たかが小さな画鋲といえど、この凝りよう。大げさですが、作り手の思い入れといいますか、心意気を感じてしまうのでした。
今では、携帯やパソコンが便利になったおかげで、書置きやメモを紙で残しておくことが、本当に少なくなりました。そのせいか、画鋲が活躍する場面も、ずいぶん減ったように思えます。
こんな可愛い画鋲があったら、実用以外でも趣味で、写真やカードなんかを貼っておきたくなりますよね。ちなみに、娘の幼稚園入園が迫った我が家では、紙での資料が加速度的に増えはじめ、今後は画鋲や磁石が大いに活躍しそうな雲行きです。
‥‥画鋲で思い出したのが、私が子供の頃、個人的な新聞をつくって、部屋に貼っていたこと。新聞といっても、B5サイズの1枚で、近所に咲く花の話や、探検した話など、ささやかなことを書いて、1人で楽しんでいたのです。
壁に貼る時は、当然のことながら画鋲でとめていました。当時使っていた画鋲は、このような型押しの模様などない、真鍮製の実にシンプルなものでしたが‥‥。そうそう、時々踏んづけて、「痛ぁ~い!」と飛び上がったこともありましたっけ。
【おまけ】
この写真は、2月16日の都内某所。こんなに雪の残っている都内は、はじめて見ました。
青い空がとてもきれいでしたが、日影の歩道には、まだ雪が多く溶け残っており、自転車での移動はしばらくお休みでした。