No.60 懐中時計を抱えたキューピーの文鎮と、夢の島熱帯植物館

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キューピーさんって、本当に赤ちゃんの体型をうまく表現しているなぁと、しみじみ思ったのは、子供を産んでからです。お腹の曲線といい、顔のぷっくりしたところといい、おでこの感じといい、まさにそのとーりって感じです。今回ご紹介するキューピーの文鎮も、ご覧ください。なんて、可愛らしいのでしょうか。膝にのせて左手で持っているのは懐中時計ですが、文字盤部分は方位磁石になっています。底には「MADE IN JAPAN」の文字がありますから、輸出用につくられたのでしょうか。実に凝った文鎮なのでした。

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このキューピー、数種類あるそうですが、私が持っているのは、この子だけです。アンチモニーでつくられたモノって、色がない分、怖い感じに仕上がっている場合が多いのですが、このキューピーは、つくられた職人さんがお好きだったとしか思えないほど、可愛らしい仕上がりだと思います。小さな右手を広げて、お腹をさわっている姿も、可愛らしい。娘もよくそんな仕草をしています。

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つくられた年代ですが、『20世紀我楽多図鑑』(北原照久著 PARCO出版発行)の中では、同じシリーズの文鎮で、横になったキューピーが、1930年代のモノとして紹介してあります。また、TIMEKEEPER 時計ドットコムの中でも、大正から昭和初期のモノだろうと、ていねいに紹介してあります。参考になさってください。

  

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9月最後の日曜日に、夢の島熱帯植物館へ行ってきました。正直いうと、植物館や動物園って、子供ができるまで、意識して行こうって気にはならなかったのですが、子供が歩くようになると、この類の施設って、本当にありがたい存在だと、あらためて思いました。この日も、ハロウィン前ということで、入口の芝生の上に、大きなカボチャがゴロゴロ置いてあったのですが、娘は大喜び。まわりの子供たちを見ながら、同じようにたたいたり、登ったりしています。館内にもハロウィン用に、帽子や洋服などが置いてあり、自由に着て写真撮影ができるスペースまでありました。親子で楽しそうに、撮影会をしている様子を眺めながら、うちも娘が嫌がらなければ、撮影したよなぁと思ったりして‥‥。それにしても、ハロウィンって、今まで意識していませんでしたが、これからは、季節の風物詩(?)として、とらえていくことになるのでしょうか。

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両手をあげて、バランスをとりながら、芝生の上を楽しそうに歩く、1歳4ヶ月の娘です。このヨチヨチ歩きが見られるのも、わずかな期間だと思うと、しんみり眺めてしまいます。

 


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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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このページは、さえきあすかが2011年10月13日 08:40に書いたブログ記事です。

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