No.54 薄紫色のセロリバースと、展望ラウンジから見た本郷館

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今回ご紹介するのは、日本のモノではありません。イギリス製の"セロリバース"です。天沼寿子さんが書かれた『心地よい暮らしをつくる カントリーアンティーク』(集英社be文庫)を読んで知り、なんでも、セロリを葉っぱのついたまま立てて、食卓でポリポリ食べる時に使う花瓶だそうで、昔の日本の食卓では考えられない食器ですが、そこがまたオシャレというか、かっこいい気がしたのです(書籍の中では、セロリーベイズと書かれていますが、私が求めた時は、セロリバースといわれたので、こちらでご紹介します。セロリベースともいうそうです)。思えば、フランスパンやセロリって、紙袋から見えていると、かっこいいって子供の頃思っていました。セロリを食べる姿も、かっこよく見えたけど、食べてみると、期待したほど美味しくなく、ガッカリした記憶があります。なので、わが家にやってきたセロリバースは、セロリじゃなく、お花を生けているのでした。薄紫色をした、美しいガラスの器で、重さもあるので、倒れることもなく、お気に入りなのです。

この写真は、娘の雛人形を飾った時に、お花を生けて、やっぱりステキだなぁと撮影したものです。早すぎるといわれそうですが、懐かしい気持ちになったので、ご紹介しようと思ったのでした。だって、今より部屋が片付いていました。この頃は、娘がハイハイができるようになったばかりで、部屋をちらかすなんてことはなく、ずいぶん楽だったなぁ(遠い目)。今では娘が歩くたびに、さまざまなモノが床に置かれたり、すき間に詰められたり、「なんでここに、こんなものが?」と思うこと、1日のうちに数知れず‥‥。まぁ、見ていると、おもしろいんですけど、部屋の中は、整理整頓という言葉はありません。娘の手が届かないように、どんどんモノが上に積み上がり、部屋の撮影なんて、する気にもなりませんし、そういえば、お花もずいぶん買っていないなぁ。台所にいると、娘が音もなく背後に立っていたりして、「びっくりするでしょ~!」なんて、朝から大騒ぎ。思い起こせば、ちょうど昨年の今頃、今まで寝たきり(?)だった娘が、首がすわってきて、夜中にガバッと頭を起こした時も、びっくりしましたが、赤ちゃんの成長って、想像以上に早くて、日々勉強してます。

 

 気になる街角 

< 本郷館 その4 おしまい>

文京区シビックセンターの展望ラウンジから、本郷館方面を撮影してみました。赤い大きな屋根がおわかりになるでしょうか。あれが本郷館です。

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下の写真では、赤い屋根はもうありません。どれだけ大きな建物だったのかが、よくわかります。壊すのに1ヶ月はかかるとのことでした。長い間、お疲れ様でした。

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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このページは、さえきあすかが2011年9月18日 08:00に書いたブログ記事です。

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