No.63 茶色いガラスのペーパーウエイト、爆弾が描かれています。

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まんまるいこのガラスは、いったいなんでしょう。ペーパーウエイトというには軽すぎる気がするし、玩具というには、高級感あふれる感じで、ちょっと違う気がするのです。裏面には、半分に切れたラベルに、「善」と描いてありますから、たぶん右横書きで、「丸善」と書いてあったのではないでしょうか。丸善で取り扱った商品だとすると、やっぱりペーパーウエイトなのでしょうか。大きさ的には、直径60ミリで、ちょうど石蹴りサイズなのですが、石蹴りのおおらかなつくりを思うと(ゆがんでいたり、厚さがいろいろだったりします)、実に洗練されたデザインといいましょうか、仕上がりのいいガラス製品なのでした。

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中央に描かれたのは、ちょっと物騒に思われるかも知れませんが、爆弾です。立体的になっているので、爆弾部分だけ色が濃く、光に透かして見ると、同色でありながら、コントラストがステキなのです。戦時中という時代に産まれたモノですが、当時は、玩具や文具、着物や食器にいたるまで、戦車や戦闘機、爆弾などが描かれているモノがありました。今となっては、貴重な資料だと思います。爆弾といえば、以前、爆弾型鉛筆削をご紹介しています。鉛筆削りもいろんな種類があって、つくった人たちの発想のすごさに、驚かされます。

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ひっくり返すと、気泡もたくさん入っています。茶色いガラスは、ほとんど持っていないので(ボタンが数個あったかも)、貴重な存在なのでした。

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おまけ

話は変わりますが、茶色といえば、私が好きな色のひとつです。よく着ている色といったほうがいいかな。茶系の服は、着ていて落ち着くんですよね。鞄をラシットに変えたのも、色が茶系だったというのも理由のひとつです。そういえば、先日上野動物園で、まんまるい茶色い動物を見ました。モルモットです。ちょうど、ごはんの時間で、みんなで集合していました。

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ぬいぐるみみたいで可愛いですね~。 63-10.JPG


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    さえきあすか -asuka saeki-
    忘れ去られてしまいそうな、昔なつかしいモノたちに魅せられて、コツコツ集めています。古くさいけど、あたたかくて、あたらしい。そんな愛すべきガラクタたちをご紹介します。

    旧サイト連載:
    駅前ガラクタ商店街
    …昭和以前の生活雑貨録

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このページは、さえきあすかが2011年10月25日 08:30に書いたブログ記事です。

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