No.146 大阪四天王寺の骨董市からきた、精工舎ガラス製置時計

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私のコレクションを飾っている、"カリモク60"のガラスケースを眺めていたら、ふと、このガラスの置時計が視界に飛び込んできました。思えば、そこいることが当たり前になっている時計で、かれこれ20年以上のおつきあいのような。そう、古いモノを集めはじめた頃に求めた時計なのです。出会ったのは、大阪の四天王寺で毎月21日に開催される骨董市でした。 

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修理をして動くようにしようと思いながら、飾りのまま今日までわが家にいるのですが、野イチゴのデザインと(色がはげているのが残念ですが)、ピンクとグリーンの色合いが、なんとも可愛らしく、正面から見ると透きとおったガラスも、お気に入りです。 

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大きさは、横幅105ミリ、高さ80ミリ、奥行き58ミリで、文字盤の中央に描かれた"S"がトレードマークの、精工舎の置時計です。 

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裏面からのぞくと、透きとおっているのがよくわかります。 

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それにしても、モノっておもしろいなぁと思うのは、その当時のワクワクした気持ちや、景色を思い出させてくれることです。特に古物は、今買えるモノではありませんから、その時の出会いに真剣勝負です。ずっしりと重たい、この時計を手に持つと、ほかのモノと合わせて値切ったことや、四天王寺の骨董市会場の景色、新聞紙に包んで宅急便で送ったことなど、20年も前のことなのに、ぼんやりと浮かんでくるのです。 

 

おまけ

時々祈りたくなります。大きなものに‥‥。

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そんな時は、茨城県牛久市にある、牛久大仏っていいと思うのです。とにかく大きい。なんと120メートルの高さで、世界一なんだそうです。

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見上げて、ただただ祈ります。

 


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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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このブログ記事について

このページは、さえきあすかが2012年10月17日 07:00に書いたブログ記事です。

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