No.152 セーターが高価だった頃の必需品(?)最新式扇形湯伸器

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これは、なにかといいますと‥‥。 

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パッケージに描かれた絵からもおわかりのように、やかんの口元に差し込んで、蒸気によって毛糸をのばすというアイディア商品、その名も"最新式扇形湯伸器"といいます。

毛糸のセーターは買ったほうが、だんぜん安い今となっては、あまり馴染みのない商品ですが、セーターが高価だった頃は、着られなくなったセーターをほどいて、新たに編みあげていました。そんな時、この最新式扇形湯伸器は、大活躍したのではないでしょうか。 

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思い起こしてみると、私が子供の頃は、まだまだセーターは高かったので、母がほどいて編み直してくれました。その時に活躍したのが、私の両手です。ほどいた毛糸を両手に巻いて、お手伝いをしていたっけ。今のように部屋も明るくなくて、暖房もストーブとコタツでしたが、ストーブの上に置いたやかんから、常に湯気がでていて、ストーブの匂いも、冬の匂いって感じがして、懐かしく思い出します。

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この最新式扇形湯伸器、私は2種類持っています。白地に青い文字がステキです。

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余談ですが、妊娠、出産を経て、ようやく商店街や地下街のお店で、自分用の衣料品を見れるようになりました。驚いたのは、この3年で洋服の値段が、メチャメチャ安くなったということです。「こんな可愛いデザインでこの値段?」と驚くこと数知れず。もちろんセーターもびっくりするくらい安いです。なので、気に入った物は、色違いで3枚くらい買ったりして、いつも同じようなカッコをしている私です。

 

おまけ 

なんだか急に冬がやってきました。29日の朝は、ついに4℃です。

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美しい紅葉を見たいと、娘と一緒に東大の銀杏を見に行きました。 

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とってもきれいな日に見ることができ、娘も大喜び。 

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銀杏の並木道は、それはそれは見事で、撮影する人たちでいっぱい。 

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そこに葉っぱをひろっては投げる娘もまじっていました。 

 


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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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このブログ記事について

このページは、さえきあすかが2012年11月29日 09:30に書いたブログ記事です。

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