ご紹介するのは、"立花製菓"の銘入り"万年スタンプ台"です。横幅60ミリ、縦40ミリの小さなブリキのケースで、地味なデザインではありますが、手のひらサイズの小ささが可愛いなぁと思い求めました。 万年スタンプ台‥‥。万年筆と同様で、ずっと使えるスタンプ台ということなのでしょうか。
立花製菓というと、残念ながら私には馴染みのないお菓子メーカーですが、『おかしな駄菓子屋さん』(京都書院発行 入山喜良著)で紹介された、"キントンアメ"の解説によると、創業は明治40年と大変古く、キントンアメのほかに"日の丸キャラメル"のパッケージも紹介されていました。"TS"の文字がはいったトレードマークも、スタンプ台と同じです。
フタを開けると、赤いインクが乾いて、上の写真のようになっていました。この万年スタンプ台の持ち主は、しっかり使用していたようで、中央がへこんでいます。立花製菓のお菓子を買うとついてきた景品なのでしょうか?
‥‥と思っていたら、立花製菓の"日の丸キャラメル・キントンアメ"のポスターをネット上で見ることができました(リンクを貼りたいと思いましたが、お店の商品でしたので、遠慮しました)。なんでも、これらのお菓子の中から、金の船賞カードが当たると、カードの点数が2倍となり、点数に応じて、さまざまな景品が当たったそうです。
商品の点数は、20点から2000点まであり、最高点数の2000点だとカメラが当たり、次に最高点数700点だと野球のグローブや万年筆、以下、300、200、150、100、50、30、20点と9段階の点数によって、お人形やハーモニカ、卓球セットなど、さまざまな景品が当たるとか。その中の50点のランクに、この万年スタンプ台のイラストが描いてありました。50点集めるのに、どれくらい日の丸キャラメルやキントンアメを買ったのかはわかりませんが、当時このポスターを見た子供たちは、なにが当たるか、ワクワクしながら、買い求めたのではないでしょうか。
おまけ①
文京区の白山神社に咲いていた梅の木です。この木だけ満開になっていました。
おまけ②
小学館発行の幼児雑誌『めばえ』 についていた、アンパンマン雛人形です。しばらくすると、娘が分解しちゃうので、その前にパチリ。小さいけど、可愛らしくまとまった雛人形です。
それにしても、アンパンマンには本当にお世話になっています。気がつくと、私のカバンにも、キーホルダーがついていたりして‥‥。