No.215 陶器でできた桜模様のボタン

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夢を見ました。骨董市でお買い物をする夢です。夢でありながら、とてもリアルで、楽しかったのですが‥‥。最近忙しく、なかなか骨董市やお店へ行けないので、ついに夢にまで出たのかと複雑な気持ちに。夢には古いなじみである、古道具・月天のTさんまで登場し、お会いしたいなぁと、しみじみしました。

4月に入って、娘の入園式がなんとか無事終了し、ホッとしたのもつかの間。学級懇談会、保護者会と、連日盛りだくさんの予定に追われています。その上、役員までやることになったので、今後どんなスケジュールで進行していくのか、皆目見当がつきません。そんな慌ただしい日々を迎える直前には、里帰りまで実行したので、4月前半は大忙しの毎日でした。

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さて、今回ご紹介するのは、桜の季節にちなんで、桜模様のボタンです。

それも物資、特に金属が不足した戦前~戦時中につくられた陶器製のボタンで、直径は15ミリ。当時のものは、他にもガラスでできたボタンがあり、使い勝手はさておき、コレクションとして見ると可愛らしく、集めて楽しいものです。

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裏側はご覧のとおり、糸を通す穴が作りつけられており、肉厚なぽっこりとした感じが、可愛らしさを強調しているようです。

学生服のボタンとすれば、桜の意匠は校章なのかもしれませんが、釉薬をかむった茶色の顔料が、なんともいえない味わいがあり、眺めていて楽しくなるデザインです。

物のない厳しい時代にあっても、きれいに可愛らしく仕上げる気持ちを忘れない様子に、すごいなぁと思わずにはいられません。他にも色々な大きさや絵柄のものがあるので、また機会を改めてご紹介したいと思います。

 

【おまけ】

上でも触れたように、久しぶりに里帰りしてきました。このン10年、自分の誕生日の時季に里帰りしたことはなかったので、ここぞとばかり、家族と一緒にふるさとの美しい桜をたくさん眺め、楽しんできました。

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天候が不安定な山陰ですが、比較的いいお天気に恵まれました。青空の下の桜は、本当にきれいです。

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まだ五分咲きでしたが、娘は楽しそうでした。

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東京と違って、お花見の宴会風景はあまりなく、静か‥‥。のんびり桜を眺められます。

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今まで知らなかった桜の道を発見して、大喜び。里帰りしてみるものですね。

‥‥つかの間の休息でしたが、今後の気持ちの切り替えをしっかりとできた帰郷でした。

 


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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
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このページは、さえきあすかが2014年4月15日 05:55に書いたブログ記事です。

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