7月6日の夜のこと。歯ブラシを持った娘が、ゴロゴロしていた私のそばに来て、「お口み~せて」といいました。「あ~ん」と口を開けると、歯ブラシをつっこんで、ゴシゴシ。‥‥‥。なんだか、カバになった気分です。2歳を過ぎてから、どんどん言葉を覚えてくる娘の姿に、嬉しくもあり、「なにこれ?」と、毎日何度も聞かれるので、たいへんだと思ったり。でも、娘に歯みがき?をしてもらっていたら、古い歯ブラシがあったことを思い出しました。未使用の"ライオン歯刷子 小學生 教練用"と書かれた、白い歯ブラシです(象牙のような‥‥)。
ライオンといえば、明治24(1891)年に小林富次郎さんが、東京神田に石鹸やマッチの原料取次ぎ店、小林富次郎商店を設立したのがはじまりだそうです。明治28(1895)年には、歯磨き市場の研究&商品開発をはじめられ、翌年には、粉ハミガキ"獅子印ライオン歯磨"を発売。明治44(1911)年には、日本初のチューブ入り練歯磨"ライオン煉歯磨"を発売しました。その上、歯磨きの販売だけにとどまらず、店員のための学校や、商品開発の施設を開設し、大正3(1914)年には、東京歯科大学の指導にもとづき、"萬歳歯刷子"を発売しました。詳しくは、ライオンの歴史を見ていただくとわかりますが、ライオンの歯磨きに取り組む姿勢は、100年以上前から、素晴らしかったということを、あらためて思いました。ちなみに、この歯ブラシは、紙袋に入っていて、長さは126ミリです。
ライオン歯刷子を探していたら、プラスチックの子供用歯ブラシも出てきました。長さは140ミリ。ライオン歯刷子より、少しだけ大きいです。現在の歯ブラシと比べると、 ブラシ部分が大きいのが特徴です。30ミリありますからね。娘が今使っているのは10ミリですから。一瞬、昔の人って口が大きかったのかと思いましたが、歯ブラシのほうが、進化したのでした。このカラフルな歯ブラシは、持ち手の絵柄が、野球少年、ニワトリ、ウサギ、パンダと可愛らしいです。手書きなので、2本あるパンダを比べると、顔の大きさとか、まったく違うんですよ。
おまけ
お友達のママにいただきました。お台場で売っているそうです。箱を開けた瞬間、娘は大喜び。でも、「ショクパンマン食べちゃった~」と、少し寂しそうな表情をしたのが印象的でした。寂しいといえば、私は早起きです(早く寝ます)。朝は4時、遅くとも5時半には起きているのですが、夏至を過ぎてから、陽が短くなったなぁと感じています。ついこの前まで、4時はもっと明るかったのに‥‥。ちょっぴり寂しいです。