今回ご紹介するのは、アルマイト製の洗面器。写真の撮り方が上手でないので、ちょっと青みがかって見えますが、新品同様にピカピカです。京都の骨董屋さんで見つけました。
直径24センチ、側面には鳥の形に「SS」と入れたマークを一番上に、「S・S 高級キャラメル」、「京都特約店」、「京栄商事株式会社」、「〒 本 2217」と書かれています。お風呂屋さんでよく見た、「ケロリン」などの広告入り洗面器を思い出しますね。
でも、お菓子の名前が書いてある洗面器なんて、私ははじめて見ました。ひと目で気に入り、「台所で玉ねぎやジャガイモを入れて使ったら、かっこいいだろうなぁ」と思って、ウキウキと連れ帰ったのをおぼえています。
よく見れば、この広告の主である「京栄商事」の所在地もご当地、京都。 そんな出会いから、かれこれ20年は経ちました。本当に時間の経つのは早いですね‥‥。
【おまけ】
最近、悲しくなったことがあります。それは、上野松坂屋の南館が、来年1月末をもって閉館、建て替え工事に入ることになったからです。
店員さんのお話では、新しい松坂屋には、屋上の遊園地も、オモチャ売り場も復活する予定はないとのこと。思えば、上野松坂屋は、私が子供を産んでから、本当にお世話になったデパートでした。"デパート=上野松坂屋"と認識している娘に、遊園地とオモチャ売り場がなくなることを、どう説明しようかと、寂しい思いで眺める今日この頃なのです(本館は残るんですけどね)。
聞いたところによると、今後は20階以上の高層ビルとなり、映画館などが入る複合施設になるとか‥‥。上野で一番高いビルになるのでしょうか。そんな大きなビルができたら、上野の街もずいぶんと変わるんでしょうね。不忍池とか見下ろせるようになるのかな。
でもまぁ、オリンピックを7年後に控え、来年からの消費税増税のこともあってか、ほうぼうで解体の案内が貼られたビルを目にしますし、すでに更地になっていて驚かされたり。東京の街は、まるで生き物のように、加速度的に変貌しているように思えます。
そうそう、上野松坂屋の屋上といえば、東京オリンピックの時に使用されたポールとか、今後どうなるのでしょうね。過去にご紹介した上野松坂屋の記事は、以下にリンクしておきますので、興味のある方はご覧ください。
No.55、No.102、No.116、No.122、No.163、No.188
お陰さまで、娘も大きくなりました。