2014年6月アーカイブ

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片方の端に切れ目の入った、金属製の筒‥‥。錆が広がってしまっていますが、もとは金色にキラキラ輝く、高級感あふれるものだったことでしょう。金色が見えると、真鍮製のようにも見えますが、錆びていることからもわかるようにブリキ製で、金色は「キリンス」と呼ばれる、錆止め加工とのことです。

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切れ目の下には、桜のマークと「櫻クレィヨン」、「實用」、「新案」の文字がプリントされています。短くなったクレヨンをはめて使った、ホルダーなのでした。ちなみに1本の長さ55ミリ。 赤みがかった色合いの桜が、錆びてもなお鮮やかで、ステキですね。

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文字が見えづらいのですが、真ん中のキャップには「新案」の文字が‥‥。 小さくて、金色の部分が反射してしまうこともあり、私の安物カメラでは、うまく撮るのが難しいです。

この時代の小さな文房具は、可愛らしくて、意外と凝っている部分もあり、集めていると楽しくなりますね。‥‥って、いつも同じことを言っているような‥‥。 

そういえば、娘もクレヨンで遊ぶのが大好きで、絵を描くのも、塗り絵もクレヨンです。気がつくと、赤色だけがずいぶん短くなっていました。子供のころって、なぜか赤系の色にひかれますよね!

 

【 おまけ 】

最近、特に気に入って身につけているモノをご紹介します。

左は、ギベオン隕石のリング。右は、富士山の溶岩石ブレスレット。なんでも昭和58年5月25日以降に、山梨県南都留郡鳴沢村にて採掘された溶岩石だそうです。私とは相性が良く、身につけていると、何か元気が出るようで、いつも連れて歩いているのでした。隕石に溶岩! 宇宙と火山が由来のものだなんて、いかにもパワー強そうですよね。

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余談ですが、先週は何十年ぶりかで、中耳炎になってしまいました。病院通いが続いた上に、娘の幼稚園ではプールがスタートしたこともあって、水着の洗濯・乾燥も毎日、以前からのお弁当づくりも引き続きなので、実にハードな日々‥‥。

感激したのは、プール初日に先生が「プールには水の神様がいるから、入る前にお清めをしました」といわれたこと。こういう謙虚な気持ちって、大切ですよね。  

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6月5日に梅雨入りしたとたん、東京は途切れなく雨が降り続き、洗濯物を外に干すこともかないません。その前は30℃越えの暑さが続いていたこともあって、心身ともになんとなーく疲れがたまってしまう昨今。

そんな雨降りの7日、根津にあるギャラリー・マルヒさんへ行ってきました。そうです、以前ちらりとお知らせしました、エキスポさんの個展を拝見しに行ったのです。 

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しっとりと雨に濡れた路面に、「MARUHI」さんの看板が出ていました。 

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看板の矢印にしたがって、狭い路地に入っていくと、軒先に丸に「ヒ」の看板が‥‥。 

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建物の懐かしい感じのする佇まいに、ちょっとほっとして。 

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年代を感じる木造家屋に感激しつつ拝見。窓ガラスに貼られているのは、どれもエキスポさんにあったモノたちです。 

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モノたちが、現物ではなく写真で展示されている様子に、これらがすでに想い出になってしまっていることを感じ、なんともいえない気持ちになります。 

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そして、奥には、火事の様子を写した写真と、黒く焦げたモノたちが‥‥。

店内の様子を見ると、いかに火の勢いが強かったのか、思い知らされました。

2月にお店にうかがった時に、「中を見て行く?」とオーナーに声をかけてもらいましたが、見ることができませんでした。でも、こうして写真で見ると、悲しいとか、ショックという気持ちよりは、なんともいえない迫力に、不思議な感覚になったものです。 

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火事にあわれてから4ヶ月、よくここまで整理し、形にされたと脱帽です。 

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エキスポさんに集められたモノたちは、今まで数多くのマスコミに取り上げられ、当時を伝える貴重な資料として活躍をしてきました。 

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帰り間際、オーナーとお話することができました。

「かえるちゃん、俺はコレクションの行く末を心配してきたけど、モノのほうから終わりを選ぶこともあるって、知ったよ」

「モノたちは、オーナーをおしまいの場所に選んだのですね」

「そう思うことにした」 

 

 

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入口には、復活を望むたくさんのメッセージが‥‥。 

 

最後になりましたが、一番上に載せた写真の金属のソファーは、この日求めたモノです。宝石箱なのですが、フタを開けると、鏡を取り付けた部分は熱で溶けて固まっていて、全体もススがつき、焦げくさい臭いも残っています。私はエキスポさんの形見として、つれて帰ろうと思いました。

思えば、エキスポさんとは20年以上のおつきあいで、行くたびに楽しくて、ついつい長居してしまう、居心地のいい空間でした。このソファーのように、ふわふわとした座り心地のいい場所という感じでしょうか。いつでも当たり前のようにあって、ずっと続いていくと思っていた空間‥‥。もっと訪ねておけばよかったと、今さらながら悔やまれます。

オーナー、Aさん、ありがとうございました。

感謝の気持ちをこめて、次の発信を待っています。 

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高さが5センチほど、手のひらに乗ってしまうほどの小さなオモチャ。ピンと立ったクロネコのシッポに、これまた小さな輪を入れてゆくシンプルな輪投げゲームなのですが、注目してしまうのは、輪がオリンピックの五輪の色であることです。東京オリンピックの時に発売されたゲームなのでしょうか。 

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ケースの中のクロネコさんは、スタイルもさることながら、首に金のリボンをきりりと締めて、なかなかオシャレな感じ。ゲームとしては、これ以上ないくらい単純明快ですけれど、全部入れるのは本当に難しい‥‥。久しぶりに持ち出したのを機会に、しばらく頑張ってみましたが、うまくいかず、あきらめてしまいました。トシのせいかしら、こらえ性がなくなったようです‥‥。 

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当たり前ですけれど、後ろから見ると一本線で、全然印象が違います。 

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透明なカプセルの形が、子供のころ見かけた20円のガチャポンのカプセルに似ていて、懐かしい感じがします。

 

【おまけ】

五輪つながりということで‥‥。

昭和39年の東京オリンピックのとき、国立競技場が完成した時には、開会式で航空自衛隊のブルーインパルスが、空に五輪の輪を描いたんだそうですね。先日、その国立競技場最後の日、5月31日にもブルーインパルスが記念飛行をすると聞いて、写真を撮ってみました。

前日の予行のときにも、偶然見ることができた私は、翌31日の本番、もっと眺めのよいところで写真を撮ってやろうと、マンションの最上階に住んでいる友人宅へお邪魔して、一緒にブルーインパルスを眺めたのでした。

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遠くから、ビューンと雲を引いて飛んできて‥‥。 

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一直線に上空を通過!

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また戻ってきてくれて‥‥。 

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カーブを描いて帰っていきました。

ほんの短時間、10分ほどの間でしたが、迫力あるシーンに感激!娘も大喜びでした。

 

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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