No.193 陶器でできた、外輪船と飛行船の小さな貯金箱

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今回ご紹介する貯金箱2点は、そんなに古いモノではありません。6年くらい前でしょうか、旦那サンと高尾山に行く途中にあった、昔ながらのお土産屋さんで、出会った貯金箱です。それも、薄暗い店内の棚の上に、ひっそりと隠れるように並んでいました。

ほかにも観光地のペナントや、ひと昔前に流行したキャラクターの筆箱など並んでいて、今にして思えば、もっとじっくり見ればよかったと悔やまれるのですが、外輪船と飛行船という夢のあるデザインに惹かれて、この貯金箱を求めました。 

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外輪船というと、歴史の教科書に出てくる、ペリーの黒船というベタな記憶しかなかった私ですが、明治から昭和の初めごろまで、利根川などを走っていたそうです。

当時の絵葉書も何枚か見たことがありますが、船の形としても実に個性的でカッコよく、感激したのはいうまでもありません。そうそう、年に数回訪れる潮来にも、戦前まで結構走っていたそうですよ。外輪船の歴史も、調べると楽しそうですね。 

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この外輪船の大きさは、長さ85ミリ、高さ80ミリで、貯金箱としては小さめです。貫入模様が独特で、子供向けとしては、ちょっと渋い色合いですが、形はご覧のとおり寸づまりにデフォルメされていて、オモチャっぽい可愛らしさがあります。

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こちらの飛行船も、外輪船以上にまんまるくて、つんと上を向いた鼻先が、なんとも愛らしいですね。長さ90ミリ、高さ70ミリと、少し小ぶりです。 

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2つ並べると、こんな感じです。私としては、もう少し実物っぽい形のほうが好みなんですけど、お値段も可愛らしかった(?)ので、ヨシとしましょう。 

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おまけ

8月中旬のこと、娘と出かけた公園で、セミのぬけがらを大量に見つけました。

私は、こんなにセミのぬけがらを見たのは、生まれてはじめてのことです。娘は「セミさん!」といって、ぬけがらに夢中になりまして、木や葉っぱにひっついたぬけがらを、とるは、とるは、なんと40匹以上! 100円ショップで買った虫カゴの中に入れて、しばらく飾っていました。 

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そんなセミの鳴き声も、あまり聞こえなくなった9月 中旬のこと。台風が過ぎた後、公園にどんぐりの木を見に行ったら、大量に落ちていました。もちろん娘は大喜びでひろいまくり。セミに比べると可愛いものですが、今年はどんぐりが落ちるのが早くないでしょうか?

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それにしても、昨年より自主的に興味があるモノに手を出すようになった娘に、大きくなったなぁと、しみじみ思うのでした。

ちなみに、どんぐりは、写真に写っているこの倍はあって、ザルにてんこ盛りになっています。 

 


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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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このページは、さえきあすかが2013年9月29日 12:12に書いたブログ記事です。

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