今回ご紹介するのは、今の季節にぴったりの1品。桜マークのエンボス入り哺乳瓶です。思えば、この不思議な形のビンが哺乳瓶だと知ったのは、いつ頃だったでしょう。最初に見た時は、尿瓶かと思ってしまい(本当にスミマセン)、ずいぶん小さいなぁと思ったりして‥‥。哺乳瓶だとわかってからは、いろんなデザインがあることに驚き、欲しいと思ったのですが、結構お値段がしたので、あきらめたこと数知れず。
でも、この哺乳瓶は特別なんです。だって、とても小さいの。どれくらい小さいかというと、No.82でご紹介した、高さ22ミリのKBKビンと、高さ63ミリのインク瓶と一緒に撮影してみましょう。ね、とても小さくて、可愛らしい哺乳瓶でしょう。ビンに描かれた、大きな桜マークもステキですよね~。
全長55ミリ。 横幅が33ミリです。
裏面には「MADE IN JAPAN」の文字が‥‥。
求めた骨董屋さんによると、この哺乳瓶は、イギリスはロンドンの"ジュビリーマーケット"の中で、ビンばかり売っているお店に並んでいたそうです。たくさんのビンにまじって、桜マークを見つけた時は、とても嬉しかったと話してくれました。
なんでも、ビンばかり売っていた業者さんが、東京に来た時に、まとめて古いモノを買った中に、この哺乳瓶が入っていたそうで、他には輸出用のビスクドールなどがあったとか。なので、輸出用の人形遊びの哺乳瓶ではないか?とのことでした。つまり、この哺乳瓶は、小さいながらも東京からイギリスへ渡り、再び日本へ帰ってきたのでした。 ちなみに、求めたのは平成6(1994)年です。
小さいながらも、ちゃんと立ちます。
今にも割れてしまいそうな薄いガラスで、 気泡もポツポツ。
手づくりの小さな紙箱に入って、私のもとへやってきました。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ご案内 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
★期間★4月21日~5月6日 (月・火は定休日)
★時間★13:00~21:00 (最終日は19:00まで)
気になる街角 *平成24(2012)年 お花見レポート①*
4月7日(土)早朝の不忍池です。寒気の影響で、気温6度。寒い~。でも、すでにお花見の場所取りはスタートしていました。
この時期の東京って、本当にきれいです。
今年のお花見は、何ヶ所まわることができるかな。
娘も桜を指して、「さくら~」といえるようになりました。