No.139 名古屋戸田商店謹製 容量五十匁入りの緑色のコーヒー缶

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こちらも、今回骨董ジャンボリーからやったきた缶です。緑色なのでつい‥‥。ご覧のとおり、コーヒーの缶で、粉のコーヒーが入っていたと思われます。金色の髪の毛の男の子が、大きなコーヒーカップを右手に持ち、左手にはスプーンを持っている、可愛らしい絵柄です。「コーヒー」、「糖」の文字は大きく描かれ、下には、「名古屋 戸田商店謹製 容量五十匁入り」の文字が、右横書きで小さく描かれています。カタカナの"ト"を、マルでかこんだ屋号の戸田商店は、名古屋にあったのですね。

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裏面も、だいぶ金色がはげていますが、とてもオシャレなデザインだと思います。「The COFFEE TO」、「MANUFACTRUED BY TODA&CO」と描いてあります。

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フタには、「茶匙ニ 二杯程ヲ 茶碗ニ入レ 熱湯ヲ注ギ能クカキ混ゼレバ 即席ニ 芳香馥郁タル コーヒーヲ 召上レマス」と描いてあり、 缶の大きさは、高さが107ミリ、直径が67ミリです。どう見ても、戦前に販売されたコーヒーの缶なのですが、インスタントコーヒーって、そんな昔からあったんですね。

インスタントコーヒーといえば、子供の頃から大好きな漫画家、陸奥A子先生の漫画の中に、女の子がインスタントコーヒーを飲むシーンが描いてあって、私も飲みたい!って、あこがれの思いで読んでいました。小学生の時の話です。広口のガラスビンに入った粉が、なんとなく大人っぽくて、かっこいいと思っていたっけ‥‥。漫画の影響なのか、今でもコーヒーは大好き。飲まない日はありません。なので、戦前生まれのコーヒーの缶も、台所に飾ったらステキだなぁと思い、つれて帰ることにしたのです。

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おまけ

娘とは公園など自然が多い場所ばかり行ってきたせいか、遊園地などにつれて行ったら、喜ぶより先に、びっくりして固まってしまいました。その姿に、これはイカンと思い、最近いろいろつれて行くように‥‥。こちらは、東京ドームの"アソボーノ"です。

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はじめて来た時は、水色のボールの中に座ったまま動かず‥‥。 

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今回は2度目なので、自分から動き、安心しました。2歳2ヶ月の娘です。 

 


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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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このページは、さえきあすかが2012年8月14日 09:09に書いたブログ記事です。

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