2014年5月アーカイブ

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文京区本郷に、"金魚坂" というお店があります。娘が産まれる前に何度か訪れているのですが、創業350年の金魚、錦鯉の卸問屋さんであり、喫茶室も併設されているという、素敵なお店なのでした。

けっこう広くて、都会の真ん中とは思えない空間に、はじめて行った時は、ビックリしたものです。また行きたいなぁと思いつつも、娘をつれて行こうものなら、「金魚がほしい!」と騒ぎ出すのがわかりきっているので、怖くてつれて行くことができません。近所のクリーニング屋さんでも、一緒にいくたびに、飼われている金魚に餌をあげているくらいだからです。

金魚坂のことを考えていたら、ガラスケースの中にいる、わが家のブリキの金魚たちと目が合いました。久しぶりに外へ出して、5匹を並べてみると、色鮮やかで涼しげで、これからの季節にいい感じです。玄関にでも飾ろうかしら?

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吹き付け塗装のこの子は、顔が一番のお気に入りです。目がくりくりしていて、とても愛嬌があります。ちょっと、コルゲンコーワのケロちゃんを思い出させるような顔つきですね。長さは90ミリ。 

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こちらは水に浮かぶ蓮の花や、泳ぐ金魚などがプリントされた3匹。大は長さ115ミリ、中は85ミリ、小は50ミリです。この手のカラフルな絵柄の方が、時代を感じさせて楽しく、また水に浮かべても子供のおもちゃらしくて、可愛らしいですね。 

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一番古そうな金魚はこの子かな。長さ80ミリ。もう絵柄がほとんど見えなくなってしまいましたが、上の金魚たちに至る、デザインの変遷を思わせて、興味をひかれるのです。 

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ついでに裏面もご覧に入れましょう。プリントされているもの、吹き付け塗装が中途半端に腹へ回っているもの、ブリキの生地のままのものなど、やり方もさまざま。塗装も禿げ、錆びてもいますが、そこは"アンティーク"、味わいのひとつとして愛でています。 

そうそう、金魚といえばNo.163で、セルロイドの金魚もご紹介しました。こうした小物は、素朴なだけにデザインの変化が楽しめて、集めていても面白いですね!

 

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娘の幼稚園がスタートして、1ヶ月経ちました。早いものです。今まではなかった、お昼のお弁当が間近に迫ってきたので、お弁当箱はもちろんのこと、ランチョンマットやお弁当箱のケースづくりなど、こまごました準備にとりかかりました。食の細いうちの子に買ったのは、一番小さなアルマイトのお弁当箱です。

年少さんは、プラスチック製の両側をパチンととめるお弁当箱はダメで、輪ゴムでとめるお弁当箱から‥‥と先生の指示が。ちょっと意外な気がしましたが、あけたてが簡単なものから、との配慮でしょう。

お弁当袋も、既製のキンチャク袋は不可とのことで、ミシンで自作することに‥‥。家事全般が得意とはいい難い私にとって、修行のようですが、頑張りたいと思います。

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そういえば、わが家にも古いモノがありましたっけ。小物入れにでもしようかしらと求めた、お花柄のアルマイト製お弁当箱です。真鍮の金色まで行きませんが、ゴールドベース?とでもいうべき、アルマイト独特の何ともいえない色合い、懐かしく思われる方も、多いのではないでしょうか。

ちなみに大きさは、大きいほうが長さ125ミリ、深さ40ミリ。小さいほうは長さ113ミリ、深さ33ミリです。小さいほうを大きいほうの中にしまえるようになっているので、最初からセットとして売られていたのでしょうね。

描かれているお花は‥‥、なんでしょうか。絵柄もやさしい色づかいで好きなのですが、何のお花かは、ちょっと見当がつきかねる描き方です。

そうそう、アルマイトのお弁当箱といえば、No.27でもご紹介していました。娘もまだまだ小さくて、どこかにつれていくにしても、ヒヤヒヤしたっけ。このときはまだ、ささいなことでよく泣きましたからね~。

 

【おまけ】 

昭和記念公園に行ってきました。こちらの公園は、本当に大きくて、写真のようなお花畑もあるし、実に見事な公園だと、行くたびに感心しています。

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休日に行ったので、すごい人でしたが、でも、広いから大丈夫。大きく深呼吸して、気持ちよかったです。 

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娘も太陽の眩しさと、広さに「すご~い」と喜んでいました。 

  

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一生懸命お小遣いを貯めて、なにか重要な時に、勇気を出して貯金箱を壊す‥‥。子供のころ見た漫画やアニメで、そんなシーンに出てくるのは、どういうわけかブタさんの貯金箱が多かったように思います。この手の貯金箱、今でも雑貨屋さんなどで見かけることがありますから、定番になっているのでしょうね。

少し前に、子供とテレビアニメ「おさるのジョージ」を見ていたら、やはりブタさん貯金箱が登場。われた貯金箱をさびしそうに眺めていたジョージ、次にブタさん貯金箱を買うときには、底にお金を取り出すフタがあることを、確認して買っていたっけ。

今回ご紹介するのは、そんなブタさんの貯金箱なのですが、普通にイメージするものとちょっと違って、全長80ミリ、高さ50ミリという、手のひらに乗るくらい小さなものです。 

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陶器製で、白地というよりは、少しクリームがかった色をベースに、大小のお花が散りばめられているのです。しっぽもこのとおり、ブタさんらしく、くるっとまいています。 

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よく見ると、お鼻も耳も、しっかりとデザインされており、まんまるお目目は可愛らしく、口元はニッコリと笑っています。 

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そして、お腹には「MADE IN OCCUPIED JAPAN」の文字が‥‥。前回同様、「占領下日本」でつくられた貯金箱なのでした。もちろん、この刻印に惹かれて求めたのです。

こういう動物のグッズは、娘に見つかると、自分のオモチャとして扱われるので、要注意です。ついさっきも、ちょっと目を離した瞬間に、小さく切った折り紙を入れられてしまいました。トホホ‥‥。まぁ、壊さなければ許してあげましょう。もう少し大きくなったら、たくさん貯金ができる、大きなブタさん貯金箱を買ってあげたいと思っています。 

貯金箱といえば、娘の幼稚園で「1円募金」なるものをしたときのこと。その貯金箱は、お金をのせると、招き猫がでてくるというカラクリつきの貯金箱で、すんなり動けばよかったのですが、うちの娘がやった時は、やり方が悪かったのか動かず、よく理解できなかったようでした。そうそう、最近のものでは、お金の金額別に分別してくれる貯金箱もあるとか。それにはちょっと魅力を感じています。

 

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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