No.167 小林商店製『潤製ライオン歯磨』のビン

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今回ご紹介するのは、小林商店の"潤製ライオン歯磨"のビンです。 高さ65ミリ、横幅70ミリの大きさで未使用品。つまり、中には当時のまま、歯磨き粉が封じ込められているのです。

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「磨歯ンオイラ」とロゴが入った茶色いフタは、よくある金属でなく、ファイバーかボール紙のような材質。物資不足の時代に生まれた品物であることが感じられますね。

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ビン本体のガラスも、大小の気泡がいっぱいで、フタと同じく時代を感じさせる品質です。歯磨き粉を出して洗ったら、気泡がよく見えて、また別の魅力があると思うのですが、せっかく未使用で出会ったので、このまま保存してみたいと思います。 

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ライオン歯磨は、何種類か持っていますが(130142参照)、ビンに入っているのは、わが家ではこれだけ。中味の色はご覧のとおり、黄色というか黄土色です。 

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底には、「LION」の文字が型押しされています。「株式会社小林商店~ライオン歯磨株式会社の年表」によると、この「潤製ライオン歯磨」は、昭和9年(1934)に、粉歯磨の欠点だった、飛び散る、むせるという点を改善して発売したそうです。

 

 

おまけ

先日故郷へ帰ってきました。幸い黄砂にもあわず、この時季としは珍しいほど晴天に恵まれ、大好きな大山を眺めることができました。

しかし、うちの娘は今、イヤイヤ時期突入中。もう~、モダン珈琲さんにも行けず‥‥。 ガッカリです。いつ終わるんでしょう。

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余談ですが、ついにエルゴの抱っこ紐を処分しました。飛行機に乗る時は使うかな?と思い、昨年の8月から押し入れにしまいっぱなしだったのですが、今回使いませんでしたので、感謝してお別れしました。一時は一生使うんじゃないかとまで思ったのですが、やはりそんなことはないのですね。 

 


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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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このページは、さえきあすかが2013年3月24日 20:00に書いたブログ記事です。

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