No.35 戦前の浅草寺絵葉書と、自転車で早朝の浅草へ行く

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子供の頃から自転車が大好きでした。親戚のおじさん宅が、自転車店だったということもありますが、自分の好きなように進めて、細い道でも通ることができて、風も匂いも、身体で感じることができる自転車は、私の探検仲間であったに違いありません。その思いは、毎回田舎に帰ると発揮されていて、年に1度しか帰らないのに、だいたいの道やお店など、町の変化が頭に入っているのは、私のささやかな自慢です。子供が出来たことにより、数年後には自動車の免許を取ろうと思ってはいるのですが、う~ん。一番大好きだった友人を、自動車事故で失っている私としては、この大都会で運転することが、よろしいのかどうなのか、ちょっと考えてしまうところです。

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話が横にそれましたが、そんな自転車好きな私の、探検意欲がフツフツと湧いてきたのは、子供と一緒に自転車で移動できるようになってからのこと。少しずつ距離をのばし、時に迷子になりながら、毎日のように移動するうちに、どんどん遠くへ行くようになったのです。そして、日々地図を見るようになりました。東京はなんて坂道が多い土地なのだろうと思いながら。わが家から、一番坂が少ない方角は南です。だけど坂が少ないということは、ビルが多く、車も人も多い。多少しんどくても、おもしろくて、趣きのある町は、坂道とともにあります。次の目標は、坂を登って下って、また登って下った先にある浅草かな。古くからの観光地、浅草の"観音様"として親しまれている"浅草寺"は、私が書くまでもなく、古来より人々の信仰に支えられ、東京の一大名所として栄えてきました。距離的には行けないはずはないと、地図で確認しつつ、日曜の早朝なら車も少なく、安全に行って帰って来られるでしょう。

‥‥というわけで、早速行ってみました。早朝の浅草へ。
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35-6.JPGもちろん梅雨の合間の晴天をねらってです。案の定、車も人も少なくて、普段当たり前に耳にしている車の音も、人の話し声も聞こえず、坂を下る自転車の車輪の音だけが響いていました。遠くに見えるスカイツリーも完成間近で、浅草界隈は、またひとつ大きな観光スポットを身近に置くことにより、ますます元気に栄えていくのでしょう。なんて思いながら、人が少ない道というのは、進み放題なわけで、下り坂でもブレーキをかけなくていいし、スイスイと気持ちいいこと、この上なし。6時前に到着した浅草寺は人が少なく、当然のことながら、お店は開いておらず、商店街もガラガラでした。写真を撮ってみたものの、早過ぎました。少々暗い仕上がりです。仲見世商店街では、「がんばれ東北、がんばろう日本、仲見世商店街も応援します」と書かれた垂れ幕がかかっており、帰り道では、「がんばろう日本」と書かれたはとバスがいました。私も普通に暮らせることに感謝しながら、東北商品の購入や義援金など、ささやかではありますが、継続できることはしなければ‥‥。
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35-8.JPG話を浅草に戻しまして、今回は戦前の浅草寺絵葉書をご紹介します。当たり前ですが、今とは様子が違います。けれど、楽しそうな雰囲気は、まったく変わりません。思うに、どんどん変貌を遂げる東京ですが、神社仏閣は、唯一昔を感じられる風景なのかも知れません。変わることも大事。けれど変わらないことも大事。そのバランスが、これからますます問われてくるような気がします。
次回No.36では、浅草の続編としまして、戦前の浅草でお買い物をしてみましょう、というお話です。なにが買えるでしょうか? 私的には、ひさしぶりにワクワクしたお買い物でした。

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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このブログ記事について

このページは、さえきあすかが2011年7月 4日 20:00に書いたブログ記事です。

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