No.61 散歩途中に拾った緑色のおはじきと、ジャンケンおはじき

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散歩の途中に、石ころが敷いてある場所があります。娘は石ころが好きなので、「お~」といいながらしゃがみこみ、両手で石ころをはらいながら遊びはじめました。すると、下の方から小さな緑色をしたガラス欠片が、キラリと出てきたのです。思わず、子供の頃に、実家近くの海岸で、波に流されて角のまるくなった、色とりどりのガラスの欠片を、宝物のように、喜んで拾っていたことを思い出しました。「海岸に来たみたい」、そうつぶやきながら、ガラスを取り上げると、なんと、おはじきでした。それも、最近つくられたモノではありません。

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直径は約15ミリ。写真だとわかりづらいのですが、パーをした手が描いてあります。石ころにまじっていたために、細かい傷があり、パーも薄くなっていますが、運命の出会いだと思いました。だって、古いモノ好きな私でなければ、気にも止められず、ずっと石ころにまじったまま、やがて割れてしまったと思うのです。まさに、宝物を発見した気持ちになりました。それも娘と一緒にです。すっかり嬉しくなった私は、大好きなジュエリーショップのオーナーに相談したら、ペンダントトップにしてもらえるかな‥‥。なんて思いつつ、娘との散歩記念につれて帰ることにしました。

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家に帰ると、手模様のおはじき、あったよなぁ~と思い、探してみました。ありました。マーブル模様のおはじきに、手が描いてあります。カラフルな色と、いろんな形をしたおはじきには、グー、チョキ、パーが描いてありました。ひさしぶりに見たのですが、やっぱり可愛いですね。このおはじきは、数年前に石蹴りやおはじきを集めていた、同世代のK嬢の影響で、一緒に求めたモノでした。当時練馬にあった古道具・月天や、今はなき池袋骨董館で、よく待ち合わせをして、モノの話ばかりしていたっけ‥‥。

そうそう、"ガラス集めてみました"のびっきさんも紹介しておられたなぁと思い、さっそく検索してみると、ありました。拾ったおはじきと似ているのは、"変わった、おはじき"の中で、2番目に紹介してあるモノです。もちろん色は違いますし、こんなに状態もよくありませんが、足のような手が描いてあるからです。マーブル模様のおはじきも、"ジャンケンおはじき"として紹介しておられました。 

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そういえば、落ちている(?)モノつながりで、最近意識したモノがあります。近所の木造家屋が、どんどん解体されてるのです。解体途中の現場に、以下のような古い壺が置いてあり、見るからに古そうなので、手に取ってよく見たいなぁと思い、業者の方に尋ねようかと悩んだのですが、お忙しそうなのでやめました。けれど、古くからこの地に建っていた、大きなお家でした。解体される前には、書籍や古物などを引き取る業者さんも入っていたほどです。仕方がないこととはいえ、まわりにあった大きな木々もなくなりましたから、また街並みが変わります。少し寂しいです。

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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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このブログ記事について

このページは、さえきあすかが2011年10月17日 08:30に書いたブログ記事です。

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