"ガラス集めてみました"のびっきさんが書いておられる、もうひとつのブログ"レトロなガラクタ"の中で、「惚れ込んだ物」として、ご紹介された、大きくて、ずっしりと重たい「高島屋のトランク」を見た時、「わぁ~、カッコイイ!」って思ったのと同時に、この札、いえネームタグを紹介したいって、思ったのでした。船旅につれて行くような、立派なトランクには、こんな真鍮製のネームタグをつけて、自分の名前や住所を記したのではないかと思ったからです。
このネームタグは、縦85ミリ。横48ミリ。写真だと見えづらいのですが、上のほうに小さく「実用新案」の文字があり、重厚感の感じられる立派なモノです(ネームタグにしては)。どこが、実用新案なのかというと、紐をとると、紙を挿しこめるようになっていて、裏面に氏名などを書いた紙が出てきます。この紙が簡単に取れないように、上の方がスプリング式になっていて、押さえつけるようになっているのです。たぶん、ここが実用新案なのだと思います。
横浜市戸部通りにあった"大塚商会"製で、バスケットや行李などを、販売しておられたお店のようです。横浜らしく、海を行き交う船が描かれているラベルも、船旅を連想させてくれてヨイですね。赤と青の色合いも、シブイ真鍮とお似合いで、カッコイイと思ってしまうのでした。手の平にのせて、ギュツと握ると、なんだか旅に出かけたくなります。
そういえば、旅というほどのものではないのですが、娘と日々の散歩の時に、私がよくいう「探検」という言葉。昔から知らない道や、町に行くたびに「探検する」といっていたのですが、娘も覚えたようで、自転車に乗ると、「たんけん、たんけん」というようになりました。
そんな探検(?)の成果といいますか、娘のお気に入りの公園の近くに、古い街灯を発見。
そして、小さな梅の蕾です。連日10度を下回っていますが、立春を過ぎて陽も長くなってきたし、早朝も鳥の鳴き声に活気がでてきました。もうすぐ春ですね。