No.218 「MADE IN OCCUPIED JAPAN」のブタさん貯金箱

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一生懸命お小遣いを貯めて、なにか重要な時に、勇気を出して貯金箱を壊す‥‥。子供のころ見た漫画やアニメで、そんなシーンに出てくるのは、どういうわけかブタさんの貯金箱が多かったように思います。この手の貯金箱、今でも雑貨屋さんなどで見かけることがありますから、定番になっているのでしょうね。

少し前に、子供とテレビアニメ「おさるのジョージ」を見ていたら、やはりブタさん貯金箱が登場。われた貯金箱をさびしそうに眺めていたジョージ、次にブタさん貯金箱を買うときには、底にお金を取り出すフタがあることを、確認して買っていたっけ。

今回ご紹介するのは、そんなブタさんの貯金箱なのですが、普通にイメージするものとちょっと違って、全長80ミリ、高さ50ミリという、手のひらに乗るくらい小さなものです。 

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陶器製で、白地というよりは、少しクリームがかった色をベースに、大小のお花が散りばめられているのです。しっぽもこのとおり、ブタさんらしく、くるっとまいています。 

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よく見ると、お鼻も耳も、しっかりとデザインされており、まんまるお目目は可愛らしく、口元はニッコリと笑っています。 

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そして、お腹には「MADE IN OCCUPIED JAPAN」の文字が‥‥。前回同様、「占領下日本」でつくられた貯金箱なのでした。もちろん、この刻印に惹かれて求めたのです。

こういう動物のグッズは、娘に見つかると、自分のオモチャとして扱われるので、要注意です。ついさっきも、ちょっと目を離した瞬間に、小さく切った折り紙を入れられてしまいました。トホホ‥‥。まぁ、壊さなければ許してあげましょう。もう少し大きくなったら、たくさん貯金ができる、大きなブタさん貯金箱を買ってあげたいと思っています。 

貯金箱といえば、娘の幼稚園で「1円募金」なるものをしたときのこと。その貯金箱は、お金をのせると、招き猫がでてくるというカラクリつきの貯金箱で、すんなり動けばよかったのですが、うちの娘がやった時は、やり方が悪かったのか動かず、よく理解できなかったようでした。そうそう、最近のものでは、お金の金額別に分別してくれる貯金箱もあるとか。それにはちょっと魅力を感じています。

 


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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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このページは、さえきあすかが2014年5月 9日 20:40に書いたブログ記事です。

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